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利賀村での公演が終了、日常世界に戻ってきました

会社の夏休みを利用して、公演のお手伝いをさせてもらっていた4泊5日の利賀村滞在は、あっという間に終わりました。
まるで夢でも見ていたような気がするほどなのですが、いえいえ。
手足に無惨に残った「吸血アブ」に喰われた痕だけが、ナマナマしく残っているので(しかも痒いわ、痛いわ)、まあ当分は、利賀村での生活が夢でなかったことを証明できるのではないかなーと。

いやホント、利賀村っていうところは、ホント、いいところなんです。
夜なんて、こんなに星がきらめいているんですよ。
利賀村の夜空
コンパクトデジカメなのに、15秒間ほどシャッターを開放していただけでこのとおり。
頭上には、しっかりと天の川も見えて大感激の星空なんですね。
しかもこの満天の星空を、流れ星がヒュンヒュン飛ぶのが見えてるんですよ。
なんて素敵にロマンチックなんでしょう。ウットリ。

こんなに素敵な利賀村なんですが、ただ一点、「オロロ」と呼ばれている吸血アブが多いことに参ってしまいました。
とにかく多いんです、多い。メチャクチャ多いんですって。
ちょっと外に出ようものなら、瞬く間にヤツらは集団で襲ってきて、一気に身体中を刺されまくってしまうのです。
またこの刺された瞬間が痛いの、刺された箇所が腫れ上がってきて痒いの痛いのと、もう大変なんですって。
もう本当のところ、このオロロ(吸血アブ)に刺されることを考えたら、蚊に喰われることのなんと可愛いこと、と思えるんです。

とまあ、色々とありましたが、そんな訳で利賀演劇人コンクール2010出展作品である.5(てんご)「コーラス・ガール」は無事に終了しました。
……あ、無事じゃないか。
客入れの際、開けっ放しになっていたドアから大量のオロロ(吸血アブ)が劇場内に入り込んできて、もう大変。
本番中に出演者が襲われてしまいました。
足にとまって吸血している真っ最中のオロロ(吸血アブ)を追い払うこともできず、そのまま堪え忍んだ結果、足が大流血してしまうという大惨事となってしまったのです。
客席からも、この出演者がオロロ(吸血アブ)に喰われている様が間近でよく見えていたらしく、終演後にいろいろなお客さんから「大丈夫ですか?」と心配されてしまうほどでした。
いや、これはもう名誉の負傷ですよね。

と言うわけで、ゲネプロの様子を写真に撮りましたよ。

オープニング、「ケロミン」を生演奏する中村早香嬢
オープニング

「ケロミン」を演奏していた中村早香嬢は、責任者である澄井葵さんによって片付けられ、舞台中央に運ばれていきます
舞台中央に運ばれる

山森信太郎“ヒゲ”さんと後藤優佳嬢によって物語が動き出すと、片付けられていた中村早香嬢も一緒に動き始めます
動き出した物語

物語が動き続けていく山森信太郎“ヒゲ”さんと後藤優佳嬢
動かし続けられる物語

物語構造が最後に逆転して、そして、冒頭の「物語の一番外側」に向けて収束していきます
構造が逆転

舞台の全景です
舞台全景

利賀村と言えば合掌造り。
山と合掌造りの家からパワーを吸収する中村早香嬢と山森信太郎“ヒゲ”さん
山と合掌造りの家からパワーを吸収

デジカメの“なんちゃって動画”でも撮影してみました。
「ケロミン」を生演奏する中村早香嬢が、澄井葵さんによって片付けられるまでのオープニングのシーンです。
なお、これは言わずもがなの補足ですが、この動画は、ちゃんと冒頭から物語は始まっているんですよ。

その他の写真はこちらからどうぞ。

.5(てんご)「コーラス・ガール」(利賀演劇人コンクール2010)
.5(てんご)「コーラス・ガール」
(利賀演劇人コンクール2010)

ああ、たまってしまった洗濯物を残り1日で片付けたら、もう夏休みは終わりです……。

利賀村なうなう

Twitterでは使ったことないくせに、Twitterではないところでコッソリ使ってやるぜ(しかも意味なく2回リピートで)、「なうなう」。

というわけで、会社の夏休みを利用して、クルマで利賀村にやってきました。
いや、正式には利賀村にある「富山県利賀芸術公園」です。
こんな感じのところ。
利賀芸術公園の景色

お盆の帰省ラッシュで高速道路がとんでもないことになっているかも……と警戒して、早めに出発したのですが、あれあれ?
北陸道や上信越道も関越道も、まったく混んでいませんよ。スイスイ、スイーっとあっという間に到着してしまいましたよ。

……とは言うものの、まったく対向できない山道(でも国道)でビュンビュンとクルマが突っ込んできてヒエーとなっちゃうわ、1000円以上の値札を見つけることができない「しまむら」でテンションあがって買い物いっぱいしているわ、富山の置き薬に負けてなのかドラッグストアが少ないわ、空は広いわ、と色々とハプニングや発見があった、そんな8時間半の旅でした。

到着すると、早速スタッフのネームプレートを渡されて、気分だけは一人前に関係者ですよ。
悪用厳禁の関係者用ネームプレート
ウハハハハ、これでいろんなところにフリーパス、もぐりこみ放題だぜ(ダメです)。
これから月曜日の本番までの間、何というか、“小中学校のときに宿泊した林間学校みたいなところ”に泊まります。
夜は枕投げでエキサイティングするぜ!(誰もしません)

しかもこの林間学校みたいなところ、嬉しいことにWiFiが使い放題なんですよ! やったね!
何しろ、ケータイは通じるものの、イーモバイルのポケットWiFiがまったくの圏外なので、どうしよう……と思っていたところだったのでした。
いやー、念のためノートPCとiPod touchを持ってきてよかったなー、ナイス判断だぜ!とネットジャンキーのぼくは心底ホッとしています。
ヴィヴァ、IT革命! ブラヴォー、IT生活!
早速、WiFiが通じる談話室みたいなスペースに引きこもって、メールにmixiにTwitter……と、家にいるのと変わらない生活をしていますです。

あと、こんなときぐらいでないとイッキ読みができないと思うので、貴志祐介『悪の教典』なんて持ってきて読んでますよ……って、やっぱりぼく、何しに来ているんだか。

リアルな温泉から帰ってきました

いやー、自分でもビックリするぐらいの健康的な生活を送ってるんですよ!
何しろ夜は11時に寝て、朝は6時半に起きているんですから。
これがまた“スパッ”っと音が出るぐらいに快適な目覚めで、いつも家での「うーん、身体が動かないー、起きれないー」とウダウダしてしまっているのがウソのようなんです。

そんな訳で早速タオル片手に露天風呂へゴウ。
おや、外はいつの間にか小雪が舞っているではありませんか。
湯船に雪が舞い落ちる音がなんとも風流だ……なんて言ってられないのですよ、寒いのです、寒い! メッチャ寒い!
だからでしょうか、露天風呂には他に誰もお客さんがおらず、またしても貸切状態。
思う存分写真を撮ってしまいました。
露天風呂でのセルフヌード写真
皆さま、お待ちかねの露天風呂セルフヌードなんですよ! うふ。
(ただし公序良俗上、一部のみですが、フレームの外は紛う事なきスッポンポンのフルヌード、ヘアヌードでございますよ)

その後、朝ご飯をガシガシ食べたところで温泉の入り疲れが出てしまったのか、部屋に戻ると、そのままぐっすり眠ってしまいました。
そしてチェックアウトの12時、お世話になったホテルを後にします。

しかし、そのまま家に帰るのも、なんだかもったいない話です。
ホテルの前の道は雪がやや積もり始めていて、ところどころシャーベット状になっています。
仙台市内の山間部の国道ではところどころ路面の雪が薄くシャーベット状になっていました
ということは、これ、もうちょっと山の奥に行くとちゃんと雪が積もっているのかしらん……と、帰り道とは反対方向に向かってみました。

ふと気が付くと、ここは山形。
道路はきれいに除雪されていて快適に走れるのですが、やっぱり雪は多いようです。
各家庭では、朝から家の前を雪かきしている光景を何度も見かけました。
それを見ていると、「雪が多くて面白そう」なんて言っちゃったぼくのアホさ加減に、申し訳ない気分になってしまいます……スンマセン。
山形県内に入ると、一気に雪の量が増えています

山形に来たからには、なんと言ってもここは米沢牛でしょう。米沢牛。ギュウギュウの米沢牛。
ということで、クルマをさらにトコトコ走らせて米沢市内までやって来たのですが……あら?
なんですか、米沢ってラーメン屋さんが多いのですね。
国道沿いにこれでもかっ!というぐらいに次々に姿を現すラーメン屋さん。
(全然知らなかったのですが、帰ってきてから調べてみたら、「米沢ラーメン」というご当地ラーメンだったのですね)

そんなお店の数々を見ているうちに、段々とラーメンのお口になってきたのですよ。
適当に目についたラーメン屋さんに入ってしまいました。
そして適当に頼んでみたのがこのラーメン、「帆立だしゆず支那そば」。
米沢市の新鋭ラーメン店で頼んだ「帆立だしゆず支那そば」
これがなかなかヘルシーで、メッチャ美味しいんですよ。うっひょー、かすかに漂うゆずの香りがまた食欲をそそるのです。

山形からは国道13号線で福島に抜けるルートを走ろうとしたのですが、その途中にある「栗子峠」が本日いちばんの緊張。
こんな状況を見せられてしまっては、先行きが不安になってきます
気温零下2度、道路はシャーベット状、時折横殴りで吹雪くような天候のなか、スリップしないかドキドキしながら走っていると……あれ?
福島に抜けたとたんに雪、なくなっちゃいましたよ。
山形までの雪は、一体なんだったのでしょうか……ナゾの天候事情だったのでした。

どうも国道では、これ以上雪は望めそうにないし、かといって県道や林道を走るほどの勇気はないので、そのまま東北自動車道にのって、一気呵成に自宅へと向かうのでした……。

地獄温泉の次はリアルに温泉

せっかく1週間も会社からお休みをいただいているのですもの、家に引きこもってゴロゴロしていてはもったいないのです。
クルマもスタッドレスタイヤに替えたことだし、どうせだったら雪を見ながら温泉に浸かろう!と、やって来ましたよ、ジョージ山本を地で行く「みちのく一人旅」。
……が、なんということでしょう、雪が全然ありません。
融けずに残っている場所もあるにはあるのですが、森の小人の背丈より浅いんです。
森の小人の背丈よりも雪が少ないのです
結局、今年はスタッドレスタイヤはいらなかったのかなぁ……トホホ。

そんなガッカリ気分でホテルに到着してしまいました。
今回お世話になるホテル
ところが……おおう、なんと言うことでしょう。
予約していたのはシングルの部屋だったのですが(それも平日の超割引料金で)、「本日空きがございましたので」ということで、広いお部屋が用意されていましたよ……元気復活。
しかもこのホテルは、無線LANも完備されてるって……ノートパソコンを持って来たらよかったー。しまった。
(おかげで携帯の電池がデインジャラス)

チェックインをするなり早々、浴衣に着替え、お風呂にゴウ。
本館から地下に降り、渡り廊下を歩いていった向こうに露天風呂があります。
この風情ある渡り廊下の向こうに露天風呂があります
露天風呂は全部で3つあり、時間帯によって男性用、女性用と分けられています。

さすがに平日ということもあってか、この時間のお風呂は、なんとまあ、貸し切り状態なんですよ。
“自然風呂”という名前の、半露天風呂
風呂に浸かっている間も、風呂からあがっても、お客さんは誰ひとりとして入ってきません。
どんなあられのない格好も自由自在(←ダメです)。
ただし今回はスペサルサービス満点の温泉セルフヌード写真はありません。
期待に胸を膨らませてお待ち頂いていた皆さま、申し訳ございません(←誰もいない虚空の彼方に向かって)。

ところで、宿泊した部屋には新約聖書が置かれてありました。
うーん、シティホテルとかビジネスホテルだとよく見掛けるのですが、温泉旅館(ホテル)では初めて見たかも。
試しに「ヨハネの黙示録」を斜め読みしてみたら、これ、なかなかサスペンスフルな物語展開じゃないですか。
七つの封印がひとつずつ解かれていくあたりとか、七つのラッパが順に鳴らされていくところなんて、「どうなるの?」「どうなるの?」と、物語内に読者をドンドンと引きずり込む手法は、これ、立派なサスペンスですよ。
聖書の独特の書式でさえも、思わず手に汗握ってしまうのですから、これを今風にノベライズしたらもっと読みやすいのかな(森見登美彦とかに書いてもらおう!)。
温泉旅館(ホテル)なのに、新約聖書

まだ11時なんですが、他にすることもないし、今日のところはこれで寝ることにします。
オヤスミナサイ。

横浜から、東京タワーとレインボーブリッジを見るお正月

というわけで、お正月休みは実家でウダウダ。

しかしニュースで「高速道路がメチャ混みですよ」なんて言われてしまっては、重い腰を上げざるを得ません。
ネットで、渋滞情報を調べてみると……うわーお。
もう名神高速から東名高速にかけて、断続的に渋滞マークが真っ赤っ赤なんですよ。
いけません、いけません。これは全然いけません。
これだと家に帰りつくのは、いったいいつになってしまうことなのやら……とほほ。
何か裏道がないものかどうか、色々と調べていると、おお! 大発見なんですよ、大発見!
なんと、中央高速にはまったく渋滞マークがついていないのですよ!
やったね!

そんな訳で、名神高速から中央高速に出てみたのですがと……おお。
さすがは山麓地帯になると、雪が舞っているのですよ。
除雪作業をこまめにしているからか、道路には積もっていませんでしたが、路肩やサービスエリアには、ドカンと雪が積み上げられています。
閉店したサービスエリアの売店前には雪が積もりっぱなし
道路上だって、場所によっては吹雪いて前がホワイトアウトになったりすることもあったりして、デインジャラス。
なるほど、これを皆は避けて東名高速に流れているのかもしれません。
いやー、「今年は暖冬だから必要ないよ」と言われたり、「スキーに行く用事もないくせに」といわれながらも、スタッドレスタイヤを新調しておいてよかったー。
ゆったり運転で、渋滞知らず、無事に帰ってくることができました。

確かに渋滞知らずでスイスイ帰れたのですが、さすがに中央高速から横浜方面だと遠回りになるようで、580キロ、9時間の旅になってしまいました。うははは。 (通常だと450キロほどで7時間ぐらい)

ただ、道路上に散布された融雪剤が舞い上がってクルマに漂着して真っ白くザラザラになってしまったのには参りました。
フロントガラスなんて、こびりついた融雪剤のおかげで前が見えません……。
運転中、何度もウォッシャー液をジュウジュウ出しまくりですよ。
ただ、これも気温が零下になっちゃうと凍結するおそれもあるし、どうしたものなんでしょうねえ。
いったい皆はどうしているのでしょうか。

帰ってきてテレビを点けてみると、ちょうど箱根駅伝がスタートした直後のようです。
なるほどー、昼前になると、この家の近くを選手が走り抜けて行くのですね。
年に1度のこの機会、野次馬野郎としては見逃すわけにもいきません。
せっかくだから走る選手と中継風景をナマで見たい。うまくすればテレビに映っちゃうかもねー……ゲシシシシ。
などとイヤらしいことを考え、ちょっとひと眠り。昼前には起きるつもりだったのです。
ところが! 目が覚めると!
ワー、もう夕方の5時じゃないですか!
何をやってるんだか……。

そんな真っ暗になった窓の外では、おお。
お正月休みということで、さすが都心の空気が澄んでいるのか、東京タワーがハッキリクッキリ見えています。
いつもより輝き度が増しているように感じる東京タワー

いつもであれば、低くて見えづらいレインボーブリッジも、肉眼でハッキリ見えています。
肉眼でも見えたよ! レインボーブリッジ

会社は、明日もう一日お休みなのです。
なんとか明日中に、朝、起きられる身体に戻しておかなければ……。
(とか言いながら、このブログを更新している時間はもうすでに起きる時間だ。朝ご飯食べて、寝よ)

連休最終日のウダウダで感じる幸せ感と焦燥感

昨日の晩にカレーをつくっておいたから、今日から1週間はご飯の心配をしなくてもOKなんですよ。
作り置き用のカレーということで、焦ることなくゆっくりつくることができたからか、玉ネギを珍しく飽きることなく40分程度炒めることができて、茶色……とまではいかなくてもキツネ色に近い感じにすることができました。
ただ、さすがにこれ以上炒めることは飽きてしまって、お鍋に投入してしまいました。
玉ネギがじっくり飴色になるまで炒めることができる集中力が欲しい……。

そんな訳で、今日は食料の心配がいらないため、1日中ずっとウダウダと惰眠をむさぼるむさぼる。
赤ちゃんのように寝ていて、極上の幸せを夢うつつのなかで味わっていたのですよ。
しかし、夜になるとさすがに「このままでは、本当に赤ちゃんのようになってしまう」と焦りがムクムクわき上がってくるのです。
廃人になりたくなければ、とにかくお出かけですよ!……と無意味な思いこみで、夜も日付が変わろうとする11時過ぎになってお出かけしてきました。
とは言っても、いつものように市内観光コースを20キロほどのドライビングです。

いやー、ホントにこのコースは、行く時間帯によって、色々な「横浜の街並み」を見ることができるから、何度ドライブしても飽きることがありませんね。
夜は「人がいない観光地の顔」を見ることができますし、週末や休日で道路が激混みの昼間でも、「どんな観光客がいるのかな」と見ていることができるので、全然苦にならないのですね。

そんなすっかり「夜の顔」になっているみなとみらいのコスモワールドは、コスモクロック(観覧車)前で信号待ちです。
おお、“花火のイルミネーション”まであと1秒……というところで、青信号に変わっちゃいました。
あと1秒で花火のイルミネーションが見られるところだったみなとみらいの観覧車
もう、なんというタイミングなんでしょうか。
これまで何回もこのルートでドライブしているのですが、いまだかつて、ここの信号待ちで、観覧車が“花火のイルミネーション”になっているのを見たことないのですねー。
これはひょっとしたら……。テレビ東京のポケモン騒動のように「花火のイルミネーションがフラッシュ効果で危険」ということで、決して運転中には花火のイルミネーションが見られないように、横浜市内の各信号機と観覧車のイルミネーションが連動しているにちがいありません!(← そんな訳ありません)

大桟橋では、何やら巨大な船が灯りを煌々と点しながら停泊しています。それも2隻。
家に帰ってからベランダに出て見ても、煌々とした灯りがピカピカ光っているのがよく見えているのですね。
大桟橋のホームページで調べてみたところ、この大きな船は「ザ・ワールド」という世界一周旅行中の船なのだそうです。
しかもこの船、客室は皆、分譲なんだそうですよ、分譲。別荘。うへー。
色々な意味で、その後ろで建物に隠れるように停泊している「にっぽん丸」がメチャクチャ小さく見えます……。
洋上の別荘「ザ・ワールド」と、建物の陰に隠れて見えない「にっぽん丸」

なんでも今日の昼間、ぼくがちょうど惰眠をウダウダとむさぼっていた頃、大桟橋には、この2隻に加えて、「ぱしふぃっくびいなす」「飛鳥II」と4隻も停泊していたそうなんです。
さぞかし壮観だったでしょうねえ。
そんな壮観な景色が見られたかもしれないのに、ウダウダと惰眠をむさぼっていたとは、なんだかメチャクチャもったいないことをしてしまったような気がします。

そういえば、夢うつつで「ボーッ」と汽笛が鳴っているような気がしていたのですが、それってひょっとしたら「ぱしふぃっくびいなす」か「飛鳥II」のどちらかがちょうど出航していたときだったのでしょうか。
せめてあのときに起きて外を見ていたら……ああ。

みちのくひとり旅(最終日)

朝も目覚めると、まずは一番に露天風呂。
スッポンポンの全身に、山の木々からくまなく降り注ぐフィトンチッドとせせらぎから発するマイナスイオンのダブル効果のプラシーボで、気分はスッキリ。
これまたプラシーボで(というより、単なる旅行という非日常のハレの舞台でのハイテンションで)、鬱々とした気分もすっかりどこかへ吹っ飛んでます。
なるほど、転地療養ってこんな感じなんでしょうねえ。

朝ご飯は大宴会場で朝食バイキング。
バイキングってやばいんですよねえ、ついつい歯止めがきかずに食べ過ぎてしまうんです。
今日も案の定、「あれも食べたい」「これも食べたい」と皿に盛っていると、和洋折衷の節操ない状態の朝ご飯になってしまいました。
この時点でもうお腹ははち切れそうになってしまっています。お昼の予定の牛タンがピンチなんですよ

10時にチェックアウト後、作並温泉からほど近い定義山にゴウ!
定義如来という仏さんをまつっているお寺があるのですが、ここの参道にある「揚げたての厚揚げ」がうまいとのことで、食べにきたのです……が。
案の定、胃袋には朝食バイキングがまだまだ溢れそうなぐらい残っているんですよ。
そんな状態なので、100%ベストで厚揚げを楽しめたとは言えず……大変食いに悔いを残す結果になってしまったのでした。
定義山の名物の揚げたてアツアツの厚揚げ

お寺では、メチャクチャ悪ガキっぽい笑顔を見せている狛犬に一目惚れしてしまいました。
この邪悪な笑みは、狛犬というよりもガーゴイルですって
なんですか、この笑顔。悪ガキどころか、メチャクチャ邪悪な笑顔じゃないですか。
ひょっとしたら狛犬が西洋に伝わってガーゴイルになったのではないかと思えるほどの邪悪さですね、これ。
しかもお供えが「1円」って……。手洗い場でももうちょっと小銭がありましたよ。
やっぱり、ガーゴイルもどきの邪悪な狛犬では、あまりありがたみを感じないのでしょうかねえ。
(意外とやってくれそうなヤツではあるように見えるのですが)

イヌといえば、参道のお店で番をしているこのワンコ(名前はホクト)。
店番をしているワンコ、「ホクト」
店先のガラス戸に、「撫でてやると喜びます」みたいなことを書いた張り紙がされてあるので、どれどれ……と遠慮なく触らせてもらいます。
撫でてやっても……フンって感じ
確かにおとなしくて触りたい放題触らせてくれるのですが、逆に触られ慣れてしまったからか、それとも今日はたまたまムシの居所が悪いのか、お愛想がまったくないんです。
そこでぼくのゴールドフィンガーのテクニック、登場ですよ。
そこかしこのツボを容赦なく攻撃してやっていると……あらら。
いきなり腹出しポーズであられもない姿でゴロリン。
しかも腹を撫でられるのに慣れてないからか、撫でる手の動きに合わせて、後ろ脚が同じタイミングでシャカシャカシャカシャカ……とイヌかき状態で動いているのですね。
お腹をみせてくれました。しかも脚が一緒に動いちゃうのです
ホクト、可愛い過ぎです。

境内のお店をひやかして遊んでいるだけでも、時間はあっという間にお昼近くになり、「牛タン!」。
朝、バイキングであんなに腹がはち切れそうだったのに、さっき、厚揚げを食べたばかりだというのに、もうお昼ご飯を食べることしか考えられない、脅威の大食い野郎がここにいるのですよ。

そんな訳で、まずは牛タンの名店が揃っている仙台駅周辺に行ってみました。
しかしこのあたりはさすがに観光地です。どうも歩いている観光客の数が多いのですね。
これはひょっとすると、牛タン屋さんも人でいっぱいである可能性もあるな……と、行先を変更しました。
ここからちょっと離れたところにあるお店に向かいます。
しかし、着いてみてビックリ!
観光地からはかなり離れたこのお店も、地元民でしょうか、メチャクチャ人が多いのですよ。
店員さん、特に厨房のなかで肉を焼いている人が、まるで戦場にいるかのような殺伐さを醸し出しているのでした。
一時なんて営業中なのに、いきなりオーダーストップなんてしてしまっていました。
厨房のなかのひとに対して、いかに客が多すぎか……。
でも待った甲斐もあるというものです。
運ばれてきた、焼きたてアツアツの牛タン、とってもジューシーで、プリプリで、味も濃厚で、メチャクチャうまいのです。
ジューシーでプリプリで味も濃厚な牛タン、メチャウマ
嗚呼、なんて素晴らしい我が牛タンライフ(← あまりの美味しさに、まだ1回食べただけなのに、もう人生を悟った気になっています)

さて、そんな楽しい2日間はあっという間に過ぎ、帰ることにしました。
高速道での渋滞ポイントは、行きで判ったような気がします。
だったら! そのポイントを過ぎるまでは高速道路にのらず、下の道を走った方が(時間は掛かっても)ストレスはたまらないでしょう。
そんな訳で、仙台市内から常磐道まで、ひたすら「面白そうな道」を探して走ることにしました。

田んぼのあぜ道に咲いている彼岸花を眺めてみたり、
田んぼのあぜ道に咲いている彼岸花を眺めてみる

見ていると吸い込まれそうになる太平洋の荒波をずっと眺めていたり、
見ていると吸い込まれそうになる太平洋の荒波をずっと眺めてみる

碧眼のネコを相手に遊ぼうと努力してみたり。
碧眼のネコ相手に遊ぼうと努力してみる

また国道6号線では、ぼくの背後に20台ほど暴走族が着いてくることになってしまいました。
しかし福島の暴走族はマナーがいいんです。
決して蛇行運転はせず、車線を無視した無茶な追い越しもせず、ノロノロ運転もせず。
これが東京とか大阪だったらエライ目にあっているところでした……。

心配していた高速の渋滞にも結局引っかからず、8時間ほど掛けて無事に横浜まで辿り着いたのでした。
そんななかで今回の旅行、唯一の後悔、それは「露天風呂でのセルフヌード写真が撮れなかったこと」
日記ネタをこれでひとつ落としてしまいました。
いやー、いつも行くような“ひなびた”温泉だったら、絶対に貸切状態になる時間帯ってあるのですが、さすがに巨大旅館だからこそお客さんの数も多く、そうそううまくひとりになることはありませんでした。
残念。

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