極私的大岡川クルーズで、根岸の火力発電所を見てきました

ちょっと前までは毎週のように海に繰り出していたはずなのに、フト気がつくと、ここ最近はとんと自分でボートを操縦することもなく、そのためか、「うぁぁぁぁ、ボートに乗りてぇー、どこかに行きてぇー」なんて禁断症状まで出てしまっていたんです。
そんな訳で、久々に東神奈川のUYフラッグさんにおじゃまして、ボートをレンタルしてきました。 久々に東神奈川のUYフラッグでボートを借りて出航

前日までの雨と寒さがウソのように晴れ渡った日曜日、早朝クルーズということで、朝7時からボートを繰り出したのですが、これがもう大正解。
どうですか、この抜けるような青空。
スコーンと抜けるような青空

朝イチは風も穏やかで波も立たず、また他に船も走っていないので、メチャクチャ快適なクルーズが楽しめるんですよね。
横浜港を早朝クルージング

で、今回は横浜港から大岡川に入り込んでのリバークルーズですよ。
朝の大岡川は釣り人が多いかしらとドキドキしながら進んでいたのですが、冬になってくるとシーズンではないのか、まったく釣り糸が橋のうえから垂らされていることもなく、安心して進むことができました。
首都高速狩場線の下を流れる中村川

しかし満潮までまだ時間がある時間帯だったため、川も割と浅めでそちらにもドキドキ。
特に中村川なんて、川の両側が変に浅くなっているものだから、気を抜いちゃうとガリっと行っちゃいそうです。

今回の目的は、中村川から途中で枝分かれしている人工の運河、堀割川ですよ。
これまで何回か、大岡川から中村川へのクルーズはしてきましたが、横道に逸れるのは初めてのことです。
この掘割川は明治時代に掘られたということですが、今でも当時に石積みされた護岸や物揚場などを見ることができるので、なんとも言えないのんびりとした時間を楽しむことができるんですよね。

この堀割川を通り抜けると、あたりの雰囲気は一変して、根岸の工場街へと出てきます。
海岸線にそって見えるのは、JX日鉱日石エネルギー根岸製油所のプラント、プラント、プラント……。 JX日鉱日石エネルギー根岸製油所

夜にここに来ると、このプラントに明かりが点ってかなり幻想的な風景に囲まれるほどなんですよね。
工場夜景アドベンチャークルーズではおなじみのフレアスタックも、昼間に見ても、その迫力に圧倒されちゃいます。
工場夜景アドベンチャークルーズではおなじみのフレアスタック

しかし……今回はこの製油所を見に来るのではなく、その対岸にあるJパワーの磯子火力発電所を見に来たのでした。
11月24日夜にここの石炭貯蔵庫から出火、夜中には建屋が吹っ飛んで、翌日ようやく鎮火という事故があったのです。
で、その後、ここがどうなったのかなーと野次馬根性丸出しで見に行ったのでした。

ということで、こちらがそのJパワー磯子火力発電所です。
Jパワー磯子火力発電所
この右側にあるのが、石炭をベルトコンベアで搬入する建屋と、貯蔵するサイロなんですが、よくよく見てみると……
火災の傷跡が生々しい
ウヒャー、これはエゲツないことになってますね。
真ん中の建物が焦げているだけでなく、爆発の威力なんでしょうか、両側のサイロも含めて中から完全に吹っ飛んでますよ。
穴の向こう側では動いている人影も見えていて、そこから時折フラッシュが焚かれている光も見えました。
日曜日だったのですが、火災の原因調査が行われていたのでしょうか。

そんな人間界とは関係なく、事故現場のその向こうには富士山がその雄大な姿をポッカリ浮かび上がらせていました。
火災で焼けた石炭貯蔵庫と、雄大な富士山と

ここからは本牧沖に出て、イルカを探しながら横浜港に戻る予定でしたが、時間と共に風が強くなってきました。
波がバシャバシャはね出して、いけません、いけません。
海に出るのは断念して、再び中村川から山下の方に戻っていきました。

ということで今回のクルーズ、3時間でトータル30.9キロの旅から戻ってみると、UYフラッグの事務所入口では、看板犬のココちゃんがお昼寝の真っ最中。
ごめんねー、上をまたいで通らせてもらいますよー。
UYフラッグの看板犬ココちゃん

精算してみると、大岡川と中村川、堀割川ではずっと引き波を立てないようスローで進んだのがよかったのか、30キロちょっともクルーズしたのに燃料は13リッターしか使っていなくて、ずいぶんとリーズナブル。
ただ、その「スローで進んだ」ことでエンジンの振動がビデオカメラと共振してしまったのか、ボートに取り付けたビデオカメラがかなりのコンニャク現象が起こしているんです……。
グニャグニャしていて、船では酔うことなくても、この映像で酔っちゃいそうになりました。
もう泣きそうです。

ということで、今回のルートをGPSの軌跡で見てみるとこのようになりました。
今回の「極私的大岡川クルーズ」