クレジットカード裏面の署名について、各社に確認してみた

先日、作家の方がTwitterで、「クレジットカード裏面の署名をおもわずペンネームで書きかけたけど、もしこれが間違えて署名を書いてしまったら、カードが再発行だったのかしら……」というようなことを書かれていたんですね。
確かにクレジットカードの裏面の署名欄は、カード名義と同じ本名で書くものと思っていましたが、ペンネームや芸名のある方はどうするのでしょうか。
あと、ペンネームじゃなくても、例えば政治家だったら、わざわざ名前をひらがなで書く方も多いと思うんです。

そんなことがいったん気になると、どうしようもありません。
このあふれる感情を抑えるために調べてみたところ、こんな情報を見つけました。

exciteコネタ「クレジットカード裏面署名って、どんなでもいい?」

この記事では、署名の書き方について“どこまでが許されるのか”を確認されているんですよね。
で、結論、自己責任において、「なんでもよい」とのこと。
名前にかぎらず、記号や座右の銘までOKというからビックリなんです。

ただし、ここで断られている「カード規約で定められている場合があるかも」ということで、再び疑問がムクムク。
ぼくが普段使わせてもらっているカード会社は、三井住友VISA、JCB、アメリカン・エキスプレスの3社なんですね。
ああ、あとTSUTAYAでレンタルするときはTカード、SUICAのチャージが面倒なのでVIEWカードをそれぞれ使っていますが、これらのカードではまず署名が必要な買い物まではしたことがないので除外します。
果たして、三井住友VISA、JCB、アメリカン・エキスプレスの3社には、署名方法についての規約はあるのでしょうか。
ということで早速、三井住友VISA、JCB、AMEX3社ともカード裏面に書かれてあるデスクに電話を掛けて、次のような質問をしてみました。

  1. 署名の文字は漢字、ローマ字以外に、例えばハングルとかアラビア語でもよい?
  2. 座右の銘とか記号とかでもよい?

大体どのカード会社のデスクでも、最初の「文字」については、すぐ返答されました。
うーん、ひょっとしたら、それだけよく聞かれる質問だったのかしら。
ところが、「では、座右の銘とか、あと記号とか……」というと、途端に歯切れが悪くなり、「少々お待ちください」と電話が保留状態になってしまうんです。
きっと上司のところへ「変な質問されています」とか相談されていたのでしょうか。
お忙しいところ、変な質問でお手間を煩わせてしまい、スミマセン。
でもその結果、各社によって色々とスタンスが見えてきて、とても面白いことになりました。

【三井住友VISA】
文字については、先に向こうから「ひらがなでも、カタカナでも、何でもいいですよ」と言われました。
よく聞かれる質問だったのかしら。
で、漢字やローマ字以外でも、「本人が書いていると確認できるのであれば」、ハングルやアラビア語などの外国語でもOKとのことでした。
また、座右の銘や記号については「規約では“本人を識別できるもの”としているので」OKとのことでしたが、「記号だと他人にマネされやすい」のでオススメはできません、と釘を刺されてしまいました。
まあ、当たり前か。

【JCB】
こちらも文字については、ひらがなやカタカナに限らず、ハングルやアラビア語など何の言語でも特に決められていないので大丈夫です、とのことです。
また記号とか座右の銘を署名にすることについても、特に規約では禁止していないが、一般的には名前を書くものなので、それ以外だと加盟店によっては対応できない場合があるのでオススメできません、とのことでした。
さすがはJCB、デスクであってもちゃんと加盟店のことを考えているようです。

【アメリカン・エキスプレス】
文字については何でもOKというところは他社と一緒でしたが、「特に海外で使われる場合は、パスポートと同じ署名が望ましい」とのことでした。
また、ひらがなやカタカナだと外国人にマネをされやすいので、漢字で署名されることをできればオススメできます、とも言われました。
なるほど、さすがは世界のAMEXですなー。
あと、記号や座右の銘については、「規約で“本人の確認できるもの”としているので一般的な署名でお願いしたい」とのことでした。
ということは、まあルール的に言っちゃえば、規約では別に「名前以外の署名はダメ」と定められているわけではないので、本人が書いているという再現性があれば(=本人を確認)、名前以外の署名であっても別に問題はないと思われます。
が、ルールはルールであっても、そこは問題が起こったときに言質を取られないようにするためか、「署名でお願いしたい」と言うところに、アメリカという国の訴訟社会を見た思いがしました(いや、そんな大げさなものではないと思いますが……)。

結果として判ったことは、どのカード会社でも規約上では「本人が確認できること」としているのみで、特に署名欄に名前を書かなければいけない、としているわけではないということです。
そのため、カード使用時にすぐその署名を再現できるものであれば、別に日本語であろうが外国語であろうが、また座右の銘や記号でも、「規約上は」問題ないということになります。
ただし、名前以外の署名では一般的ではないので怪しまれて、足止めを食らってしまう可能性があることにも留意しなければなりません。

ということで、次回のカード更新時には、裏面の署名欄をどうしようか考えちゃいます……(おい)。