フィルムカメラで撮った昔の写真たち

この夏、オヤジからフォーサーズのデジタル一眼レフを譲り受けて、「やっぱり、オリンパスブルー、すごいねー」とか言ってたくせに。
オリンパス E-300
この間、清水の舞台から飛び降りる思いでフルサイズのデジタル一眼レフなんて買っちゃったのですよ。
キヤノン EOS 5D mark ii

で、一度火がついちゃったら、もう止まりませんです。
押し入れをガサゴソ探りだして、学生時代に使っていたフィルム式の一段レフなんて引っ張り出してきましたよ。
これです。
ミノルタ α-7700i

今はなきミノルタの「α-7700i」という、一眼レフカメラにオートフォーカスを搭載して爆発的ヒットしたカメラなんですね。
アメリカ向けバージョンなので、製品名が「MAXXUM」で型式が「7000i」になっていますが……。

もうここのところ、ずーーーーっっと、デジタル式のカメラしか触ってきていなかったのですが、ここにきて突如、フィルム式のカメラを触ってみたくなったんです。
で、押入れから引っ張り出してきたこのカメラ、本当に動くかどうか心配だったのですが、電池とフィルムを買ってきてセットし、スイッチを入れると……おお!

なんと、昔使っていた頃とまったく同じように動くのですよ!
ああ、こりゃあ、いいねえ。

ということで、今日は新宿までお出かけする用事があったのですが、一緒にこのフィルムカメラも持って出掛けたんです。
で、あちこちを撮影してきたのですが……あれ?
ここで、色々と気がつくことが出てきたんですよ。
フィルム式カメラでは当たり前だったけど、デジタル式カメラを使うようになってもうすっかり忘れていました。

  • 電池が充電式でない
    使っているのはカメラ用の特殊な電池なんですが、これが充電式じゃないんですよね。
    だから電池が途中でなくなったら、もう大変。
    充電式だったら予備電池に替えて、「なくなった電池は家に帰ったら充電しておこう」となるのですが、フィルム式の場合は予備に入れ替えても、その予備がなくならないうちに……とカメラ屋さんを探して回るハメになります。
  • 写真が36枚しか撮れない
    デジタル式カメラの場合、メモリーの容量はどんどんと大きくなる一方なので、最大画質に設定しても1000枚は撮れちゃうようになりました。
    それに対してフィルムカメラは36枚しか撮れません。
    必然的に、チマチマとしか撮らないようになるので、なんというか、写真そのものにダイナミックさがなくなってしまうような気がします。
    (あくまでチキンなぼくの場合、です)
  • すぐ結果が確認できない
    フィルム式カメラなのに、シャッターを切るたびについ、カメラ背面にある液晶モニターで撮影結果を確認しようとしてしまうのですね。
    しかしフィルム式のカメラなので、当然どのような画像なのか確認することができません。
    すると、「念のために……」と効果を色々と変えながら同じ被写体を撮り続けることになってしまうので、36枚しか撮れない写真が、ますます被写体の幅が狭くなってしまうのです。
  • 高い
    今回はいきなりリバーサルフィルム(ポジフィルム)なんて使っちゃいました。
    36枚取りで1本700円です。
    あと、現像に出さなければいけません。
    しかし、今どきリバーサルフィルムの現像なんて、そこらのカメラ屋さんでは行なっていないそうです。
    ということで、銀座の「プロラボ」というところに持っていくことにしました。
    ここでの現像代は1本900円です。
    つまり、36枚の写真を撮影するのに、現像まででも1600円掛かっちゃうのですね。
  • フィルムを無駄遣いする
    写真撮影は36枚ちょうどで終わり、なんてことはありませんよね。
    当然、中途半端なところで撮影が終わると、フィルムが非常にもったいないのですね。
    デジタル式カメラのメモリーカードの場合、特にそんなことは考えませんが、やっぱりフィルムの場合だと、何だかもったいない。
    ということで、大体のところ、フィルムの巻き戻しが始まるまで、適当な写真を撮ってしまうのですよね。
    (これがネガフィルムで、プリントしてもらうことになると、プリント代が掛かってくるので、終わり次第すぐに現像に出した方がよいでしょう)

ただし、フィルムならではの良さも当然あります。

  • フィルムを装填するとテンションが上がる
    フィルムを装着する、という行為は、デジタル式のカメラにメモリを差し込むことと似ています。
    ただし、メモリカードの場合は挿し込むだけですが、フィルムだと、セットしてスイッチを入れた瞬間、ウィンウィウィン……と巻き取られて、その音と振動が「さあ、写真を撮るんだ」という気持ちにさせられるのですね。
  • シャッターを切るとテンションが上がる
    一眼レフであれば、フィルム式もデジタル式も、シャッターを切る感覚はさほど変わりません。
    ただしフィルム式カメラの場合は、シャッター音と共に、フィルムも巻き上げられるので、その感覚が、何とも言えない「心地よさ」のようなものを生み出すのですね。

あれ?
フィルム式カメラの場合のよさって、全部感覚的なものばかりじゃないですか……。
まあ、フィルムカメラの「悪いところ」も、逆を返せば、それだけぼくたちがデジタル式カメラを使うようになって、その便利さと引き換えに、“味わい”を失くしちゃったのかなーと。

そんなことを色々と思いながら、今日は2本のフィルムを使いました。
早いところ、プロラボに持って行って、現像してもらうようにします。

しかしリバーサルフィルムで撮ったものをデジタルデータ化したらどんな感じになるのでしょうね。
ということで、このカメラで撮影した、昔のフィルムを引っ張り出してきて、スキャナーでPCに取り込んでみました。

卒業旅行で行ったニュージーランドの住宅街
これは卒業旅行で行ったニュージーランドの住宅街でのヒトコマ。

ニュージーランドの羊牧場でのおみやげ屋さんの窓べ
これもニュージーランドの羊牧場でのおみやげ屋さんの窓を撮ったもの。

芦屋浜での幸せそうなカッポー
芦屋浜での幸せそうなカッポー(と、練習に励んでいるウインドサーファー)。

神戸港のキリン、昔からこんな写真撮ってたんだ
ビックリしたのがコレですよ。
いったいこんな写真、いつ最近撮ったっけ?……と思ってしまったのですが、いやいや、これ、学生時代に撮っていたものだったんです。
阪神大震災が起こる前の神戸港。
うーん、ひょっとしてもうこの頃から「キリンさんがスキです」とか言ってたのかしら……いやー、全然覚えてないんです。

ニュージーランドの白いキリン
おおっと、卒業旅行で行ったニュージーランドでも、ちゃんとキリンさんを撮っていました。
ちなみに、ニュージーランドのキリンって白いんですね。