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家の外でも内でも、裸にひん剥かれてしまいました

ここ最近、すっかり春めいてきたこともあって(つい先日雪が降ったばかりですが)、クルマの冬用タイヤを夏用に替えてあげることにしました。
そんな訳で、今日は珍しく朝からちゃんと起きて、お出かけなんですよ。

タイヤ交換といっても、実は我が家には、使っていないタイヤを置く場所がないのです。
(トランクスペースに置いておくつもりだったのですが、測ってみると全然大きさが足りなかったという大誤算)
で、タイヤお預りサービスを行っているお店にお願いしているのです。
しかし、この「タイヤお預りサービス」というのも、結構トラブルのもとになるそうで(ホイールに傷付いたとかなんとか)、やっているところはなかなか少ないようなんですね。
ようやく探し出したのが東京にあるお店。
横浜からクルマで行くだけで、1時間は掛かってしまうところにあるので、お昼に予約していても、そこに向かうには朝から起きなければなりません。

しかし、どうも出発時間の計算がちょっと狂ってしまっていたようで、お店に着いたのは予約した時間よりちょっと遅れてしまって……すんません、すんません。
業務用ジャッキで車体をわしわし持ち上げて、冬用タイヤがスッポリと外されて、なんだか恥ずかしい状態にされてしまっています。
冬用タイヤを外されて、恥ずかしい姿にされたクルマ
クルマのこの姿を見るのって……、何というか、見てはいけない状態をみてしまったような、そんな気がしますよね。
ぼくの頭のなかでは、しずかちゃんの「キャー、のび太さんのエッチーッ!」状態なんです。
うひひひひ。(←変に興奮)

タイヤの交換作業はわずか10分程度で終わりました。
冬用タイヤをお店に預けて帰宅します。

続いては、テレビ修理のサービスマンが来てくれるのを待ちます。
先日、DVDを観ていると突然に画面がブラックアウトしてしまい、それ以来電源が入らなくなってしまったテレビです。
おかげで2週間、テレビなしの生活を強いられています。
そんなテレビ修理のサービスマン、朝イチに掛かってきた確認電話では、「お伺いは、夕方頃になる予定です」とのことでしたが、フト気がつくと、もう17時半、外は暗くなってきています。

どうなっているんだろうなーなどと思っていると……オオウ、来た来た、来ましたよ。
18時前、「遅くなりました」とサービスマン、登場です。
いよー、待ってました! こっちですよ、こっち、このテレビ。
早速見てもらうことにしたのですが、なにしろこのテレビ、台から降ろすだけでも一苦労なんです。
サービスマンとぼくとの二人がかりで、息をあわせてヤッコラセ。
床に下ろすと、電動ドライバーを小気味よくウィーンウィーンウィーンと唸らせながら数十本あるネジをあっという間に外し、裏カバーをオープンしました。

……おお、なんと美しいのでしょうか。
初めて見るテレビの内部は、基板が整然と並んでいて、美しいのです。
サービスマンが「この基板かな」と交換作業しているその横から、隣から、写真をバシャバシャ撮らせていただきました。
誰も見ることができないテレビ内部は美しい箱庭が隠されていました

いや、本当にもうこの基板に取り付けられたパーツの配列が美しくて、カッコイイんですって。
まるで箱庭なんですよ、箱庭。それも工場街の箱庭。
なんというか、パーツを見ていると、まるで工場街を見ているようなのですよね。
コンビナートがあって、プラントがあって、社屋もあって、その間を道路が縦横無尽に通っているような、そんな感じです。
このパーツに並びがまるで箱庭なんですね
こんなに美しい箱庭が、身近なテレビ内部にあるというのに、普通はまず見ることができないんですよね。
なんともったいない……。

工場街に見えるといえば、ここに使われているパーツに、もし真空管があったら、その真空管が灯す明かりがまた、工場夜景に通じるものがあったのかもしれませんねー。

そんなこんなで故障したテレビは、基板を1つ交換するだけで無事に直りました。
これで2週間も続いたテレビなし生活にもサヨウナラです。
ちなみに修理費用は以下のとおりでした。

  • 部品代:11,000円
  • 技術料:15,000円
  • 出張料: 2,100円
  • 消費税: 1,405円

合計で29,505円ですよ……うーん。
メッチャ高っ!とは思うのですが、しかし、だからと言って最新のフルハイビジョン対応の液晶テレビに買い換えるのと比べると、全然安いという、かなり中途半端な金額なのでした。

山尾悠子『歪み真珠』サイン会(紀伊国屋新宿本店)

ああ、なんだかまだ信じられないんです。
山尾悠子が新刊を出したというだけでも「あわわわ」とブルってしまったのに、さらにサイン会まで行われるとは……キャー!

そんな訳で仕事帰りに、紀伊國屋書店新宿本店へ行ってきました。
あらかじめ取り置きをお願いしていた1階レジカウンターで本と整理券を引き取り、サイン会場となっている9階に向かいます。
……が、なんてことですか。
花の週末、金曜日の夜ということで、お客さんが多いのなんの。
エレベーターがいっぱいなんですよ。

うーん、仕方ありません、9階目指して階段をエッチラオッチラ上っていきました。
すると……ラッキー!
開始時間までまだ15分ほどあったのですが、すでに列は2階分ほど伸びて、最後尾は7階あたりになっていたんです。
このまま9階までノンストップで上がると、もうブッ倒れてしまうところでした。
最後尾に並ぶと、すかさず係員がやって来て、「整理券の裏面にお名前を書かれますと、為書きもいただけます」。
ハーハーゼーゼー言いながら「判りました」。

ところで今回の本は函入りのうえ、本のカバーがパラフィン紙なんですね。
昔の「特別書き下ろし文学小説」みたいな、あんな感じです。
これだとサインをしていただくとき、どうするのかなーと思っていたら、ふたたび係員が「お待ちいただいている間に、あらかじめ函から本をお出ししておいてください」とのことで、なるほど。
まー、よくよく考えりゃ、それが当たり前のことですね。

……が。
函から出すと、本のカバーがパラフィン紙である、というところがクセモノなんですね。
なにしろ水分や脂分をよく吸い取っちゃうのですから、緊張のあまり(と、階段を7階まで上ってきた直後)、手に汗かいているしまっているのです。
こんな状態でパラフィン紙にくるまれた本なんて持とうものなら……ペトペトのバリバリのクチャクチャになっちゃうこと間違いありません。
かといってパラフィン紙を外してしまったら、きれいにくるみ直す自信もありませんし。
そんな訳で、ギリギリまでレジ袋に入れておくのでした(あったまいいー)。

そうこうしているうちに、列は徐々に進んでいきます。
3名ずつ区切って進むようになっていて、いよいよ会場に突入。
なんというか、部屋に一歩入ると空気が違うんです。
シンと静まり返った会場内に、本を置く音、ページをめくる音、ペンを走らせる音、それだけが響いてく、静まり返った緊張状態なんですね。
その緊張状態にあるのは、やっぱりご本人の圧倒的な存在感がヒシヒシと、行列している我々に伝わってくるからでしょう。

しかし、初めてそのお顔を拝見させていただく山尾悠子ご本人は、そんな圧倒的な存在感を醸しだすような方ではなく、とてもしとやかで素敵なオーラに包まれているのです。
しかも、わー、サインが終わると1回1回立ち上がって、「本日はありがとうございました」と丁重にお礼をされるのですね。
今日の定員は確か100人のはずだから……100回立ったり座ったりですか!?
だったらぼくの7階まで階段上りなんてツライなんて言えません!
もう、まったくもって申し訳ございません(←何を言っているのかよく判らなくなっている)。

「さてあと数人で順番はぼくだ」と緊張度MAXで前の方々を見ていると……あれ?
皆さん、整理券の裏に何やらメッセージを書き込んでいるのです。
もともと、今回の整理券は非常に大きく、B5サイズぐらいあったでしょうか。
その大きな整理券の裏面に、皆さん、為書き用の名前だけじゃなくて、メッセージもぎっしり書いているんですよ。
熱心な方だと、そういったところにもちゃんとコメントを書くのかー……などと呑気に思っていたのですが……どひゃーっ! エライことですよ。
なんと、この整理券の裏面は、実はメッセージ欄になっていたそうなんです。
がびーん、さっき為書き用の名前を書くときに全然気付かなかった……。
どおりで「為書き用に名前を書くには、スペースが余るよなあー」なんて思ってしまったわけです。
(そう思いながらも、「じゃあ、名前を心持ち大きく書いとこう」なんて思ってしまったという……大バカモノです)
山尾悠子サイン入り『歪み真珠』

そして、今回はさらにおまけまでご用意されていたのでした。
サインを書いていただくと、メッセージカードを1枚添えられるのです。
もう、まったくもって申し訳ございません(←しつこい)。
山尾悠子の直筆メッセージカード

さてそんな緊張のあまり、変な汗で危うくパラフィン紙のカバーをクチャクチャにしかけそうになったその帰り道、新宿駅の東口です。
そう、「カメラのさくらや」ですね。
特にPublic Image Limitedが好きだったので、「Live in Tokyo」のアルバム・ジャケットで煌々と光っているあのネオンが強烈な印象となって残っています。
そのさくらやが、この2月に全店閉鎖したばかりなのですが、この東口店は、屋上の看板そのままに、もうビックカメラとしてオープンしていたのでした。
新宿駅東口の顔が変わろうとしていました
こうして見ると、もう「Live in Tokyo」に残っている景色なんてまったくないのですよねー。

オフィス街のど真ん中に動物園

誰が言ったか(誰も言ってない)コンクリートジャングル、ノンオアシスなオフィス街の大手町に、フト気がつくと動物園ができていましたよ……ほら。
大手町というオフィス街に動物園が出現
……って、いったいどこよ? どこにそんな動物園があるのさ?と言われる方、ココですよ、ココ。
ビルの谷間、交差点の角にできた空地が囲いで覆われていますよね。
この囲いのなかにキリンが何頭もいるんです。

この動物園がある大手町の交差点は、もともと何軒もの銀行が建ち並んでいたのですが、それをまとめてぶっ壊して更地にし、いつの間にか動物園をつくっていたようなんです。
でも残念なことに、この動物園は一般人が入場することはできないのですね。
しかも、なかの動物が脱走しないようにということからか、囲いがずいぶんと高いのですね。
なので簡単になかを覗くこともできません。

が、しかし、そこは大丈夫。
こんなに高い囲いがあっても、相手はキリンなのです。背が高いのです。
この前を通りかかると、いつでも囲い越しに彼らの姿を見ることができるのです。
囲いの向こうにはいつでも優しいキリンたちの姿が
そんな訳でここ最近はずっと、会社の行き帰りにここでキリンの姿を見ることが、お楽しみになっているんです。

今日も、会社の帰りに囲い越しにヒョイと彼らの姿を見てみると……おお。
なにやらミーティングをしているようでした。
反省会でうなだれるキリンたち

ミーティングというよりも反省会ですね、これは。
皆、ちょっとうなだれ気味で、なにやら凹んでいるオーラがここまで伝わってきます。
いったい彼らに何があったというのでしょうか。
工期が間に合わないのか、予算が足りないのか、搬入資材にミスがあったのか、ヒヤリハット事故があったのか。
いずれにしても、ガンバレー! 明日もう1日辛抱したら、もう週末なんですよー。

ところで、このオフィス街にできた動物園は大手町だけではないようです。
東京駅の前でも、キリンが一頭だけのミニ動物園ができていましたよ。
東京駅の動物園はキリンが一頭だけのミニ動物園
こちらは囲いが小さいだけあって、わりと間近で見ることができます。

桐野夏生『ナニカアル』サイン会(丸善丸の内本店) のち雪

桐野夏生の新刊『ナニカアル』を記念してのサイン会が、丸善丸の内本店であったので行ってきました。
場所が丸善丸の内本店ということで、いつも会社帰りに立ち寄る「庭」みたいなところなんですよ、うわっはっは。
……などと余裕をカマして、時間ギリギリまでゆったり仕事を済ます予定だったのですが、そこはそれ、もうチキンハートなぼくなんです。
サイン会は7時からだというのに、6時を過ぎる頃からもう心はソワソワ、居ても立っても居られなくなっているのですよ。
6時15分には「帰りマース」とダッシュして会社を飛び出し、やってきてしまいましたよ、本屋さん。

しかしサイン会の列は、すでに丸善の2階外廊下をグンと伸び、空中通路で折り返すほどになっています。
うーん、この列の先頭は、いったいいつから並んでいるのだろう……。
というところでいつも思うのですが、こうしたサイン会での待ち時間(行列時間)って、いつ頃に来ると一番短くて済むのでしょうね。
例えば、開始時間ちょうどのタイミングで来ても、すでに長蛇の列ができていて、結構待つことになります。
しかし、だからといって早めに来て並んでも、始まるまでの待ち時間や、その前にすでに並んでいる人がいることを考えると、結局は同じ時間だけ並んでいるような気がしてなりません。

……ということは、そうだ! そうですよ! いい方法を思いつきました!
それは、「終了時間ギリギリに来る」という方法ですよ!
もう最後なので、待ち行列はかなり短くなっているはずです。だから待ち時間もかなり短いはずなんですね!
そうか、その手があったか。
だったら、サイン会の開始時間を過ぎても、まだゆっくりと仕事をしていればよかったというわけなんです。
なるほどねー。

……ただ。
コレはかなり危険なワザでもあるんですよね。
なにしろタイミングを誤ると、サイン会自体が終了して閉まっているのですから。
ハイリスク、ハイリターンな先物取引のようなデインジャラスさ。
やっぱり我々庶民は、コツコツと開始時間前に来て待つことの方がいいようです。

ところで。
これって桐野夏生サイン会に来ては、いつも言っているような気がするのですが、今日もまた、参加者の層が一種独特なんですよね。
男女比ほぼ半々なんです。で、女性が若い人が多いのに対して、男性は熟年層がやたらと目立つのです。
なんというか、娘に付き合っているパパたちと行った風情な行列風景。
ああ、なんとぼくの目の前では、そんな熟年層のひとり、それも夕刊紙を読みながら待っているオジさまが、なんと! 地べたに座り込んでいますよ! ウワーオ!
(サイン会の待ち行列で座り込んで待つなどという、初めて見た光景にちょっと興奮)

そんな訳で1時間ほどの待ち時間でお会いできた桐野夏生、相変わらずのアンニュイな感じでクールビューティなんですよ。
ステキです、ステキ。うっとり。
……あれ? でもTwitterのキャラクターとはちょっと違うような……。
そう思ったので、言ってみたんです。
「Twitterの書き込みもいつも楽しみにしています」って。
すると! おおう! なんとニッコリ笑って「ありがとうございます」。
ああ、もうその笑顔をいただけただけで、今日はご飯をどんぶり鉢に軽く3杯はいただけます。
ごちそうさまでした(←挨拶がおかしい)。
桐野夏生のサイン入り新刊『ナニカアル』

そんなこんなでハナ歌気分で電車に乗り、自宅に帰ってきたのです。
たしかに、東京駅ではみぞれ混じりの雪が降っていたのですが、そんな大したことはなかったのですよ。
ところが、最寄り駅で電車を降りて、改札口を出たとたんに「ナンジャ、コリャーッ!」。
誰もが松田優作です。
改札口の外は、歩道一面にシャーベット状の雪が積もっているんです。
場所によっては、通行人の足で雪が踏み固められて、すでにアイスバーンと化していたりするのです。
歩道には、シャーベット状に雪が積もり始めています

ウッヒャー、こいつはデインジャラス。モウスト・デインジャラス。
コケないようにへっぴり腰で歩いているオジサンの隣を、これまたヘッピリ腰で歩くぼく。
歩道の上でのツルツルバーンのデッドヒート。
コケなくても、腰をいわしてしまいそうですよ。

なんとか這うようにして家に帰ってきたのですが、道路上はまだシャーベット状でも、家の屋根には雪として積もっていました。
家の屋根はすっかり雪化粧
うーん、やっぱり明日のことが心配になってきました。
会社はいったいどうなることやら。

第3回 世界バカミス☆アワード(青山ブックセンター本店)

今年も、青山ブックセンターでバカミスの祭典「世界バカミス☆アワード」が行われるということで、昨年に引き続いて参加してきました。
第3回 世界バカミス☆アワード(青山ブックセンター本店)

司会進行は、「バカミスのエバンジェリスト」小山正さん、「バカミスト」川出正樹さん、「『マトリックス』をワイド画面で引き延ばしたような(by 小山さん)」杉江松恋さんの3名に加え、今年は日下三蔵さんも入った4名で行われました。
ここにゲストの倉阪鬼一郎さんと駕籠真太郎さんの2名が加わる訳です。
第3回 世界バカミス☆アワード(青山ブックセンター本店)
そして、さらには次のような豪華メンバーが「特別審査員」として参加していたのでした。

  • 霞流一(「バカミスと言えば、この人」)
  • 新保博久(朝日新聞に「笑えるバカミス」を掲載)
  • 鳥飼否宇(今日のために奄美大島から駆け付けた!)
  • 日暮雅通(鳥飼否宇と共に昨年のゲスト)
  • 宮脇孝雄(第1回のゲストにして、クライブ・バーカー『ミッドナイト・ミートトレイン』の翻訳者)

始まる前に、まずは選考方法についての説明です。
例年はmixiのコミュニティ内だけで候補作の公募がされていたのですが、今年は“開かれた環境”をめざして、Twitterでも公募を行っていました(「やっぱり“世界バカミス☆アワード”だからね」とのことで、オバマ大統領でも投票はウェルカムだったそうです(笑))。
その集計の結果、内外の40作品が「第1次選考」として選ばれ、さらに2次投票の結果、上位12作品が残されました。
その後、小山正・杉江松恋・川出正樹・日下三蔵の各氏により激論が交わされた上で、最終候補作として5作品が選ばれたそうです。
しかし今年はさらにネット投票も実施、選出済みの5作品以外のものが上位に入ったら、それも足すということになり、その結果、ネット投票枠から1作品が選ばれたそうです。
こうして、計6作品が「第3回 世界バカミス☆アワード」の候補作品が決定したのです。

その6作品をプレゼンする前に、まずは惜しくも最終選考から漏れてしまった6作品が駈け足で紹介されました。
いやー、しかしバカミスを紹介してもらうのって、どうしてこんなにワクワクしちゃうのでしょうねえ。
聞きながら、もうニタニタ、ヘラヘラ、気色悪い顔になっちゃって、申し訳ありませんです。

獅子宮敏彦『神国崩壊―探偵府と四つの綺譚』(原書房)
架空の国の歴史を作りあげた4つの短篇からなる作品だが、とにかく3作目となる表題作が素晴らしい。どうしてこのような作品を考え出してしまったのか……。
もちろん他の短篇も素晴らしいのだけど、この作品だったら抱かれてもいい(笑)と思えるぐらいに抜きん出ている。
パブロ・デ サンティス『世界名探偵倶楽部』(ハヤカワ・ミステリ文庫)
1889年に行われたパリ万博に合わせて世界中の名探偵が集まるが(この時点で清涼院流水を彷彿させる)、事件が発生し、それぞれが活動を始めるのだけど……ミステリとしての「探偵と助手」の関係性に焦点を合わせた物語。
「助手はどうすれば名探偵になれるのか」というあたりがメタになっている。
平山夢明『ダイナー』(ポプラ社)
ハンバーガー小説(笑)。
殺人鬼が集う「殺人レストラン」でウェイトレスとして働くことになった女性の、純愛と成長の物語……で、とにかくお腹が減る。しかしそこは平山夢明、もちろんビチビチグチャグチャな描写もあるので、死体を見ながらご飯を食べるような……。
特筆すべきは、レストランに集う殺人鬼たちが皆、変な特技や性格、肉体改造をしているところ。
これはもう「山田風太郎忍法帖」だ。
詠坂雄二『電気人間の虜』(光文社)
とても紹介に困る作品であり、読者によってラストは賛否両論分かれそうな大変な問題児。
どれほど困った作品かというと、以前に綾辻行人が「作中にぼくの名前が出てくるんですよね」と困ったような顔をするほどの困った本(会場内爆笑)。
カール・ハイアセン『迷惑なんだけど?』(文春文庫)
重すぎる母親の愛に困る男の子の物語。
この母親は正義感が強いあまり、男の子が目を離すとすぐに、ルールを守らない人に「お仕置き」を仕掛けるというもの。
エリック・ガルシア『レポメン』(新潮文庫)
近未来、臓器移植の申し込みがスーパーマーケットでも気軽に行われるようになっている世界。
しかし、臓器移植のローンが支払えなくなると、移植された臓器を取り返されてしまうというルールになっている(今だったら借金を返せないと「臓器売ってでも」と言われるけど、それが問答無用で行われる)。
かつて、その取り立て屋だった男が主人公の物語。
臓器を取り立てるということで、ビチビチグチャグチャな描写はあるけれど、ホロリとさせられる。

惜しかった作品は以上の6作品でした。
そして、ここからいよいよ最終候補作の紹介に入ります。

ドゥエイン・スウィアジンスキー『解雇手当』(ハヤカワ・ミステリ文庫)
前回も『メアリー・ケイト』でエントリーしたこの作者が再びのノミネート。
休日の朝一番に、社員を会社に呼び出した社長が「君たち全員を殺す」と宣言、一瞬にして阿鼻叫喚の地獄となる……という“なんじゃそりゃ”な物語。
全員協力し合って脱出すればよさそうなものなのに、誰もそうしないし(笑)。
あらすじ紹介には、ハイパー版『そして誰もいなくなった』 とあるが、どちらかというと『バトルロワイヤル』でしょう、それもいい大人たちの(笑)。
日暮雅通「ラストが言えないのがつらいなー」
ちなみにこの作者、こうしたバカミス以外にもビジネス書が出版されている。
それが、ソフトバンククリエイティブから出版された『ヌスムビジネス』というもので、内容は“産業スパイになる方法”。
と言っても、「高層ビルからどのように脱出するか」などと、日本では絶対に役立たないが(笑)。
ジョシュ・バゼル『死神を葬れ』(新潮文庫)
かつてマフィアの殺し屋だった研修医が主人公。
メディカルミステリというよりも、ぶっとんだキャラクタ造形が楽しい。
ギャグ満載の現在のエピソードと、シリアスな殺し屋時代のエピソードの対比が素晴らしい。
しかし本当に何気ないところで、ミステリとしても大きな伏線が張られていたりするので、ギャグやオフビートに目を奪われていると、「おおっ!」と驚かされること必至。
杉江松恋「註釈小説としても読める作品で、各章に『アメリカの製薬会社の営業は色仕掛けで医師を篭絡しようとするのがあたりまえ』のような豆知識が書いてある。全体的に能天気で、同じ医師作家でも日本の医療ビジネスについて悲観的なことしか書かない海堂尊とはだいぶ異なっている」
飴村行『粘膜蜥蜴』(角川ホラー文庫)
戦前の日本のイヤな時代の物語。唯一史実と異なるのは、トカゲ人間が存在していると言うこと。
東南アジアのトカゲ人間の国を日本が征服したため、彼らは日本に連れてこられ、下男や労働力として働かされている。
もともとトカゲ人間は、人間の脳を食べるものだが、有力者の息子の自宅で働く下男のトカゲ人間“富蔵”は日本生まれの日本育ちのため、ご飯と味噌汁しか食べず、その上軍国少年で将来は日本の兵隊さんになるのが夢という……。
こうした第1部が突然に第2部になるとまったく趣向の変わった「南方秘境小説」となり、第3部でそれまでのエピソードが融合することで、大きな愛が産まれるという物語。
小山正「第2部なんて小栗虫太郎の冒険小説を彷彿させて、ワクワクさせられた」
駕籠真太郎「当たり前のようにトカゲが登場して、誰も疑問に思わないところが“昔話”のような感覚。だからか、残酷描写もおとぎ話のよう」
マット・ラフ『バッド・モンキーズ』(文藝春秋)
杉江松恋「全米が泣いた……俺のなかでは」
精神科医に尋問を受ける少女と、バッド・モンキー(悪しき者)を葬る活動に勤しむ少女のストーリーが交互に語られる。
ブルーワーカーとして社会の底辺で誰にも信じてもらえずに生きなければならない、それでも自らの信念を貫く人間というハードな側面と、バッド・モンキー(悪しき者)を葬る武器が「オレンジ色の光線銃」というおバカさの対比に、「オースティン・パワーズ」のような、“バカが世界を救う”小説を見た思いがする。
駕籠真太郎『フラクション』(コアマガジン)
連続輪切り魔が登場するエピソードに、作者自身が登場してミステリ論を語るエピソードが交互に組み合わされる。
この作者のエピソードが、「作者」対「読者」という特殊な構造となる。
通常、ミステリでは一般的には「探偵」対「犯人」だが、それを「作者」対「読者」の次元まで引き上げているところが素晴らしい。
あとは絵のインパクトとトリックに、読了したら1日はボーッとしてしまう。
読書会では語り合える楽しさもあるから、友情をはぐくめる作品でもある。
霞流一は、同書内での「特別対談」のときは、製作上の関係で、まだ『フラクション』を読んでいなかった。
後日、献本として送られてきた同書を初めて読み、「先に読んでいたら自信喪失して対談は引き受けなかった」とか。
20世紀のバカミスの聖典がカーの『魔女の笑う夜』だとすれば、『フラクション』は21世紀の聖典であってもおかしくはない程の作品。
倉阪鬼一郎『三崎黒鳥館白鳥館連続密室殺人』(講談社ノベルス)
日下三蔵「……どこまで言ってもいいのかなー(困)」
全部で190ページあるうちの80ページが解決篇と、異常なほどに解決パートの比率が高いのも特徴。
倉阪鬼一郎「この本は文庫にはできないでしょうねー」
これだけのものを書く労力を考えると、1冊分の収入では合わないのではないだろうか。しかも文庫化もできないとなると、さらに合わない……。
鳥飼否宇「これだけのものだと、校正も大変だったのでは?」
倉阪鬼一郎「講談社ノベルスでの字送りのルールがあるのを知らずにいたため、初校は真っ赤になってしまったが、そこを指示することで再校ではピタッとおさまった」

ここで最終投票に入ります。
特別審査員と観客には、あらかじめ投票用紙が渡されてあり、最終候補作6作品のなかから「この本を読みたい」と思ったものを選びます。

集計結果を待つ間に、ゲストへのインタビューとなりました。

【倉阪鬼一郎】
初めて「バカミス」を意識して書いたのは『四神金赤館銀青館不可能殺人』。
確かに、それまでの作品でもネタとしてバカミス的なものもあったが、“アッパー系”ではないから……(会場内爆笑)。

ピーター・ディキンスンの『盃の中のトカゲ』を読んで、伏線さえ張っていれば、何をしてもいいんだ、読者は許してくれるんだなと学習した(笑)。
本格ミステリと言うよりも、だまし絵が好きだ。
ひとつひとつは魚や野菜なのに、全体で見ると人間だったというようなもの。
このような、どうでもいいと思われそうな細かいことを丁寧に描いていって、最終的には全然異なるものを描くものが好き。

『三崎黒鳥館白鳥館連続密室殺人』を書くのは、確かに最初は大変だったが、根を詰めれば仕掛けは描けるもの。
昔、出版社の校正を朝から晩までやっていたときに比べると、この作業は格段に楽しい。
根さえ詰めれば仕掛けはできるけど、その仕掛けを必要とする理由付けの方が難しい。
『三崎黒鳥館白鳥館連続密室殺人』も、最初からここまではしていなかった。
『四神金赤館銀青館不可能殺人』と比べるとちょっと弱いかなとドンドンと足していっていたら、ここまでになってしまった。

もともと幻想小説などは読んでいたが、ミステリを読むようになったのは30を過ぎてから。
岡嶋二人が引退した頃で、「席が空いているに違いない」と友人と合作して乱歩賞に応募しようということになり、色々と勧められたもの読むようになった。
ちなみにその友人は、今は作家ではなく、カタギの仕事をしている。

【駕籠真太郎】
もともとミステリは好きだったが、ここまで1冊まるまるミステリの作品というものは初めて。
ただし、好きといっても、正統派の本格ミステリよりも、バカミスや叙述モノなど変則的なジャンルのものがいい。

今回は、もともと1冊出版することになっていて書き下ろしで出したかった。 内容も、せっかくだから自分の好きな変則的なミステリで行こうということで、このような作品になった。 マンガでミステリといえば、金田一少年やコナンなど、キャラクタものが主流だが、自分はそういったキャラクタが苦手なので、「キャラクタに頼らないミステリ」を描こうと思った。

マンガを描くだけでなく、様々なグッズなども作成している。 (ご本人のホームページでも販売中)

  • 「バラバラ死体」のガチャポン
    手とか、足とか、バラバラに切断された人体のパーツだけが入っている
  • 泳ぐ水死体
    水死体の人形の腹に水中モーターが取り付けてあるもの
  • ジオラマ
    ゴミ袋に死体を入れて収集所に出しておいたらカラスに漁られてゴミ袋が破け、なかの死体が出てきている様子のジオラマ

ちなみに「バラバラ死体」のガチャポンが置いてある場所は、おそらく「バラバラ死体 ガチャポン」で検索すると見つかるでしょう……とのこと。

そしていよいよ投票の集計ができたようです。
栄えあるアワード受賞作が小山正さんにより発表されました。

第3回 世界バカミス☆アワード 受賞作
倉阪鬼一郎『三崎黒鳥館白鳥館連続密室殺人』(23票)
駕籠真太郎『フラクション』(21票)

今回は非常に僅差ということで、同時受賞となりました!
おめでとうございます!
記念品は、ポスターの図柄がアクリル板でとじられた盾(のようなもの)です。 第3回 世界バカミス☆アワードの盾(のようなもの)

他の作品への投票数は以下のとおりです。
ドゥエイン・スウィアジンスキー『解雇手当』(5票)
ジョシュ・バゼル『死神を葬れ』(4票)
飴村行『粘膜蜥蜴』(5票)
マット・ラフ『バッド・モンキーズ』(6票)

その後は、えへへへ、いよいよサイン会なんですよ。
こちらが駕籠真太郎サイン入り『フラクション』です。
駕籠真太郎サイン入り『フラクション』
ご本人は作中に登場するとおりの方なのですが、素敵な方です。決して……(おっと、ネタバレ寸止めだ)。

続いては倉阪鬼一郎サイン入り『三崎黒鳥館白鳥館連続密室殺人』です。
倉阪鬼一郎サイン入り『三崎黒鳥館白鳥館連続密室殺人』
サインを書きながら、「あれ? 以前にもサインしたことありませんでしたっけ」……って、それ、もう10年以上も前になるMYSCONのときですっ!
うひゃー、覚えていてもらっていて、なんとまあ、大感激です。
感激の余りに調子に乗ってしまい、疑問に思っていたことを訊いてみました。

『三崎黒鳥館白鳥館連続密室殺人』のなかで、「ある作品では、参考文献がミスディレクションになっている」と書かれていましたが、どの作品ですか?
(ちなみに「著者の言葉」と「著者近影」がミスディレクションになっているのは……同書ですよね?)

「そんなこと、教えられません! 自分で探してください!」と、けんもほろろに断られたらどうしよう……とドキドキしながら訊いていたチキン野郎なのですが、いえいえ。
にこやかに「ああ、あれは『無言劇』なんですよ」と教えていただけたのでした。
「誰も気付いてもらえなくてですねー」と、これまた作中人物と同じことをおっしゃられていたので、なんだかメタな気分に。
しかし『無言劇』とはまた意外な作品でした。家に帰って早速確認しようと思ったのですが……ひぇー、本がどこにあるのか判らない……。
すみません、改めて探しておきますです。

生着替え中の「洋装の貴婦人」……東京駅

なんですか、もう世間一般ではスカイツリー、スカイツリーって言われてますよね。
「こんな造りかけの姿を見られるのは、今だけ!」「いわば、今が平成版“三丁目の夕日”なんですね!」とか言われると、そりゃもう気になります。
何しろ、“今だけ”とか“限定”という言葉に弱いぼく、気になるんです、気になる。メチャクチャ気になるんですって。

しかし横浜方面に住んでいると、これがもう絶望的なほどに墨田区方面とはトンと縁がないのですよね。
スカイツリーの建造なんて、もうどこか遠い国のお話で、「300メートル越えた」「もうすぐ東京タワーを越える」とか言われても、ふーん。
「ドバイの高層ビルなんて800メートルもあるんだぜ」と言われても、ふーんとぐらいにしか思えないほどに遠いところのお話なんです、ハイ。

ああ、そういえば一度だけ、実物を見ましたっけ。スカイツリー。
浅草のうんこビルに行ったときに、うんこビルとのツーショット写真を撮ったのでした。
うんこビルとスカイツリーのコラボレーション
これが今のところ、ぼくにとってのスカイツリーとの最接近距離なんですよ。

しかし、日々ぼくが通っているところにだって「今しか見られない貴重な風景」があることに気が付いたのです。
それが、コレです!
今しか見られない姿の東京駅

東京駅ですよ、東京駅。『点と線』での東京駅。原敬首相が暗殺された東京駅。
その、東京の顔である東京駅がどうですか、これ。
まわり一面をカーテンのように囲いで覆われてしまって、あの「洋装の貴婦人」のような美しいその姿がまったく見えないのですよね。

うーん、この囲いに覆われている姿、これってどこかで見たような……と考えていたら、ああ!
これって、アレじゃないですか、アレ! 日曜日の昼間にやっていた熱湯コマーシャル。
あのお楽しみショット満載の「生着替え」ですよ、「生着替え」。
衆人環視のなか、スタジオのど真ん中に吊された狭いカーテンスペースで水着に着替えなければならないって、アレ。

まさに、「洋装の貴婦人」が狭いカーテンスペースのなかで、洋装を脱ぎ捨てようとしているのですね……うへうへ。
そう考えると、このカーテンの向こうからは「洋装の貴婦人」のエロスがギンギンと伝わってきているかのようです。エロス。エロエロ。

……スタジオのタイマーでは、確実にカウントダウンが進んでいます。
はしゃぐたけし軍団のメンバーたち。
カーテンスペースのなかで焦る「洋装の貴婦人」。
ああ、いけません、いけません、ちょっと待ってください……キャッ!
一瞬のうちにずり落ちたカーテン。そのなかには、半裸姿というなまめかしい格好をした「洋装の貴婦人」、東京駅が……。

全国各地のエロい野郎どもが注目する「生着替え」。
この「洋装の貴婦人」を囲っているカーテンのずり落ちるのは、2012年とのことだそうですよ。
(おお! 2012年と言えば、奇しくもスカイツリーの開業予定の年でもあるのです!)
「生着替えが大好き」という男子野郎諸君、2012年の「生着替え」タイムアップのその日を、瞠目して待つがいい!

茶遊び×ポタライブ横浜編 『さすらい姫』

ポタライブが、横浜は黄金町で開催されるとのことで行ってきました。

東南アジアのモン族の花嫁衣装を着て、黄金町界隈を案内してくれる青山るりこさん。
彼女の着ている花嫁衣装は、本当に結婚式で着たもので、ご主人のご家族がプレゼントしてくれたそうです。
モン族の花嫁衣装を着て案内する青山るりこさん

黄金町のなかにある素敵な民族雑貨のお店では、店主のお兄さんが、もう出演者かと思うくらいにノリノリ。
あれやこれやと素敵な民族衣装を持ってきては、お客さんに「試着」として着せてくれ、「後で返してくれるのだったら、そのまま着て行ってもらっていいよ」。
トータルで10万円以上もする衣装を何人もいる見ず知らずに人に着せて、そのまま「歩いて行ってもらってもいいよ」って……。
民族雑貨のお店でモン族の衣装を着る

モン族の花嫁衣装に興味津々な澄井葵さん。
花嫁衣装に興味津々の澄井葵さん

彼女からは結婚に憧れていると思われるようなガールズトークが展開されていきます。
ただ、その目につけている眼帯や、また纏足のように足首やふくらはぎを締め上げるブーツの存在が、ドメスティック・バイオレンス(DV)を暗示しているように思えてならないのですが……。
花嫁衣装に憧れていても、何かしらDVの影が

祖母から娘、そして孫へと受け継がれていくひな人形を連れて、古くからの賑わいのある伊勢佐木町界隈を案内する小手川望さん。
受け継がれるものとともに、受け継がれる街を案内する小手川望さん

彼女に寄り添うように歩く木室陽一さん。
乳母車を押す彼女と夫婦なのかと思ったのですが、どうも彼女には彼の存在が見えていないようなのです。
しかし、どこかで彼の存在感は感じているに違いないでしょう。
ずっと彼女に連れ添っている木室陽一さん

ゴールでは、荒井尚史さんよりお茶が振る舞われます。
プアール茶なんてぼくがいつも飲むような“なんちゃって茶葉”ではなく、本物ですよ、本物。モノホン。
プアール茶独特のクセなんてまったく感じさせられず、滋味溢れていてメッチャ美味しいんです。
お腹がタブタブになるまでいただいてしまいました。
荒井尚史によるお茶の振る舞い

花粉症が発症してしまっていて、鼻水が止まらないわ、頭もボーとしているわでどうも調子悪いなーと思っていたら、風邪まで引いてしまっているのかもしれません。
咳が止まらなくなってしまっていました。

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