扇橋閘門を通ってスカイツリーを見に行くクルーズ

以前に「「最低橋」の茂森橋ほか、低い橋をめぐる運河クルーズ」でお世話になった東京キャナルネットワークさんが、今回は「扇橋閘門を通ってスカイツリーを見に行こう」というクルーズを企画されたので参加してきました。
今回のコースは、以下のような「午前コース」と「午後コース」の2コースとなっています。

【午前コース】
浜離宮-隅田川-小名木川-扇橋閘門-小名木川-旧中川-北十間川-スカイツリー-横十間川-亀戸

【午後コース】
亀戸-横十間川-北十間川-スカイツリー-横十間川-小名木川-扇橋閘門-小名木川-隅田川-日本橋川-亀島川-隅田川-浜離宮

それぞれどちらかのコースのみの参加もOkだったのですが、せっかくなので、午前・午後ともに参加してきました。
てっきり参加者の皆さんが両コースとも参加すると思っていたのですが、こんな物好きはぼくだけのようでした……わははは。
ということで、午前・午後を通したコースはこちらになります。
(航行範囲がかなり広くなったので、地図が見やすい大きさになりませんでした)
扇橋閘門を通ってスカイツリーを見に行くクルーズ

今回もお世話になったのはこちら、カタマラン(双胴船)仕様のキュートなお船です。
3連休中いちばん天気に恵まれた土曜日、屋根のないオープンタイプの船がメチャクチャ心地いいクルーズとなりました。
今回のクルーズでお世話になったカタマラン(双胴船)仕様のキュートなお船

出発は、浜離宮の隣にある築地川の桟橋からとなります。
電通ビルに見送られながら、行ってきまーす。
電通ビルに見送られながら築地川を出発

浜離宮の水門を出ると、そこから隅田川を遡って行きます。
空はすっかり秋模様となっていて、水面から船上に吹いてくる風がとっても心地いいんですよね。
隅田川と秋の空

隅田川を遡ること約20分、やがて見えてきた萬年橋の架かる小名木川へと船は入って行きます。
小名木川を進んでいくと、やがて見えてくるのは、これが扇橋閘門なんですよね。
「反対側から出てくる船がありますので、少々お待ちください」とアナウンスされ、待つことしばし。
5分ほど経つと水門が開き、その向こうからは、おお、プレジャーボートが出てきました。
扇橋閘門を利用したプレジャーボートが出てきました

「おまたせしました、お入りください」との案内に従って中に入ると、こんな感じです。
時には工事用のクレーンなどを積んだハシケと一緒になってしまうこともあるようですが、今回は余裕の貸切です。
扇橋閘門のなか

入ってきた水門が閉じられると、うひゃー、みるみるうちに水が引いていくんですよ。
水位表示板を見てみると、その差はこんなにも!
閘門内での水位差

そして、水位が完全に引いたところで出口となる反対側の水門が開き、出航可能になります。
最初と比べても、水位が全然違いますよねー。
水が完全に引き、反対側の水門が開きます

この閘門を通過時の様子はビデオにも撮っています。
Youtubeにアップしてみましたので、こちらからどうぞ。
(1分20秒あたりから水が引いてきているのが判ると思います)

ちなみに、開いたばかりの水門をくぐるときは、滝のように川の水が落ちてきます。
なので屋根なしのオープンタイプな船で通過するときは、傘が必需品です(笑)。
閘門通過時には傘が必需品です

ところで、上記の写真とYoutubeにアップした動画とでは、上昇時の水位が全然違います……。
申し訳ありません、写真の方は「帰り」に撮影したものとなります。
帰りの方が満潮時に近かったために水位差がより大きくなり、判りやすい「帰り」の写真を使用しています。
ちなみにどれだけの差があったかというと、「行き」は1m90cmの下降でしたが、「帰り」は2m50cmの上昇となりました。

扇橋閘門を出ると、直線が美しい小名木川が続きます。
直線が美しい小名木川
この川が、ここまでまっすぐに続いているのは、江戸時代に作られた水路(運河)だからなのだそうです。
江戸時代まではここまで海岸線だったのを、埋め立て工事をし、水路部分として残した箇所が、小名木川なんだとか。
その小名木川も、一時はコンクリートの護岸で閉じられていて、川面を見ることが全然できなかったそうです。
しかし、今では順に“江戸情緒あふれる”イメージで遊歩道整備が進められています。
とは言うものの、かなりハリボテ感満載な江戸情緒なのですが……。

小名木川を超えると、旧中川に出てきます。
水面が穏やかな旧中川

この旧中川は、扇橋閘門や荒川ロックゲートといった、水門に閉ざされた川であるため、かなり穏やかなんですね。
なので休日ともなると、カヌーやドラゴンボート(ペーロン)などの練習が繰り広げられているそうです。
今日は、何やら試合のようなイベントが開催されていました。
ドラゴンボートのイベントが開催されていました
隣をちょっと失礼します……と通り過ぎると、何故かハイテンションな観客たちから、盛大な声援が送られてきました。
いやー、何というか、このちょっとした「水辺の一体感」はいいですねー。嬉しくて楽しいものです。

どこまでも穏やかで、カヌーの練習などをしている旧中川を進んでいくと、やがて見えてきましたよ、スカイツリーが。
旧中川から見えるスカイツリー

この旧中川から、「え? ここを行くの?」と行くのをかなり躊躇してしまいそうな川に入って行きます。
ここが北十間川なんですね。
北十間川への入口

この北十間川も、入口あたりは両岸ともかなり雑草がボーボーに茂っていて、ジャングルクルーズの体相を示しているのですが、徐々にスカイツリーに近づくにつれて、遊歩道が整備されて小ジャレた雰囲気を醸しだしてきます。

横十間川との交差点を過ぎ、十間橋、西十間橋あたりまで来ると、ここが北十間川の終点です。
これ以上先は、工事中のために航行禁止となっています。
ということで、ここがいちばんの根元ということで、しばしのスカイツリー見物の時間ですよ。
北十間川から見上げるスカイツリー

ここからUターンして横十間川に出るわけですが、この北十間川はかなり川幅が狭いんですね。
なので船をUターンさせるより、そのままバックで出た方が早いようです。
ということで、こんな操縦……。
北十間川は狭いためバックで戻ります
キャー、これはスゴイ! そしてカッコイイ!
意味なく「ゴメンナサイ」って謝ってしまうほどにスゴイのです。

しかし、このあたりもスカイツリーで開発されているとはいえ、まだ自然が残っているのでしょうね。
ボートフックを持って立っていると、その先に赤トンボがふんわりと止まりに来たんですよ。
いやー、やっぱり何だかんだとはいえ、季節はもう秋なんですね。
ボートフックの先に赤トンボが

午後には、再度スカイツリーを見たうえで、浜離宮に向かって戻っていきます。
しかし、このとき満潮時間が近づいてきていたので、かなり水位が上がっていたんですね。
満潮時間まではまだ2時間もあるから、と思っていると……エライことになっちゃいます。

小名木川に架かっている「新高橋」という何気に低い橋があるのですが、ここでツアークルーズ船が立ち往生していました。
まだこれ、隅田川側だから最悪、「ゴメンナサイ、帰ります」ということができると思うのですが、どうするのでしょう……。
思ったより早く水位が上がったためか、新高橋前で立ち往生するツアークルーズ船

しかし、こちらも屋根なしオープンの船だから余裕あるとはいえ、結構キワキワなところもあったりしました。
最初は、このように「わははは、橋が低いぜ、裏が触れるぜ、ヒャッハー」と遊んでいたりしたのです。
低い橋の下を通るときはなぜか裏側を触りたくなります

ところが徐々に低くなってきて、「おわ、アブねー」と交わすようになり、
頭を下げないと危ない低さの橋の下を通過します

ついには、「頭、あたま、、アタマ、気をつけて!」となるほどに……。
完全に事故を起こしそうな低さの橋の下を通過します

これまで、自分がクルーズするときは満潮時間しか気にしていなかったのですが、かなりデンジャラスだったんですね。
いやー、橋の下をくぐれなくて引き返すのだったらまだしも、橋の下をくぐってしまってから水位が上がってしまい、向こう側から帰れなくなってしまうのはヤバイですからねー。
気を付けなければ。

ということで今回のクルーズを、先ほどの扇橋閘門の通過も含めた様子を改めて動画でもどうぞ。 コースは、小名木川-扇橋閘門-小名木川-旧中川-北十間川-スカイツリー-横十間川-亀戸となっています。

また、ここに掲載した以外にも写真をいつものようにPicasaにアップしています。
どうぞお気軽にご覧ください。

「扇橋閘門を通ってスカイツリーを見に行こう」クルーズ
「扇橋閘門を通ってスカイツリーを見に行こう」クルーズ