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久しぶりに横浜港で極私的「工場クルーズ」

昼頃、モゾモゾと目を覚ますと、なんだか窓の外が眩しいのです。
カーテンの向こうを見てみたら……おおう。
なんといういい天気。絶好のお外日和なんですよ。
しかも、風もまったく吹いてないのか、横浜港の風車がまったく回っていません。
海の様子も……凪っぽい感じ?

これはチャンス。

久々にボートに乗ってみたい衝動に駆られちゃいました。
いつもお世話になっている東神奈川のUYフラッグさんに電話して訊いてみます。
すると! なんと! やったね!
今日はどのボートも空いてるからウェルカム、というではありませんか。

ということで!
久々にやってきました、横浜港!極私的工場クルーズ!ヒャッホウ!
お伺いした時間が遅かったので、借りられる時間は2時間しかありませんが、行けるとこまで行ってみましょう!
(こんなことならもうちょっと早くに起きるべきでした……)

瑞穂埠頭の根元にあるUYフラッグさんを出航し、まず見えてくるのはこれ、バンザイクレーンなんですね。
瑞穂埠頭の根元にある小さなバンザイクレーン
「バンザーイ」というよりも、両手を振り上げて「いってらっしゃーい!」とお見送りされているようなものでしょうかねえ。
いってきまーす!

その先にあるのが、ぼくが大好きなバナナ1号2号。
まるで「ロンドンブーツ1号2号」みたいなこの倉庫は、名前どおり、バナナ倉庫なんだそうです。
たまにバナナの甘い匂いも漂ってくることもあるそうなんですよ。
バナナ2号はブルーです。バナナ色じゃないのが残念
1号の方が、見事にキュートなバナナ色の倉庫なのですが、残念ながら船が留まっていてよく見えません。
仕方ないので、なぜかブルーに染め上げられた2号のみ見て行きましょう。

意外と知られてない昭和電工のボーキサイト置き場。
ボーキサイト置き場にある双子のバケットクレーン
この工場では長らく、アルミの原料となる「アルミナ」というのを造っているそうですが、環境問題から2015年までには撤退するそうです。
そうなると、この光景も見られなくなると思うのですね。
この双子のバケットクレーンたちも、いずれは撤去されてしまうのでしょうか。
こうして見られる今のうちに、ガンガン見ておかないといけませんね。
ぼくの大好きな東亜石油の京浜製油所扇町工場も撤退しちゃったし、京浜工業地帯で見どころがドンドンなくなるのは寂しい限りです。

ここから一度京浜運河に出てみます。
鶴見川の河口には、東京電力の火力発電所があるのですね。
双子の煙突が特徴の、東京電力火力発電所
例の原発問題で、今はフル稼働しているところだと思います。
奥に双子煙突があるのですが、震災前はこの煙突がとてもカラフルにライトアップされていたものです。
それが地震以降、すっかり暗くなってしまって、横浜の夜景が寂しいものになってしまっています。
(震災の影響を考えると、そんなことも言ってられないとは思うので仕方ないといえば仕方ないのですが)

鶴見川の向こうには、かなりの規模の造船所「ジャパンマリンユナイテッド」があります。
しかしこの会社、ちょっと前まではユニバーサル造船という名前だったはずなのに、いつの間にか変わってるんですね。
そのさらに前には「日本鋼管」(と日立造船の合併)だったし、もう覚えきれません。

このジャパンマリンユナイテッドでは、民間の船よりも海上保安庁の巡視艇や海上自衛隊の護衛艦がメンテナンスされているところをよく見かけます。
海上保安庁の巡視艇が3隻、停泊中のところ。
造船所には、海上保安庁の巡視艇が3隻停泊中

この船なんて、かなり艦橋や甲板がモノモノしいことになっています。 ひょっとして新造船?……と調べてみたら「補給艦(艦名ときわ)」というものだそうです。
船首に番号が付いていると、調べやすくていいですね。
何やら艦橋が物々しい状態

またこの造船所では浮きドックが海上に設置してあるんですね。
このなかを覗き込むのも楽しみのひとつなんです。
浮きドックのなかでは、まさにメンテナンスの真っ最中

浮きドックのなかでは、まさに掃海艇の「のとじま」がメンテナンスの真っ最中でした。
お仕事、ご苦労さまです!
メンテナンス真っ最中の掃海艇「のとじま」

このジャパンマリンユナイテッド(旧ユニバーサル造船)と運河を挟んだ向かいには、旭硝子の工場もあるんですよね。
このような看板を掲げて、とてもウェルカムしてくれてます……が、何をする課なのか、もひとつ判ってません。
非常にウェルカムな課のようですが……何をする部署なのか、もひとつ判りません

ふたたび京浜運河に出て、しばらく行くと見えてくるのは……カッコイイ!
日清製粉のバンザイクレーンです。
日清製粉の巨大なバンザイクレーン
さっきのバンザイクレーンとは違って、こちらは倉庫の規模が大きいからか、バンザイする腕もかなりデカイ。
なんというか、さっきの「いってらっしゃーい」みたいなカワイイものではないのですね。
全米アームレスリング大会で、優勝した選手が「I'm the Champioooooon!」などと雄叫びを上げているかのような、そんな迫力が感じられます。

そのバンザイクレーンの向こうにあるのが田辺運河ですね。
そこに入ろうとした所で「おお!」。
全長が200m以上はあろうかと思われるメチャクチャ巨大な貨物船が、運河の角のところにある三井埠頭にちょうど接岸しようとしているところだったんですよ!
“すでに停泊している巨大な船”というのはいつでも見ることができるのですが、こうして接岸するところなんて、なかなか見られるものではないですからねー。
もうずっと貨物船のお尻あたりに陣取って、眺めていたんです。

そうしたら、ひとつの発見が。
こうした巨大船でも、停泊しているときはちゃんと岸にロープを張って係留しているのですが、あのロープって、どうやって繋ぐのかなーと思っていたんです。
そうしたら、その瞬間を見ることができましたよ! やったね!
こうして小さな船でロープを船から受け取って、それを岸壁まで運んでいたのですね!
係留ロープは小型船で岸壁に運びます
わずか1隻の船が接岸するだけなのに、もうそれだけでも何十人もの人が働く現場、何だかステキです。

田辺運河の入口に2機あるイグアナクレーンも、日曜日だというのに1機が稼働中です。
イグアナクレーン、おシゴト中
仕事していない“頭を上げているとき”は確かにイグアナなんですが、おシゴトするために頭を下げたら……ああ、やっぱりイグアナだ。

この運河を奥に入っていくと、そこにそびえ立つのが、これ。
昭和電工の要塞のようなプラントですね。
ラスボス感満載の風格、昭和電工の要塞のようなプラント
どうですか、この重厚感。
背後からもスチームがもうもうと立ち込めていて、ラストボスの風格がありすぎです。
これを見るだけでも、工場クルーズの価値があるというものですね。

本当はこのさらに向こうにある東亜石油のタワーや、東燃化学の煙突から吹き出すフレアスタックも見に行きたかったのですが……あうあう、風が強くなってきたので断念、引き返すことにしました。

といっても、まだ時間もあるので、ちょっとだけ横浜港内をクルージング。
すると、何やら見慣れないものがあるんです。
緑色の帆船みたいなもの……?アレはいったい何だろう?と近寄ってみると……おお!
マストと舳先に作業用ネットが張られて、何やら帆船みたいに見えた氷川丸
なんと、氷川丸なのでした!
ちょうど海の方に向かっている舳先を、これは塗料の塗り直しでもしているのでしょうかねえ。
マストにも緑色の作業用ネットが掛けられているその姿が、沖合から見たら見慣れない緑色の帆船のように見えたのでした。

こうして無事に瑞穂埠頭のUYフラッグさんまで戻ってきたのですが、ここでまたしばらく長っ尻しちゃいました。
おかみさんの入れてくれるお茶をいただきながらベラベラ話しているうちに、外はもう夕暮れの景色に。
昭和初期に建てられた三井倉庫のカッコイイクレーンもこんなシルエットに染まっていたのでした。
UYフラッグ裏にある三井倉庫の建物も夕暮れの中に

ということで今回、2時間で約25kmの航跡と、各所で撮りまくった写真は以下でご覧いただけます。
お気軽にどうぞ~。

より大きな地図で 極私的「横浜港工場クルーズ」 を表示

大雪の宴のあと

雪が積もった日はテンション高く「やったぜ、やったぜ、ヤッホー、ヤッホー」とはしゃぎまくっていたのに……。
その次の日が大変だということを忘れていました。
考えてみたら、前回横浜でも大雪が降ったのはもう7年も前とのこと。 そりゃすっかり後の日の大変なことなんて、忘れてしまってますよ。

というわけで、今回の大雪……というには多すぎるドカ雪騒動。
大はしゃぎだった祝日の月曜日から一夜明けた次の日の朝のことです。
案の定、道路上には溶けかけた雪がすっかり凍結していて、ガッチンゴッチンになっていましたよ。
大雪から一夜明けた道路は凍結していてガッチンゴッチンに

ガッチンゴッチンに凍結していて、まるであざけり笑うかのように朝日をテカテカ照り返す、ツルッツルの坂道や階段も目前にして「どうしよう……こんなところ歩けるかよ……」と、途方に暮れていたんですが、そうも言ってられません。
サラリーマン、OL、学生たちが恐る恐る歩いている姿があちこちで見られました。
何しろ横浜なんてちょっとした住宅街も丘の上にあったりして、坂の街ですから、もう大変です。

ぼくも意を決して、果敢にも一歩を踏み出したのですが……おおっっと!。
傾斜となっている道路上で、見事に足を滑らせてしまい、転倒、お尻から着地するというハプニングをやっちましました。

が、しかし。痛くないんです。
キレイに足を前に揃えて、マンガみたいにお尻から着地したため、お肉がエアバックのような役割を果たしたのでしょうね。
我がお尻とは生まれて依頼の長年の付き合いがあるのですが、全然気づいていませんでした。「お尻には、ちゃんと優れた機能性がある」のですね。

そんな大騒ぎだった休み明けの火曜日だったのですが、お昼には、昨日の大雪がまるでウソのように太陽がガンガン照りつけるいいお天気になりました。
これはもう雪もすっかり溶けて、帰りは楽チンだろうな、と思っていたのですが……甘すぎました。
中途半端に溶けた分が、夜の気温低下でまた凍結してしまい、場所によっては相変わらずガチンゴチンのままなんです。
夜になるとまた凍結して、さらに強度が増したようです
こうなってしまうと、また明日の朝が大変そう……。

そして、真の悲劇はウチのあるマンションの管理人さんに襲いかかっていたのでした。
エントランスには、このような管理人さんからの魂の叫びが……。
大雪のため、ゴミ回収が来ませんでした
月曜日のゴミ回収が大雪で来られなかったのは判るのですが、なんと火曜日も回収されずに残ったままなのだそうです。
「火曜日“も”来ていません」というあたり、管理人さんの悲哀を感じさせられます。
ゴミ集積場が満杯ということで、これはもう非常事態宣言ものなんですよ……。
横浜市、危うし。

足首まで埋もれる大雪でした

もともと天気予報では、今日は大荒れの天気でしょう、とは言われていたんです。
だから何の予定も入れず、昼過ぎまでゆっくり寝ていたんです。

で、起きてときに「なんだか今日は寒いなー」と窓の外を見てみたら、あらビックリ。
もう空から地面から、目の前一面が真っ白なんです。
昼過ぎに起きたら、目の前一面が真っ白なことに

これはもう家で寝てる場合じゃないよ! 外に出ないとせっかくの雪の話題に乗り遅れちゃうよ!
そう思って、ご飯も食べず外に出ようとしたら……うわお。メチャクチャ危ないところでした。

ベランダから見たマンション南側は、雪がシンシンと降り積もるだけの静かな銀世界だったのですよね。
ところが、玄関のある北側はもうエライことになっているんです。
暴風が吹き荒れていて、雪が横殴りで叩きつけてきて、かなりのブリザード。
マンションの窓や壁にも雪がびっしりとこびりついていて、もうどこの雪山なのかと。
北側は暴風雪となっていて、下手すると遭難するような事態に
これはアカン雪や、外に出たら遭難する雪や……と慌てて引き返したのですが、うーん……。
やっぱし外に出たほうが楽しそうなんですよ。
もうね、意を決して、厳重に暖かい格好で身を包んで、出て行きましたよ。

マンションの出入り口では管理人さんが雪かきしてくれています。
「こんにちは。エライことになっちゃってますねー」と挨拶すると、管理人さん「雪でゴミの回収がまだ来てないんですよ」。
嘆いてます。なんでも、ゴミの回収が来ないことには帰ることができないんだとか。

まあ今日の回収は、生モノもある家庭ゴミの日じゃないから、まだ不幸中の幸いといったところでしょうか。
そう思いながら道路に出てみると、おおう。
ゴミ回収車が立ち往生してました。
道路ではいろんな車が立ち往生中
ゴミ回収車の前方でも、トラックがチェーンの取り付け真っ最中のようです。
一時は、いろんなクルマが、この道路上で立ち往生していました。

【追記】
実は、これを書いている夜になっても、ゴミ回収車は道路上に駐車されたままになっているようです。
きっと、この雪でどうにも動かすことができず、お手上げ状態で引き上げていったということなのでしょうか……。

住宅街のなかを歩いていたら、あちらこちらからスコップで道路を擦るシャリシャリという音が響いてくるんですよね。
どこのおたくでも雪かきをしている、その音のようでした。
横浜で、雪かき
しかし、まさか横浜で雪かきをするようなことがあるとは、夢にも思っていませんでした。

そして、住宅街の真ん中でもクルマが立ち往生していました。
踏み込んでも踏み込んで空転するタイヤに、近所の人たちが集まってきて力を合わせて押しているんです。
立ち往生したクルマを、皆で力を合わせて動かす
(ギャー、カメラに雪が降り積もってきた!)
それでもどうしようもない状況に、お父さんみたいな方が、「おい、家にある毛布持ってこい」……。
なんというか、雪が降った世界では、積もった雪の美しさだけじゃなくて、こうしたヒトの優しさも目にする事ができるようです。
恐るべし、雪景色。

街なかに出てみると……おおう、なんですか、これは。
もうね、auのお店では携帯をどうしようというのかと。
いや、考えようによっては防水性やタフネス性ををアピールできる、絶好の機会なのかもしれませんね!
……って、あれ?
そのアピールができるのは、カシオのスマホぐらいものじゃないのでしたっけ。
auショップの店先では、携帯がすっかり雪に埋もれてしまいました

しかし、この大雪でやっぱり大喜びなのは子どもたちなんでしょうね。
小さい子にはまだちょっと歩きにくそうですが、それでも空き地などがあると立ち止まって雪遊びをしていました。
お母さんと一緒に歩く雪道

一方、この子にとってはまだ、雪は未知の異質物なのかもしれませんね。

おそるおそる歩きながら、それでも時折雪をすくっては散らしてみたりして、とても興味津々のようなのでした。
ああそうか、雪の上を歩く感触って、まるで片栗粉を踏みしめるような違和感があるから、この子はきっとその感触に慣れてないだけなのかもしれません。

家族が揃ったら雪合戦ですな。
こちらのお宅では主に、お母さん VS 男の子という様相を示していました。
男の子の方が先に飽きちゃって家の中に入って行っちゃいましたが……。

こちらでは、女の子たちが雪だるまづくりに精を出していました。
頭と胴体を手分けしてつくっているので、これはきっと、大きな雪だるまができるでしょうね。

その向こう側では、男子たちが坂道を滑り降りる競争で大はしゃぎしてました。
ここの道は普段、結構クルマが通るのですが、さすがに今日はなかなか通るクルマもないようです。
安心して遊んでいるのでしょうか。

しかしこの雪景色では、子どもたちだけじゃなくて、親も楽しんでいたんです。
娘と一緒にそりを持ってきて遊んでいたお父さん、「そり楽しいよ!お父さんもどう?」と娘に言われて、ヒャッホー状態。
娘よりも大きなリアクション、見せてくれてました。

そして。
やっぱりいちばん大はしゃぎするのは、やっぱりワンコでしょう。
「イヌは喜び、庭駆けまわり」状態で、お散歩途中でもはしゃいでる、はしゃいでる……。
ワンコって脚の裏が冷たくないのかなーとか思っていましたが、どうやら彼らにとって雪は、冷たいとか、寒いもの、という概念はなくて、ただ単に楽しい“おもちゃ”なんでしょうね。

……ってキミは、完全に雪のなかに埋もれちゃってしまってるじゃないですか!

大手町まで箱根駅伝(復路)を見てきました

昨日、家の近所を通る箱根駅伝の往路を見たことで、何なんでしょうね、変な炎が燃え上がったようなんです。
往路も見たんだから、復路も見ないと!と張り切ってしまったのです。
ただ、家の近所に見に行ったとしても、結局はブログには昨日とまったく同じことしか書けないわけですよね。
それじゃあ、まったく面白くないんです。

もうちょっと変わったこと書かなくちゃ……と思っていたら、おお、そうだ。
もういっそのこと、大手町までゴールの様子を見に行ってみてはどうかしら。
そう思いついてしまっては、居ても立ってもいられません。
電車に乗っていそいそと、駅伝での一番のクライマックス、ゴールとなる大手町まで行ってきたのでした。

ゴールは13時半ごろということで、余裕を持って12時半に行ったのですが……なんですか、これは。
とにかく人の数がスゴイのなんの。
ゴール前どころか、そこに向かう歩道からして、ずっとヒト、ヒト、ヒト、ヒト……で埋め尽くされているんです。
歩道を埋め尽くすヒト、ヒト、ヒト、ヒト……

歩道には柵が設置されているのですが、人の波に押されて柵が倒れそうになったりして、もう大変。
ライブ会場でのモッシュかという勢いなんです。
下手すりゃ将棋倒し寸前のデインジャラスさなんですよ。
警備員も「押さないでください」「後ろの通行場所を空けてください」とハンドマイクでガンガン注意しています。
雰囲気、ピリピリしてます。
設置された柵が倒れそうになったりしていて、危険な状態に

そんななか、ゴール地点のスタッフたちは淡々と準備を進めています。
全然知らなかったのですが、どうやら「ゴールテープの持ち方」はかなり重要なことのようなのです。
テープにはスポンサーのロゴマークも入っているので、真正面のテレビカメラにちゃんと映らなければなりません。
選手が美しくテープを切ることができるように、高さも大事です。
ゴールテープの持ち方は、スポンサーのロゴを美しく見せることも必要なんです

そのような理由からでしょうか。
テープを両側で持つ係員に対して、ずっと高さの確認や、ロゴの位置の調整をしていたのでした。
テレビで映るのはわずか一瞬なんですが、それでもここまでパーフェクトに調整をして万事整えているのですね。
ゴールテープの持ち方、練習中

向かいの工事現場でも、事務所から人がゾクゾクと姿を見せては様子を見ています。
写真左上、工事現場の鉄骨の上には、ヘルメットをかぶったオジサンがカメラまで構えています。
事務所には「ラジオ日本」の旗が出てますね。
臨時のスタジオか何かなのかしら。
工事現場事務所からもたくさんの人が見ています

そして。
時間は13時半ちょっと過ぎ、日本橋を経由して選手がゾクゾクと戻ってきています。
まずは、箱根をスタートしてからずっとトップを独走してきたという、日本体育大学が安定したゴールインです。
このさすがの安定性には、観客も安心して声援を投げ掛けていました。

しかしやはり観客としては筋書きのない、ドキドキ感を求めているのでしょう。
この日、もっとも観客が沸いたのは、ゴール直前まで展開していた帝京大学と早稲田大学の接戦でした。
最後の最後まで、いったいどちらが抜け出すのかまったく読めず、2人の選手がもつれ込むようにゴールした瞬間、歓声と悲鳴のどよめきが、地響きのように沸き起こったんです。
ゴール前までもつれ込んだ帝京大学と早稲田大学の接戦
いやー、ぼくだって、この光景にはもうずっとドキドキしっぱなしだったんですよね。

このあとにゴールしたのは明治大学の選手です。
彼はゴールテープを切った瞬間に気力を使い果たしたのか、倒れこんでしまいました。
ゴール直後に倒れこむ明治大学の選手

すぐさまチームメイトが駆けつけたのですが、順位を落としてしまったことを悔やむような表情が印象的でした。
順位を落としてしまったことを悔やむような表情が印象的だった明治大学

笑顔やガッツポーズで選手がゴールインする姿もいいですが、このように、ゴール後でしか見られないドラマを目の当たりにできるのも、直接見に行くことの醍醐味なんですね。
この明治大学の選手のあとは、ずっとゴールした後の姿ばかり見てしまうようになってしまいました。
きっと、選手にとっては競技そのものを見てもらいたいのでしょうが……申し訳ありません。

笑顔でチームメイト称える法政大学。
笑顔でチームメイト称える法政大学

往路で棄権したために「オープン参加」となった城西大学のこの表情。
往路で棄権したために「オープン参加」となった城西大学の表情

倒れこむ選手をサポートする東京農業大学。
倒れこむ選手をサポートする東京農業大学

選手を笑顔で称えながらサポートする日本大学。

いやあ、このゴール後のこんな光景にはサブイボが出て止まりませんって。
来年は、ゴールする姿よりも、その後を追っていってみようかしら……とか思ってしまうほどでした。

こうして、すべての選手がゴールインしたと思ったら……早っ!
みるみるうちに撤収をはじめていくのでした。
みるみるうちに撤収するゴール地点
そりゃそうか。
このゴールがある道路はずっと閉鎖しているので、早く通行できるようにしないといけないのですね。
なかなかテレビでは見ることができない駅伝の舞台裏を、最後の最後まで楽しませてもらったのでした。

来年もまた、見に行こうっと。
いや、ちゃんと起きることができたならの話、なんですが。

家の近所で箱根駅伝(往路)を見てきました

毎年、お正月に開催されている箱根駅伝なんですが、実はこれ、ルートが家の近所を通っているんですね。
テレビでも何度か「おお、近所を走ってるぜ」と見ているんです。
なので沿道まで見に行くこともできるのですが、実はこれがなかなか難しい。
休みの日は宵っ張りになるため、通過している時間帯は、ちょうど寝ているときなんですよね。
なので起きた頃にはもうすっかり通り過ぎている、とか、ひどいときにはもうゴールしたあと、ということもよくあるんです。

いや、実際に1回だけ沿道まで見に行ったことはあるんですね。
といっても、もう7年も前、2006年のことなんですよ。
しかもこれ、午前中に通過する往路ではなく、昼頃に通過する復路のときなんですよね。
(どうも前日は寝過ごしたらしく、「リベンジ」とか言ってるし)

でもやっぱり見られるものは見に行ってみたい。
だったら寝なかったらいいんじゃないか、その思いだけで、今年は本当に寝ずに待っていることにしました。
フフフフ、その甲斐ありましたよ。
テレビで状況を見ながら余裕を持って沿道に行くことができました。
そのため、まだ沿道に人が少ないうちから、見やすいいい場所を確保することができたんです。
沿道にいても、現在の状況は携帯ワンセグでバッチリとテレビ中継を見ることができるので、あとどれぐらいで通過することになるのか、心の準備まで万端に整えられるんですね。
いやー、便利な世の中だ。

ところで、テレビで見ていると、沿道で皆がお揃いの「新聞社の旗」を振っていますよね。
あれはいったいどうやって手に入れるのでしょうか。

それは選手が来る前に、こうして新聞社のワゴン車が配ってるんです。
応援旗(という名の新聞社の旗)を配って回るワゴン車
といっても、係員が降りてきて手渡しで配るわけじゃないのです。
ワゴン車のスピーカーから「応援旗をお配りしています。沿道の皆さんでおまわしください」とアナウンスすると同時に、旗をまとめてドバッと下ろしていくだけなんですね。
あとは沿道の観衆同士で助けあってなんとかしてくれ、と。
ひょっとしてこの調子で、大手町から箱根まで旗を配り続けていくのかしら。

また、広報車として、先日発表されたばかりの新型クラウンが使われていました。
しかも、そのうちの1台は、なんと、記者発表でも度肝を抜かれた“ピンクのクラウン”なんですよ!
これです、これ!
新型クラウンが広報車に使われていましたが……この色はないわー
うわー、うわー、うわー、うわー。
実際に目で見たら、このあまりの常軌を逸した色彩感覚にクラクラきちゃいます。
ええっと……、やっぱりクラウンにこの色は……、売れないと思います……。

そうこうしているうちに白バイが!
お調子者がいないか、沿道の観衆をチェックする白バイ隊員
パトカーが!
お調子者がいないか、沿道の観衆をチェックするパトカー隊員
沿道の観衆をギロリと眺めながら通り過ぎていきます。
車道にはみ出しているお調子者がいないかどうか、まずは偵察しているようなんですね。
ちょっとでもお行儀が悪い人がいると、「車道に降りないでください。歩道に上がってください」と注意されています。

そして……ああ、来ました!
まずは中継車です。
テレビ中継の要となる中継車
そして、その後ろには、先頭のランナーを映すカメラを積んだトラック。
先頭走者を映しているテレビカメラ車

これら車両と、先導する白バイが通りすぎていくと……現れました!
トップを独走している東洋大学の選手が……あっという間に通り過ぎて行きました。
トップは独走状態の東洋大学でした

しかし、あまりに安定した独走ぶりに、中継はどちらかというとその後ろがメインのようです。
2位だった明治大学を、後ろから一気に追い上げてきた駒澤大学が抜かしているところのようです。
2位争いの接戦だった、駒澤大学と明治大学

その後も団子状態で、次々と選手が目の前をあっという間に駆け抜けていってしまうのですね。
こんな感じが、もう何回も続くのです。
団子状態の選手たち
なので沿道で見ていると、テレビを見ているのと違って、いったい今はどこの大学が通り過ぎていって、それがいったい何位なのやら、よく判らないのですね。
やっぱりテレビの見せ方はうまいものです。

そして、最後の選手が通り過ぎていったところで、最後尾のパトカーが「交通規制は間もなく解除します。係員の指示に従ってください」とアナウンスして行き、これで終わりです。

しかし“交通規制”といっても、道路を閉鎖するわけではないのですね。
2車線のうちの歩道側を駅伝用に使用するだけであって、中央線側の車線は普通にクルマが走っています。
ただし、ランナーのいる辺りはカメラ車やペース車、白バイなどによるブロックがあるため、自由にブンブン通ることもできずちょっとした渋滞となってしまっているのでした。

こんな感じで白バイや大会関係車がブロックしているんです。
選手の後続には、通行をブロックする白バイや大会関係車

そのため、後ろはちょっとした渋滞となってしまっています。
駅伝通過直後のちょっとした渋滞

やっぱり沿道まで見に来たら、テレビ中継を見ているだけでは判らない、臨場感や手作り感、運営の緊張感などが伝わってきて、なんというか、面白いものです。
ああ、なんだかクセになりそうです。

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