ましかく写真はむずかしい

「和製ハッセルブラッド」なんて言われてるゼンザブロニカSQ-Aiを見つけてしまったんです。
しかも新品同様、スレひとつ、キズひとつ見当たらない極上品なんです。
お値段はさぞかし高いんでしょと思いきや、おおう、ぶら下がる値札には26,000円、と。
なんて価格破壊。

もうそんな値札を見てしまったから、さあ大変。
もともと出会ったその瞬間から、このカメラが放つ異様なまでの吸引力に惹かれ続けてきたのです。
それでも何とか理性を保っていたのですが、この値札ですっかり吹っ飛んじゃいました。
そして、そして、ああ、何というコトでしょう。
気がついたら、そのカメラ、家に帰ったぼくのその横にチョコンと座っていたのですよ。
運命の出会いで突然家にやってきた「和製ハッセル」ゼンザブロニカSQ-Ai

やっぱりフィルムカメラを使っていると、ましかく写真には憧れちゃうんですよね。
最近でこそ、デジカメで設定がスクエアフォーマットを選択できたり、また「写ルンです」でもましかく写真が撮れる種類もあったりするようですが、やっぱり憧れは憧れなんです。
一度は大きなしかくいカメラで、ましかく写真を撮ってみたいと思っていたんですよね。
お昼寝ニャンコ

で、早速ブローニーフィルムを買ってきました。
慣れない手つきでこわごわと、フィルムをカメラにセットするんですよ。

そもそもこのブローニーフィルムって、普通の35mmフィルムみたいに、手厚く保護されてないんです。
35mmフィルムだったら、プラスチックケースに入れられて、さらにそれが箱に入った状態で売られてますよね。
さらにフィルムそのものも丈夫なケースの中に入っているし。

ところがブローニーフィルムは、そうしたケースには一切入っていなくて、ある意味、生身の状態をさらしているんです。
売られているときも、単にビニール袋に入れられた状態だし。
だから、カメラにセットするときも怖いのなんの。
ちょっとでも持つ手を緩めたら、巻いてあるフィルムが「ブルルルル……」とほどけてしまう妄想にカラれちゃうんです。
あっという間にフィルム1本をパーにしてしまいそうなんで、もう、ドッキドキなんですよ。
雑に整列

まあ、そんなことはあるわけもなく、5分ぐらい懸けてようやくフィルムをセットして、これで撮影準備は完了です!

が、しかし。
ここではたと問題にぶち当たりました。
露出計がないんです……。

思えば、これまでずっと、カメラ内蔵の露出計が示す適正値に合わせていただけなんですが……。
しかし露出計が内蔵されていないカメラは、そういうことができないのです。
考えることしばし……仕方ありません。
もういっそのこと、この方法しかないのです。
デジカメを使う。

何が悲しゅうていいカメラを持っているのに、さらにコンデジを持っているのだか。
でも、背に腹は代えられないんです。
撮りたいものが見つかったら、まずはデジカメを構えて露出の値を確認して、それをセット。
そして初めて写真を撮ることができるのです。
いつのまにか、だいぶ陽も長くなってきました

だったら、最初からデジカメで撮ったらいいじゃん……とか言われそうですね。
まったくそのとおりです。何やってんだ、オレ。

しかもデジカメで測っても、ちょっとでも角度が違っていたら、あらら、あっという間に暗い写真になっちゃうんですね。
なかなか「ここぞ」という場所の露出値を測ることができなくて、むずかしい……。
ジーンズが、ぶらり

ということで、初めてのましかく写真は、なんだか全体的に暗めのトーンとなってしまいました。
新しいカメラを手に入れたときは、手になじませるためにフィルム100本分は撮らなければならない(これをぼくは勝手に「100本ノック」と呼んでます)と言われているので、あと99本は練習しないといけませんね。

初めて手に入れたしかくいカメラのましかく写真。
もっともっと慣れていかなくちゃ。