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旧江戸川の、川面を滑走するボート

大変ご無沙汰しています。
なんか、こう、日々のモロモロをTwitterなんかでチョコチョコとガス抜きなんてしちゃっておりますと、まあ、ブログの更新が滞っちゃいますな。

そんなTwitterだって、最初はミステリ系の情報だったはずが、フト気がつくともはやなんでもありのカオスな状態。
ああ、それは当初はミステリ読書系だったはずのこのブログと状況は似てますね!
……というか、一緒ですね!
かたじけない。

ということで、久々の更新です。
旧江戸川の妙見島にあるニューポート江戸川でボートを借りて、隅田川までお散歩クルーズしてきました。
(まるで昨日のことのように書いてますが、実はもう5月下旬の話なんですが)

この日は風もなく、いい天気の絶好のクルーズ日和、他に行き交う船もないとなれば、川面も鏡のように穏やかなんです。
そんな中をボートで走れば、まあ、まるで教科書のように見事な滑走状態が楽しめました。
これがメチャクチャ気持ちいいのなんの。
アドレナリンが出まくる滑走状態を、動画に撮ってみました。

いつもは早回しなんてしちゃうのですが、今回は通常速度です。
ディズニーランド横の河口から、京葉線の鉄橋を超えたあたりで「気持ちいい!」と撮り始めています。
そこから妙見島手前の船だまりあたりでスピードを落とすまでの3分弱のトリップ体験。
なるべくフルスクリーンで、一緒にボートに乗ってるような気持ちでどうぞ。

多摩川から眺める羽田飛行機見学クルーズ

海から飛行機を見るため、羽田空港沖へ船で行こうとした場合、

  1. 海上を進む「表道」のルート
  2. 京浜運河を進む「裏道」のルート

の2通りがあるのです。

この2番の裏道ルート「京浜運河」は、その名のとおり、本来なら東京から横浜までつながる長ーい運河なんですね。
ところがこの運河、羽田空港あたりに大きく広がる浅瀬に阻まれて、なかなかの難所になってしまっているんです。
(レンタルボートだと航行禁止エリアになっているほど)
でも「行ってはいけません」と言われると、余計に気になって仕方ありません。

そんな訳でずっと「どんなところなんだろう」という思いでいっぱいだったのですが、やったね。
ついにその疑問を解き明かせるときがやってきたのでした。

なんと「多摩川から眺める羽田飛行機見学クルーズ」というクルーズが開催されたのです。
羽田空港沖に飛行機を見に行くクルーズはたくさんあるのですが、このクルーズの目玉は、“「裏道」ルート”の先にある浅瀬エリアという、プロでも嫌がる難所を敢えて行くというものなんですね。
通常ではありえないコースなんですよ!
これはもう、願ってもない大チャンスなんですよ!
募集されていると知るやいなや、即、申し込みしちゃいましたよ!

というわけで、2月24日の日曜日、天王洲から歩いて5分のところにある桟橋にやってきました。
今日のクルーズはこの船で行くのです!
今日のクルーズはこちらの船で行きます

40人乗りということで、いったい何人の参加者がいるのかとドキドキしていたら……おおう。
ぼくを含めても5人だけなんですよ!
ほぼ貸切状態で、自由に撮影で船の上をウロウロとさせて頂きました。

京浜運河を進むこと20分、いつも入ったことがない禁断の羽田空港裏のエリアに入ると……ああ、こりゃスゴイわ。
広大な水辺が広がっているようなんですが、真ん中辺りに水鳥がたくさんかたまっているところがあって、よくよく見ると、浅瀬が見えているんです。
羽田空港の裏にある危険な浅瀬エリア
広さからすると埋立地がもう1つ入りそうなほど広大な水辺なのですが、真ん中のほとんどが浅瀬で、実際に航行できるのは隅っこだけという何だか非常にもったいない場所なんですね。

広大な浅瀬のある難所を過ぎると……おお、見えてきました。
羽田可動橋です。
海側から見る羽田可動橋
首都高速の入口として作られたものの、わずか4年しか使用されていない、幻の建築物ですよ。
ただ、またいつでも使えるようにという考えがあるのか(例えば非常時の際とか)、決して廃棄されたという印象はなく、ピカピカに保存されていて、ちゃんと整備されているようなのです。

以前、陸からこの可動橋を見に行ったときは、橋がバラバラの方角を向いているような感じだったのですが、こうして海側から眺めてみると……おおう。
ちゃんとホラ、こちらに向かって橋が開いているのですよね。
海側から見ると、ちゃんとこちらに向かって開いているように見えます

そして、ここからは京浜運河ではなく「海老取川」に入っていくことになります。
しばらくは京浜運河並みに穏やかな広々とした川が続いているのですが、それは突然にやってきます。
「いきなり川幅が狭っ!」「そして、橋が低っ!」
川幅が狭いだけでなく、橋も低い

まあ漁船やプレジャーボートも多く係留されているので、行けないことはないはずなんですが、それでもどこに浅瀬があるのかよく判らない恐怖感が、もうヒシヒシと。
これはもう完全に「どこに浅瀬があるか」土地勘がある人でないと、入ってはいけないデインジャラスゾーンなんですね。

「浅瀬があるなら、満潮時に行けばいいじゃない」と思われそうですが、いえいえ。 橋が低すぎて、特に大潮のときは満潮になると橋をくぐることができないそうなんですよ。
ということは、このあたりに船を係留している人たちは、時間配分を間違えると戻れなくなっちゃうこともあるのかと……。
やっぱりデインジャラス~。

天空橋駅前には新しい桟橋ができていましたが、こんな狭くて浅くて低い難所で観光船の拠点として活用するには、ちょっと面倒かも。
新しくできた天空橋桟橋

いよいよ海老取川を超え、多摩川に入るあたりで緊張感MAXの最高潮。
目の前に広々とした多摩川が見えることで、ホッと気を緩めてしまいそうになるのですが……いえいえ。
それでなくても狭くなっているカーブの内側に、黒々と浅瀬が姿を見せていてキャー、コワイ。
海老取川の最後の難所。その隣には羽田の大鳥居
ちなみに、この海老取川を抜けるあたりの羽田空港側には、長年移設できず駐車場の真ん中にぽつんと鎮座していた大鳥居があります。

こんな恐ろしい海老取川を抜けて、ようやく広々とした多摩川に出たとしても、まだ油断はできません。
というか、多摩川こそが魔のルートなんですね。
多摩川も浅すぎて、航路がきっちり定められています
水面から伸びているさお竹があるのですが、実はこれが航路を指しているんです。
この外側は航行不可能な浅瀬が広がっていて、ちょっとでも油断してさお竹の外に出てしまうと、あっという間に浅瀬に乗り上げてしまいます。
最悪、座礁して身動きが取れなくなっちゃったり。
なので多摩川に出ても、しばらくは目を凝らして、さお竹に沿って進まなければなりません。
この難所を思えば、旧江戸川の河口に広がる三枚州なんて、目じゃないですよね。

多摩川に出ると、あとはひたすら羽田空港を目指します。
途中で、こんな川なのに警察の船が走ってきてるなー、お巡りさんが船から身を乗り出して見回りしてるなーと思っていたら……その理由は、あとで判ることになります。
お巡りさんが身を乗り出して、警察船からパトロール中

多摩川の河口付近まで下ってくると、ちょうど「A滑走路」がよく見えてくるポイントに出てきます。
A滑走路に着陸する飛行機

「A滑走路」への着陸は、ちょうど多摩川を横切る形で行われるので、川に向かって伸びている誘導灯の先にいると、ちょうど着陸する飛行機が頭上を通過していくポイントになります。
頭上を通り過ぎていく飛行機

時間帯がよかったのか、それとも羽田空港が過密ラッシュだからなのか、頭上を次から次へとブンブンゴーゴーと各社の飛行機が通過して行きます。
あと、「D滑走路」から離陸をする準備をしているする飛行機の姿もよく見えますね。
ポケモンジェットも、まだあったんですね!(←失礼なヤツ)
ポケモンジェットが離陸準備中

こうして河口付近でゆったりしていると、船長さんが「政府専用機ですよ!」。
「え? どこどこ」と指差す方向を見てみると……おおう。 尾翼の赤丸が一瞬、JALの鶴丸マークにも見えるのですが、いえいえ、ちゃんと日の丸なんですよ。
アメリカから帰国する安倍総理を乗せた政府専用機
多摩川側とは逆の海側にある「C滑走路」に着陸しようとしているのか、やや遠いのですが、確かに尾翼の日の丸がよく見えます。
アップにすると、機体に描かれた「日本国」の文字もちゃんと見えていますね。
政府専用機の機体には、ちゃんと「日本国」の文字が

安倍総理がアメリカに行っているとニュースでも報じられているので、ちょうど帰国しているところに出くわしたのでしょうか。
ああ、なるほど!
先ほどの警察の船は、安倍総理が空港を利用するということで、テロ対策の一環によるパトロールだったのですね!
安倍総理が帰国するということでのテロ対策の見周り?

そして船は新しくできた「D滑走路」の傍にも寄ってくれます。
D滑走路の下に注目 このD滑走路は、海を埋め立てたわけではなく、海上に多数の柱を立てて、その上に設置されたものなんですよね。
その柱が、これ。
D滑走路の下には芸術的に並んでいる柱、柱、柱
もうね、なんて芸術的なのかと、ため息が出るばかりなんですよね。
何しろ、どの方向から見ても、柱がまっすぐに奥まで続いているんです。
真正面から見てももちろん、斜めから見ても、どの角度から見ても、見る方向に柱がまっすぐ……。
もうこの柱が並んでいるところを見ているだけでも、丼にご飯が3杯はいけます(←ムリです)。

ここで来た道を引き返すわけですが、なぜか帰り道、カモメがしばらく一緒に並んで、お見送りしてくれたのでした。
かわいいのう。
しばらく船と並走していたカモメ

ということで、今回の「多摩川から眺める羽田飛行機見学クルーズ」、2時間30分のルートは、このようなものになりました。
多摩川から眺める羽田飛行機見学クルーズ

また、その他の写真はいつものようにこちらにアップしています。
お気軽にご覧ください。

多摩川から眺める羽田飛行機見学クルーズ
多摩川から眺める羽田飛行機見学クルーズ

久しぶりに横浜港で極私的「工場クルーズ」

昼頃、モゾモゾと目を覚ますと、なんだか窓の外が眩しいのです。
カーテンの向こうを見てみたら……おおう。
なんといういい天気。絶好のお外日和なんですよ。
しかも、風もまったく吹いてないのか、横浜港の風車がまったく回っていません。
海の様子も……凪っぽい感じ?

これはチャンス。

久々にボートに乗ってみたい衝動に駆られちゃいました。
いつもお世話になっている東神奈川のUYフラッグさんに電話して訊いてみます。
すると! なんと! やったね!
今日はどのボートも空いてるからウェルカム、というではありませんか。

ということで!
久々にやってきました、横浜港!極私的工場クルーズ!ヒャッホウ!
お伺いした時間が遅かったので、借りられる時間は2時間しかありませんが、行けるとこまで行ってみましょう!
(こんなことならもうちょっと早くに起きるべきでした……)

瑞穂埠頭の根元にあるUYフラッグさんを出航し、まず見えてくるのはこれ、バンザイクレーンなんですね。
瑞穂埠頭の根元にある小さなバンザイクレーン
「バンザーイ」というよりも、両手を振り上げて「いってらっしゃーい!」とお見送りされているようなものでしょうかねえ。
いってきまーす!

その先にあるのが、ぼくが大好きなバナナ1号2号。
まるで「ロンドンブーツ1号2号」みたいなこの倉庫は、名前どおり、バナナ倉庫なんだそうです。
たまにバナナの甘い匂いも漂ってくることもあるそうなんですよ。
バナナ2号はブルーです。バナナ色じゃないのが残念
1号の方が、見事にキュートなバナナ色の倉庫なのですが、残念ながら船が留まっていてよく見えません。
仕方ないので、なぜかブルーに染め上げられた2号のみ見て行きましょう。

意外と知られてない昭和電工のボーキサイト置き場。
ボーキサイト置き場にある双子のバケットクレーン
この工場では長らく、アルミの原料となる「アルミナ」というのを造っているそうですが、環境問題から2015年までには撤退するそうです。
そうなると、この光景も見られなくなると思うのですね。
この双子のバケットクレーンたちも、いずれは撤去されてしまうのでしょうか。
こうして見られる今のうちに、ガンガン見ておかないといけませんね。
ぼくの大好きな東亜石油の京浜製油所扇町工場も撤退しちゃったし、京浜工業地帯で見どころがドンドンなくなるのは寂しい限りです。

ここから一度京浜運河に出てみます。
鶴見川の河口には、東京電力の火力発電所があるのですね。
双子の煙突が特徴の、東京電力火力発電所
例の原発問題で、今はフル稼働しているところだと思います。
奥に双子煙突があるのですが、震災前はこの煙突がとてもカラフルにライトアップされていたものです。
それが地震以降、すっかり暗くなってしまって、横浜の夜景が寂しいものになってしまっています。
(震災の影響を考えると、そんなことも言ってられないとは思うので仕方ないといえば仕方ないのですが)

鶴見川の向こうには、かなりの規模の造船所「ジャパンマリンユナイテッド」があります。
しかしこの会社、ちょっと前まではユニバーサル造船という名前だったはずなのに、いつの間にか変わってるんですね。
そのさらに前には「日本鋼管」(と日立造船の合併)だったし、もう覚えきれません。

このジャパンマリンユナイテッドでは、民間の船よりも海上保安庁の巡視艇や海上自衛隊の護衛艦がメンテナンスされているところをよく見かけます。
海上保安庁の巡視艇が3隻、停泊中のところ。
造船所には、海上保安庁の巡視艇が3隻停泊中

この船なんて、かなり艦橋や甲板がモノモノしいことになっています。 ひょっとして新造船?……と調べてみたら「補給艦(艦名ときわ)」というものだそうです。
船首に番号が付いていると、調べやすくていいですね。
何やら艦橋が物々しい状態

またこの造船所では浮きドックが海上に設置してあるんですね。
このなかを覗き込むのも楽しみのひとつなんです。
浮きドックのなかでは、まさにメンテナンスの真っ最中

浮きドックのなかでは、まさに掃海艇の「のとじま」がメンテナンスの真っ最中でした。
お仕事、ご苦労さまです!
メンテナンス真っ最中の掃海艇「のとじま」

このジャパンマリンユナイテッド(旧ユニバーサル造船)と運河を挟んだ向かいには、旭硝子の工場もあるんですよね。
このような看板を掲げて、とてもウェルカムしてくれてます……が、何をする課なのか、もひとつ判ってません。
非常にウェルカムな課のようですが……何をする部署なのか、もひとつ判りません

ふたたび京浜運河に出て、しばらく行くと見えてくるのは……カッコイイ!
日清製粉のバンザイクレーンです。
日清製粉の巨大なバンザイクレーン
さっきのバンザイクレーンとは違って、こちらは倉庫の規模が大きいからか、バンザイする腕もかなりデカイ。
なんというか、さっきの「いってらっしゃーい」みたいなカワイイものではないのですね。
全米アームレスリング大会で、優勝した選手が「I'm the Champioooooon!」などと雄叫びを上げているかのような、そんな迫力が感じられます。

そのバンザイクレーンの向こうにあるのが田辺運河ですね。
そこに入ろうとした所で「おお!」。
全長が200m以上はあろうかと思われるメチャクチャ巨大な貨物船が、運河の角のところにある三井埠頭にちょうど接岸しようとしているところだったんですよ!
“すでに停泊している巨大な船”というのはいつでも見ることができるのですが、こうして接岸するところなんて、なかなか見られるものではないですからねー。
もうずっと貨物船のお尻あたりに陣取って、眺めていたんです。

そうしたら、ひとつの発見が。
こうした巨大船でも、停泊しているときはちゃんと岸にロープを張って係留しているのですが、あのロープって、どうやって繋ぐのかなーと思っていたんです。
そうしたら、その瞬間を見ることができましたよ! やったね!
こうして小さな船でロープを船から受け取って、それを岸壁まで運んでいたのですね!
係留ロープは小型船で岸壁に運びます
わずか1隻の船が接岸するだけなのに、もうそれだけでも何十人もの人が働く現場、何だかステキです。

田辺運河の入口に2機あるイグアナクレーンも、日曜日だというのに1機が稼働中です。
イグアナクレーン、おシゴト中
仕事していない“頭を上げているとき”は確かにイグアナなんですが、おシゴトするために頭を下げたら……ああ、やっぱりイグアナだ。

この運河を奥に入っていくと、そこにそびえ立つのが、これ。
昭和電工の要塞のようなプラントですね。
ラスボス感満載の風格、昭和電工の要塞のようなプラント
どうですか、この重厚感。
背後からもスチームがもうもうと立ち込めていて、ラストボスの風格がありすぎです。
これを見るだけでも、工場クルーズの価値があるというものですね。

本当はこのさらに向こうにある東亜石油のタワーや、東燃化学の煙突から吹き出すフレアスタックも見に行きたかったのですが……あうあう、風が強くなってきたので断念、引き返すことにしました。

といっても、まだ時間もあるので、ちょっとだけ横浜港内をクルージング。
すると、何やら見慣れないものがあるんです。
緑色の帆船みたいなもの……?アレはいったい何だろう?と近寄ってみると……おお!
マストと舳先に作業用ネットが張られて、何やら帆船みたいに見えた氷川丸
なんと、氷川丸なのでした!
ちょうど海の方に向かっている舳先を、これは塗料の塗り直しでもしているのでしょうかねえ。
マストにも緑色の作業用ネットが掛けられているその姿が、沖合から見たら見慣れない緑色の帆船のように見えたのでした。

こうして無事に瑞穂埠頭のUYフラッグさんまで戻ってきたのですが、ここでまたしばらく長っ尻しちゃいました。
おかみさんの入れてくれるお茶をいただきながらベラベラ話しているうちに、外はもう夕暮れの景色に。
昭和初期に建てられた三井倉庫のカッコイイクレーンもこんなシルエットに染まっていたのでした。
UYフラッグ裏にある三井倉庫の建物も夕暮れの中に

ということで今回、2時間で約25kmの航跡と、各所で撮りまくった写真は以下でご覧いただけます。
お気軽にどうぞ~。

より大きな地図で 極私的「横浜港工場クルーズ」 を表示

扇橋閘門のなかを見学してきました

江東区を流れる小名木川にある「扇橋閘門」が、夏休み期間中の土曜・日曜に一般開放され、なかを見学できるのだとか。
そう聞くと、もうガマンできません、オトナの社会見学をしに行くコトにしました。
去年も夏休み期間に一般公開されたのですが、なかなか行くタイミングが合わず、悔しい思いをしていたんですね。
それが1年越しにして、ようやく願いが叶いました。やったね!

この扇橋閘門へは陸上から行くことができるのですが、せっかくなのでニューポート江戸川でボートを借りました。
小名木川沿いに防災桟橋が設置されていて、見学者はそこを使うことができるのだそうなんですね。
ということで、隅田川経由で小名木川に入り、いざ、扇橋閘門へ……。

ところが、その閘門の手前に「新高橋」という橋があるのですが、ここがなかなかのデインジャラスさ。
小名木川には、他にも橋が結構掛かっているのですが、この橋だけメチャクチャ低いのですよね。
「高橋」というのに、低いとはこれいかに……なんて冗談を言っている場合ではありません。
時刻は満潮をもうすぐ迎えようかというところ、日よけの付いたボートで危なかったのですが……ひぇぇぇ。
あと何センチ、というところで、なんとかギリギリ通り抜けられました。
帰りは、もう絶対に通り抜けることはムリです。

ちなみに、この「大富橋」の向こうに見える低い橋(水色の水道管よりまだ低い)が、「新高橋」です。
大富橋を越えると、鬼のように低い新高橋が待ってます

そんなハプニングを乗り越えながらも、見えてきましたよ、扇橋閘門の赤い水門。
扇橋閘門に到着

手前にある防災桟橋にボートをつけようとすると……おお。
なんと丁寧なことに、わざわざ職員の方が出てきてくれたのですよ。
「出迎えまでしてくれて、なんてステキなサービス!」とか思っていたら、ありゃりゃ。
このあとに観光チャーター船が来るので、桟橋がいっぱいになってしまうとのこと。
ここの防災桟橋はかなり小さめで、チャーター船が来てしまうと、もういっぱいいっぱいなんです。
普段、防災桟橋を利用しての見学者はなかなかいないそうですが、スカイツリーが開業してからは観光チャーター船がよく利用するそうです。
とりあえず観光チャーター船が来てからどうするか考えましょう、ということでボートを留め、見学に行って来ました。

水門横の建物におじゃますると……スッゲー!
扇橋閘門は何度も利用して、その水門を下からはよく見上げていたのですが、上からの角度で見下ろすのは初めてです。
上から扇橋閘門の水門を見下ろすのは初めて

ここで、すでに陸路からやってきていたお客さんたちと一緒になって、職員の方からの説明を聞きます。
扇橋閘門が設置された理由とか、とっても丁寧に教えてくれるので、プチブラタモリ状態が楽しめますね。
職員の方から、閘門の働きや設置された経緯などを丁重に説明していただきます

もともと小名木川は、江戸時代に隅田川と荒川をつなぐため造られた人工の河川(運河)なんですが、周辺地域が高度経済成長時代に地盤沈下してゼロメートル地帯となったため、川の水位の方が高くなってしまったんですね。
そのため洪水がたびたび起こるようになったので、治水のため内部で水位を低くしようと、そのため設置されたものです。

そういった理由により、隅田川から荒川に向かおうとすると、この扇橋閘門で一度水位を低くされて小名木川に入ります。
そして、その先の荒川ロックゲートでまた水位を高くしてもらってから荒川に出ていくという仕組みになっているんですよね。
江東区は地盤沈下のため、内部河川では無理やり水位を下げています

操作室のなかにもおじゃましました。
おお、なんか機械がたくさんあって、もうこの雰囲気だけでもすげー。
扇橋閘門の操作室内部

水門の操作は、船が実際に来ない限りはしないそうです。
ただし今回は一般公開のため、特別に「どのようにして操作を行うのか」実演してくれるとのことです。
これから閘門の稼働を実演していただけます

なるほど、今まで「どうして船が来たことが判るのかな」と思っていたのですが、水門前だけじゃなくて、川の途中途中にも監視カメラが設置されているので、「船が来ているな」ということが早くから判るそうなんですね。

そうこうしているうちに……ああ! 観光チャーター船が来ましたよ!
閘門の動きを実演で見せてくれるはずだったのですが、本当の業務として行うことになりました。
実際に船が入ってきたので、本来業務として閘門を稼働させます

水位を調整中の閘門のなかでは水がこのように渦巻いています。
これは実際に水を入れて、水位を高くしているところですね。
こうして上から見ると、噴きだした水の勢いが強そうなので、ちょっとコワイ……。
(いつも利用中のときは、そんな気にならなかったのですが)
水位上昇中の閘門内部の様子

いやいや、ぼくはそれどころじゃないのです。
桟橋に降りて、チャーター船のお客さんを上陸させるためボートを移動させます。
お客さんを降ろした船長さん、「見学終わるまでは、ボートを桟橋につけていて構わないよ」とのこと。
ありがとうございます!

そんなわけでチャーター船のお客さんも合流して、一緒に見学することになりました。
ギャラリーがスゴイ。
一気に人が増えた操作室内

そのなかで職員さんが閘門を操作するところを写真に撮ろうと、ギャラリー最後部から必死に伸び上がっているぼく……。
ちゃっかりと横から撮られてしまっていました。
ヒャー、これは恥ずかしい。
ギャラリーの最後部から、閘門を操作しているところを撮ろうとしているぼく

ひと通り見学したところでフト気がつくと、あ、やばい、もうレンタル時間が終わりに近づいています!
ということで、急いで戻ることにしました。
といっても、今がまさに満潮時間を迎えていたので新高橋を通り抜けることはできないし、またせっかくだから、閘門を利用して行くコトにしました。

ところで水門をくぐるときは、その日がどんなに快晴でも雨傘やカッパを用意したほうがいいんですよね。
というのも、水門をくぐるとき、上から水滴が滝のように落ちてくるからなんです。
扇橋閘門を通過する観光チャーター船には、どうやらビニール傘が備え付けられているようですが……。
閘門を通り抜ける際には、傘が必需品

この上から落ちてくる水滴は、てっきり水門の川の水が落ちてきているのかと思っていたのですが……いえいえ。
水門を洗い流すように水道水を掛けている、その水なんだそうですよ。
だから、川の水を直接浴びることにはならないのでご安心ください、ということだそうです。
なるほどー。

水門のなかに入って水量調整が始まるのを待っていると……おお、ポツリポツリと見学者が様子を見に出てきました。
閉ざされた水門と、操作室から出てきたギャラリーたちと
これはなんだかプレッシャーですね。
ここで操船ミスして、船をぶつけたりしようものなら、いい笑いものなんですから。
ギャラリーの皆さんがより印象深く覚えておいてもらうよう、こちらも素晴らしい実演をお見せしましょう……たぶん。

……ということで、なんとか操船を失敗して笑い者になることもなく、無事に水門をくぐり抜けました。
このまま小名木川の内部を経由して荒川に抜け、そこからニューポート江戸川に戻ることにします。
開かれた水門と、小名木川の内部と

最後に、ご参考までに以前のクルーズのときに撮影した扇橋閘門を通過する様子の動画を再掲しておきますね。

大岡川を使った川遊び「Eボート・プレジャーボート乗船体験」

大岡川で、川遊びのイベントが行われているということで行ってきました。
と言っても、首から中判カメラをぶら下げている状態なので機動力がなく、いつもより写真の枚数が少ない……。

まずは念願だったEボートに乗船してきました。
これって、いわば全長が6~7メートルほどの大きなゴムボートなんですね。
10人ばかりが乗り込んで、左右に分かれ、皆でオールを漕いで進んでいくというモノなんですね。 Eボート体験乗船中

しかしこれがまた、メッチャ楽しのなんの。
皆で「イチ、ニ」「イチ、ニ」と声を出しながら力を合わせて進むことで、初めてのお客さん同士でも一体感が生まれます。
また、プレジャーボートでは絶対に行く事ができないような場所でも行くことができるので、冒険心も満たされるのですね。

さらには今回、スタンドアップパドル(SUP)も用意されていました。
文字どおり、上に立って進めるパドルボートですが……これがスゴイ。
最初は膝立ちの状態で川面に出ます。
まずは膝立ちで恐る恐る勧めるSUP

ある程度、膝立ちでSUPに慣れたところで立ち上がるのですが、……ひょえー。
初めて挑戦された方も、立ち上がるまでは、まるで生まれたての子馬状態なんですよ。
見てるほうが、我が事のようにドキドキしちゃいます。
慣れてきたところで立ち上がる

しかし、いったん慣れてしまうと、おお、スゲエ。
なんともうスイスイと漕ぎ進んでいくのですよ。
慣れてきたら文字通り「スタンドアップ」

なんてステキに眩しいこの笑顔。
やっぱり気持ちいいみたいですね。
ぼくも個人的にも挑戦したかったのですが、万が一の大惨事に備えての着替えもタオルも用意していなかったので、指を加えて見ているだけでした。

ちなみに、“落水”という大惨事に至ってしまった方いわく、大岡川の水は塩辛いそうです……。

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