北野武監督のサラリーマン映画

前回の「アウトレイジ」を観終わったときにあれ?って思っていたんです。
それが今回、続篇の「アウトレイジ ビヨンド」を予告篇を観て、ああ、やっぱりなって思ったんですよね。
ぼくたちサラリーマンが北野武監督のヤクザ映画に惹かれるのは、ただ単にその暴力描写が激しくてスッキリするから、という理由だけじゃなくて、これが「ヤクザ」に名を借りた、ある意味、立派なサラリーマン映画だから、じゃないでしょうか。

「組」という組織はそのまま会社だし、理不尽な上層部も上司や経営陣に当てはまります。
なんというか、かなりのブラック企業に勤めているサラリーマンたちを描いているのと変わりないんですよね。
そう思ったら、ヤクザ社会というのも、サラリーマン社会と変わりないんだなーと。
だから、宮仕えする身としては北野映画を見ても「そうそう、そうなんだよなー」とか共感しちゃうんですね。

今回の予告篇でも、「ヤクザ」を「サラリーマン」に、「シノギ」を「売り上げ」に、「盃」を「提携」に置き換えたら、ホラ、ね。
理不尽な会社組織から無理強いされているサラリーマンたちを描いているようにしか見えなくなったでしょ。