水辺写真はモノクロがかっこいい

「運河クルーズ」と「写真ワークショップ」というご馳走2連発なコラボレーションイベント、「THE OTHER SIDE OF TOKYO 「東京漂流」」の2日目が開催されたので、日本橋の「Satoshi Koyama Gallery」にお邪魔してきました。

今回は、先日のクルーズで各自が撮影した写真を持ち寄り、それを発表するというモノです。
同じ小さな船に乗り合わせて、同じタイミングで、同じ風景を見ていたはずなのに、座った位置や視点によって、「これだけ違うものが見えてくるのか」という驚きのエキサイティングな3時間半でした。
もうずっとフンガーフンガー大興奮状態で、収まりません。
写真家の勝又邦彦さんを前に発表中

テーマの設定も様々だったのですが、そのなかでお1人、デジカメ機能を活かして「カラーとモノクロの両方で撮影し」、それを「彼岸と此岸として表現する」、という方がいらっしゃったのですね。
その写真が、また、カッコいいの、なんの。
発表に使用したMacのスライドショーが、自動表示を行うのですが、その表示方法がアニメーション的で、まったく同じ構図の写真がカラーからモノクロにジワジワと移行していくのです。
この見え方からして、もうゾクゾクゾワゾワとサブイボものだったんですよ。

しかしこうして見ると、モノクロ写真ってメチャクチャカッコいいんですよねー。
モノクロって色がない分、“あっさりしている”イメージだったのですが、いえいえ。
どうしてなんでしょうね、色がなくても、独特の“コッテリ感”が味わえるのです。
いやー、まさかモノクロ写真でここまでコッテリ感が出るなんて!と、もうヨダレがダラダラ(←キタナイ)。

で、思っちゃったんですね、「ぼくもモノクロ写真にしてみたい」。
これまで、「いかにぼく好みの“コッテリカラー”で写真を彩ることができるか」ばかり考えてきたのですね。
でも、そう、ひょっとしたらぼくの写真だって、こうしてモノクロにしたら、メチャクチャカッコよくなるんじゃないかしら……。
そんな邪な気持ちがムクムクと沸き起こってきてしまったんです。

ということで、家に帰るなり、パソコンから前回の時に撮影した写真を呼び出して、モノクロにしてみました。
まずは日本橋川に掛かる、見れば見るほどシビレちゃうステキな江戸橋ジャンクションからです。
日本橋川に掛かるカッコいい江戸橋ジャンクション

こちらは、竹芝運河上にある浜崎橋ジャンクションです。
竹芝運河上の浜崎橋ジャンクション

日本橋の傍にある三菱倉庫のカッコいい建物と、横をスレスレで走っている首都高速。
三菱倉庫の建物と、横スレスレを走っていく首都高速

……と、ここまで見てきた所で、あれ?
どうも、なんだか、違うんですよねえ。
発表で見た作品はもっとカッコよかったんですよ。
ぼくの写真もそれぐらいカッコよくなるはずだったのですが……うーん。何が違うのでしょうねえ。

それでも、色々と試してみて判ったのは、ぼくの写真の場合、こうした大きな建造物が写り込んでいる方が“まだいい”のかも、ということ。
海上などの広々としたところや、また対象物が小さかったり広がっているような場合は、なんだかなーという感じなんですね。

ということで続けてみます。
総武線が通過していく神田川のイグアナ鉄橋。
総武線が通過していく神田川のイグアナ鉄橋

神田川沿いのビルの渓谷。
神田川沿いのビルの渓谷

神田川沿いの自然の渓谷。
神田川沿いの自然の渓谷

海上でお休み中のところを失礼します、艀だまり。
海上でお休み中の艀たち

芝浦ループ橋をくぐっています。
芝浦ループ橋をくぐっているところ

芝浦ループ橋の根元部分、ドーン。
芝浦ループ橋の根元部分

でも、なーんだか、やっぱり違うのですよねー。
どうもしっくりこないのです。
ひょっとして、モノクロ写真を撮る際には、カラーとはまた異なった“何か”があるのでしょうか。
で、カラーでの写真撮影に慣れてしまっていると、“モノクロ写真として意識する何かか”が掛けてしまっているとか。
まあー、単に写真に色がない分、色でごまかすことが出来ず、アラが目立ちやすいだけなのかもしれません。
引き続き、お気にいった写真が撮れたら、またモノクロ化に挑戦してみることにします。
最初から緊張感を持てるよう、モノクロフィルムで練習しちゃうという手もあるかな。