「NATURA 1600」ふたたび、そして「PRO 160C」

「Sprocket Rocket」で撮ったフィルムと一緒に、実はもう1本、別のカメラで撮ったフィルムも現像に出していました。
以前にも紹介しましたが、ISO1600と超高感度なのに昼間の撮影がとても楽しい富士フィルムの「NATURA 1600」です。
前回は夜の写真ばかりで楽しい昼間の写真があまりなかったのですが、今回は昼間専門で撮影してきました。
といっても、天気はあいにくの曇り空だったかで、あまりお陽さまサンサンという楽しい写真にはなりませんでしたが……。

まずはこちら、住宅街の路地の光景です。
住宅街の路地の光景を「NATURA 1600」で撮影
「NATURA 1600」の写真って、全体的に浅くて“ふんわり”とした感じながらも、超高感度で荒ぶる粒子感がありますよね。 これが、どこか「生活感溢れる」という印象になるので、こうした場所が似合うような気がするんです。
空が曇っていたので、どこか「生活の重さ」というものを感じさせられて、そこがいい味わいになったんじゃないかなーと。
お陽さまサンサン降り注ぐ天気だったら、あっさりとした色味になって、また別の印象を持つ写真になったかもしれません。

こちらは、近所の神社での子ギツネです。
近所の神社の子ギツネを「NATURA 1600」で撮影
カメラは、「NATURA 1600」とは安定した組み合わせになる「FUJI KLASSE W」です。
コンパクトカメラながら、絞り優先で撮影することもできるので、こんな風に背景をボカして撮ることができるのですよね。
うーん、我ながら可愛くて格好いい、カワカッコいい写真になったぜ。

この「KLASSE」というカメラには、Sという38mmの準標準レンズと、Wという28mmの広角レンズの2種類があるんです。
広角好きのぼくとしては、迷わずに「W」のタイプを買ったのですが、やっぱり広角って面白いじゃないですか。
セルフポートレート代わりになるよう、街中の写真を撮ってみました。
セルフポートレート代わりに街中の写真を「NATURA 1600」で撮ってみた
これを見ると、「ああ、もうちょっと自分に寄ったらよかったなー」とか反省するのですが、撮影時にどんな写真になるか確認できなかったり、撮影後も思った構図になるようトリミングを手軽にできないのもフィルムカメラの特徴ですね。

なんて色々と巡ってきたものの、やっぱり超高感度は、夕方なんかのちょっと薄暗くなった頃によく合いますね。
やっぱり超高感度は、夕方なんかのちょっと薄暗くなった頃によく合います

ところで。
実はこの「NATURA 1600」を買ったとき、何本かまとめて手に取ったつもりが、その横に置かれてあった同じく富士フイルムの「PRO160C」なんて全然違うものが1本混じっていたのですね。
家に帰ってきて、カメラにセットしようとして気がついたのですが、ときすでに遅し。
仕方ないのでこれまた「KLASSE」にセットして、パシャパシャ撮っていたのです。
そのフィルムも現像に出していたですが、戻ってきて、あらビックリ。
これはこれで、メチャクチャ楽しい写りになってるじゃないですか。

冬なのに、まるで真夏のような空がスッキリクッキリなんですよね。
冬なのに、まるで真夏のような空がスッキリクッキリ写る「PRO 160C」
看板に反射した太陽光に引きづられて、空がアンダー気味になったようですね。
深い味わいが出ているんです。

一般的な撮影状況下だと、あっさりとしながらもポップな色味が出ています。
あっさりとしながらもポップな色味が出ている「PRO 160C」

逆光でも、レンズに飛び込んでくる光に負けることなく、しっかりと写し込んでいますね。

しかしやはり逆光ということで、写真中央にはかなりゴーストが写り込んでしまっていますね。
コンパクトながらも、付属のフードをつければよかったかもしれません。
ただ、このフードというのが、すぐなくなりそうなチャチなものなので、いつもは付けてないのですが……。

そして最後は、やっぱり背後のボケがカッコいい、写真で。

フィルムによって、これだけ違いが出てくるのって面白いですよね。
そういえば、昔、フィルムカメラを使っていた頃って、「写したいモノ」によって、フィルムを使い分けていたのでした。
デジカメ全盛の今だったら、実はメディアを変えたら(サンディスクから東芝に、とか)、色合いが全然違っていて、メチャクチャおもしろーい!……なんてことはないですよね。