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オリンパスE-300のことがだいぶ判ってきた

初めて一眼レフを持ったのはフィルム式で、カメラ好きのオヤジから譲り受けたニコンの「ニコマート」なのでした。
その後、大学時代にアメリカ旅行している最中にたまたま入ったカメラ屋さんで見たミノルタα7700i(の海外向け)を購入。
これがなかなかいいカメラで、ステキな写真をたくさん撮らせてもらったものでした。
ただし、今となってはフィルムカメラはすっかり押入れの肥やしとなってます。

そんなぼくが、またしてもオヤジから譲り受けたデジタル一眼レフがオリンパスの名機E-300。
これがまた一眼レフらしからぬスタイルがカワイイのなんの。
オヤジから譲り受けたオリンパス E-300
今はこれ、キットで付属していたズームレンズを付けている状態なんです。
ここに「パンケーキレンズ」を付けると、そのレンズの薄さからさらにカワイイ形になるということで、今後はお散歩用カメラとすることを考えたりしているんですね。

しかし気にあるのはその性格。
E-300といえば、見事なオリンパスブルーが楽しめるカメラと評判なんですが、それ以上にかなりじゃじゃ馬とも聞くのです。
そんな訳で、どれどれ、と試してみました。

……と言っても、なかなか明るいうちに触れるときがないので、夜景ばかりになってしまいました。
まずは何も考えずに1枚。
夜空にカラフルなノイズの星が散りばめられてしまいました
……キャー、何ですか、これ。
星が、カラフルな星が、それもたくさん夜空にまたたいて、それが地上に降り注いでいます。
とても見られたものではありません。

これはいったい何なんでしょうか。
ゴミにしては明るく発光してますし、カラフルですし。
ひょっとして、ノイズ?
そういえば、カメラ本体に「ノイズリダクション」という機能があったのでした。
これをONにして、再度撮影してみると……おお、何ともありません。
やっぱりカメラ内部で発生するノイズだったようですね。
カメラ本体のノイズリダクションをONにすると、星は消え去りました

次に雨に煙る夜景を撮ってみました。
もちろん、前回の失敗に懲りて、ノイズリダクションをONにしています。
ところが……うわわわ。
真っ黄色の夜景
真っ黄色の夜景ですよ、真っ黄色。
画面全体が、見事なまでに真っ黄色な写真になっちゃうのですよ。

ははーん、これがいわゆる「ホワイトバランスが暴走した状態」なんですね。
ホワイトバランスの設定は「オート」にしています。
通常だったらこのオートの状態で、適切にホワイトバランスを読み取って自動的に設定されるはずですが、真っ黄色。
これは困りました。

そこで、ひとまずファイル形式を「JPEG」ではなくて、「RAW」と呼ばれる形式で撮って、これを現像してみることにしました。
RAWでも、そのままでは真っ黄色なんですが、現像する段階でホワイトバランスの状態を適切に合うように設定し直します。
こうすることによって、やったね、ようやく見られるような色味になりました。
RAW形式で撮影して、現像時にホワイトバランスを修正して、なんとか見られるようになりました

しかし、夜景のホワイトバランスがおかしいのかというと、そういうことでもありません。
晴れた別の日に「オート」のままで撮影しても、特に色見に問題はないのですね。
どうやら、曇っている(もしくはモヤっている状態)夜景であることが苦手なのかもしれません。
晴れた日の夜景は、ホワイトバランスが暴走することもありません

ということで、「E-300で夜景を撮る」ときに判ったことは次の2点になりますね。

  • カラフルなノイズがカメラ内部で発生するので、かならずノイズリダクションをONにする
  • ホワイトバランスの設定は、雨で煙る状態が苦手のようなので、RAW形式で撮影し現像時に修正する

うーん、それってつまり、E-300では夜景の撮影は避けた方が無難ということなのかしら。

では、昼間はどうなのかというと、なかなか撮ることができる時間がないので、検討するほどあまり枚数がないのですね。
そんななかで、かろうじての1枚。
本牧埠頭のキリンたちです。
本牧埠頭のキリンたち
海と空の色の影響からか、ちょっと青かぶり気味ですね。
これがいわゆるオリンパスブルーなのかしら?

あと、これは神戸港をクルーズした時も、神戸ハーバーランドの「モザイク」を写したものです。
神戸港の表玄関にある神戸ハーバーランドの「モザイク」
空は残念ながら薄雲が多くて、オリンパスブルーが望まれるような青空ではなかったのですが、その代わりに海が青いですね。
この海と、わずかな空の青さに対して、観覧車の赤が鮮やかに映えているんですよね。
とすると、このカメラはやはり夜景ではなくて、太陽がさんさんと輝く明るい日差しで、真っ青な空や海と、鮮やかな対象物があるような風景の描写を得意とするのでしょうか。

こうなると、やはりパンケーキレンズを購入してお散歩用として持ち歩いて、そのクセを掴みたいところです。
ただ、パンケーキレンズは焦点距離が25mmなので、35mmカメラ換算だと倍の50mmになっちゃうんですよねー。
お散歩用としてはもうちょっと広角の方がいいのですが……うーん、悩む。

【その後の追伸】
何度かカメラを持って出歩いているうちに、やっとオリンパスブルーの凄みが判ってきました。
これはマジで、ヤバイのです、ヤバイ。ヤバすぎ。
この上の写真で。「これがオリンパスブルーでしょうか?」なんて言っていたぼくが恥ずかしい……。
以下、その一部です。

みなとみらい上空のヘロヘロな飛行機雲。
(「横浜港の「オリンパス・ブルー」」より)
みなとみらいを通過した飛行機雲が墜落しているみたい

東神奈川の入江川運河の入口にあるカッコイイ三井倉庫。
(「横浜トライアスロンを観るための早朝クルーズ」より)
いつ見てもカッコいい三井倉庫

「最低橋」の茂森橋ほか、低い橋をめぐる運河クルーズ

江東区の、いわゆる「海抜ゼロメートル地帯」にある橋をくぐり抜けるクルーズをしてきました。

このあたりは土地の海抜が低いため、必然的に川の水面に対する橋の高さもかなり低いのですね。
満潮時なんて、橋の下すれすれに水面があるような状態なんです。
しかし干潮時になると、今度は河底が浅いために、下手するとボートが座礁してしまいます。
そんな低い橋を、まるでリンボーダンスのポールのようにくぐり抜けて行くから「リンボーブリッジ」。
今回は、そんなレンタルボートで行けるような場所を、船をチャーターしてのんびり探訪してきました。
レインボーブリッジならぬ「リンボーブリッジをめぐるクルーズ」の始まりです。

出発は、浜離宮恩賜庭園横にある「築地ボートクラブ」の桟橋からとなります。
チャーターボートの出発点「築地ボートクラブ」

今日お世話になるのは、東京キャナルネットワークさんのこちらの船です。
ワオゥ! なんてカワイイ船なんですか!
周囲や頭上に遮るものがまったくないので、思う存分、通り抜ける橋の裏側をじっくり堪能したり、川を渡る風を全身で感じられたりできそうですね!
今日お世話になる「東京キャナルネットワーク」さんの船。めちゃくちゃカワイイのです

そんな訳で、浜離宮横の桟橋から出発です。
今でこそ、お堀のようになっている浜離宮横のこの場所ですが、もともとは川だったそうです。
昔は、首都高速の新富町あたりから宝町あたりまで地面の下を通っている中央環状線は、この川を埋め立ててつくったものなのだそうです。
なかなか無茶なことをするなー、首都高速。
浜離宮横の桟橋から出発

しかし、これだけカワイイ船がゆったりと川をクルーズしているものだから、橋の上からも注目度はバツグン。
子供は楽しそうに手を振ってくれるのですが、おばあちゃんも「どこへ行くの?」と、まるで買い物に行く近所の知り合いに声を掛けるかのようなフレンドリーさなんですね。
カワイイ船だから、街行く人からも注目度バツグン

最初は、いつもレンタルボートでも通い慣れている朝潮運河から豊洲運河にかけて、ゆったり走っていきます。
しかしその途中で、いよいよ内陸部へと入っていき、否が応にもドキドキした期待感が高まっていきます。
「川の交差点」で曲がるたびにドンドンと細い川に変わっていき、いよいよ、大横川支流に入って行きました。
この川の細さがクルーズにはたまりませんな

江東区の運河や川に架けられてある橋には、様々なスタイルやデザインがあるのですが、ここまでのキュートさは他にないんじゃないでしょうか。
このカワイさ、ぼくのなかでの一番のお気に入り橋です。
大横川支流にある真っ赤でキュートな橋

このあたりになってくると、いよいよ橋が低くなってきているのが判ると思います。
この日のこの時間は、ちょうど大潮の干潮でメチャクチャ水位が低くなっているんですよ。
なのに、この水面への圧迫感。
大横橋の、水面への子の圧迫感

そして……いよいよ見えてきました。
その橋桁の低さから「最低橋」と呼ばれている、茂森橋です。
(決して存在が「サイテー」なのではありません)
いよいよ見えてきた「最低橋」の異名を取る茂森橋

遠目で見ていると、あれ? 今日は余裕っぽい? さすがは大潮の干潮!……とか思わされたのですが、いえいえ。
徐々に近づいていくと、ああ、やっぱり低そうなんですよ。
茂森橋は、近づくに連れ、その異様さがより感じさせられます

船を操船しているスタッフの方は「頭を打つようなことはないですよ」と言ってくれるのですが、座高が高いぼくはちょっと心配。
念のために床に座って、その時に備えます。
頭を打つ心配はないと判っていても、ついついこの異様なオーラに頭を伏せてしまいます

そして、いよいよくぐりました!
橋脚に残されている水の痕から、普段の水位が想象できると思います。
水痕から上は、1mも残ってはいませんねー。
こんな高さしかないのだったら、もうどんな船だってくぐれませんって。
橋脚に残る水痕を見て、いかにこの場所を通るのが大変なことか、納得

この時の様子は、Youtubeにもアップしています。
本当は、臨場感タップリに録画そのままの生音でお送りしたいのですが、ぼくのアホな会話がかなり入ってる……。
恥ずかしさのあまり、生音はカットしておきました。

茂森橋を抜けると、広い川筋に出てきます。
ここには、かの有名な扇橋閘門があり、特に今は期間限定で場内を見学させてくれるという、とってもナイスな場所なんですが……今日は日曜日ということで、お休みでした。
本日休業中の扇橋閘門

ここから隅田川に出て、上流に向かっていくと、やがてステキにエロティックなジャンクションが見えてきます。
首都高速の両国ジャンクションです。
このジャンクションは、下側を走る道路は橋脚で支えられているのではなく、その上を走る道路から「吊り下げられている」スタイルがとても珍しいのだそうです。
しかし……いえいえ。
ぼくはいつもこのジャンクションが描き出しているイヤラシイ曲線に興奮してしまうのですな。
この曲線がとてもエロティックな両国ジャンクション

この両国ジャンクションの下あたりにある水門から、竪川に入って行きます。
どこまでも真っ直ぐな川筋と、川に沿うように上空をまっすぐ走る首都高速がとってもきれいなラインを描き出しているステキな場所なんですね。
上空をまっすぐ走る首都高速が竪川の川面に写りこんで美しい場所

しかし、さすがは大潮の干潮なんですよ。
橋をくぐるには水位が低いに越したことはないのですが、この竪川は底が浅いらしいのですね。
なんでも、このとき水位は50センチくらいなんだとか……ヒエー、なんて恐ろしい。
両岸に係留されている船は、水位が回復するまで出すこともできません。
なかには、浅瀬に乗りあげてしまっている船があったり、また普段は沈みきっている船が姿を表したりと、なんだか「船の墓場」のような荒んだオーラに満ち溢れていたのでした。
竪川に係留しているボートは出航できないばかりか、なかには浅瀬に乗り上げているものも

そんな自分では絶対に行くことができない竪川のなかでも、一番のお気に入りがこちら。
橋ではなくて、川を横断している水道管のようです。
この水道管、何でしょうね、ジャングルを行く兵隊のように、葉っぱでカモフラージュしているみたいなんです。
(でも姿は丸見え)
ああ、昨今の節電やエコに合わせたグリーンカーテンとか。
ここを通るときは、いつもこのカモフラージュもどきの葉っぱが気になってなりません。
葉っぱでカモフラージュしているつもりの

やがて竪川は、大横川とクロスする場所で、暗渠に潜り込んでいきます。
ここで暗渠に潜り込んだ竪川は、錦糸町や亀戸のあたりを経由して、荒川方面(正確には旧中川)まで続いているようです。
竪川の突き当たり

このどこまでも真っ直ぐな川面と、上空を走る首都高速の対比が美しい竪川のクルーズの様子も、Youtubeにアップしました。

大横川をずっと下って行くと、門前仲町あたりの桜の名所を通ります。
これだけ緑が眩しいのですから、春の桜のシーズンはどれだけキレイな風景が広がっているのでしょうねえ。
春には、この緑が全部ピンクになる桜並木

隅田川に出たボートはそのまま帰ることはしません。
日本橋川に向かい、ここから亀島川に抜けるというお散歩クルーズまでしてくれて、最後まで飽きるということはありません。
それどころか、「今度は日本橋川クルーズもいいなー」という気にすらさせられてしまうから、デンジャラスです。
日本橋川から亀島川へと曲がるコース

こうして、2時間半以上にもおよぶたっぷりとしたチャータークルーズの旅は、残念ながら終わってしまいました。
今回のルートはこのようになっています。
本日のルート

また機会があれば、別のマニアックなクルーズもお願いしたいと思いつつ、見上げた空は、もう秋のイワシ雲が出てました。
季節はもう秋、空にはイワシ雲が

その他の写真は、Picasaにもアップしています。
こちらもお気軽にご覧ください。

リンボーブリッジをめぐるクルーズ
リンボーブリッジをめぐるクルーズ

【その後の追伸】
クルーズにご一緒していただいたmechapanda師匠による全行程を撮影した動画をアップして頂きました。
師匠は、ドボクファンの間でも知られた動画の第一人者なんですね。
そんな師匠に今回のクルーズ全行程を撮影していただき、さらにアップまでしていただくとは、なんともったいなや、もったいなや……とオシッコちびりそうにビビっています。
今回、広角レンズによる通常の船載動画に加えて、周囲360度の全景を撮影する特殊レンズをつけたカメラによる「視界360度バージョン」の2点がアップされています。
パソコンの大きなモニターで、全画面にして見ることで、より臨場感が増すはずです。
ぜひともお試しください。

こちらが、広角レンズのビデオカメラによる通常の船載動画です。

こちらが、周囲360度の全景を撮影する特殊レンズをつけたビデオカメラによる「視界360度バージョン」の動画です。

夜明け前のベイブリッジ(節電モードで真っ暗)

ということで、夏休みも終わりに近づいてきたので、実家から横浜まで帰ってきました。
(このブログを書いている今日は、もう日曜日の、しかも終わりかけだというのに、まだ木曜日の話題)

夜中に兵庫県を出発し、名神から東名を通って、横浜には夜明け頃に到着するつもりだったのですが……あれ?
以前のように「夜明けのベイブリッジ」車載動画を撮ろうと、ダッシュボードにビデオカメラを設置していたのですが、計算がちょっと狂ってしまいました。
横浜についたのは、夜明けのまだ30分前以上も前なんですよ。
おかげで真っ暗でなんだかよく判らない動画となってしまいました。

まあ夜の首都高速の動画でも、本当だったら、煌々とした道路の灯りが路面をキレイに照らし出していて、それはそれでステキな車載動画になるはずだったんです。
しかし、あいにくと世間は節電モードの真っ最中。
照明の間引きが行われていたので、どこか薄暗く感じる首都高速を走る真っ暗な動画となってしまいました。
あと30分遅かったら、キレイな朝焼けのベイブリッジが撮れたのに……トホホ。

ああ、そうそう。
この首都高速の下には、先日ブログでも紹介した「運河で往く工場夜景」クルーズで通った中村川が流れています。
上から、下から、動画でどうぞ。

いつか、日の出のジャストタイムを狙って(しかも燃えるような朝焼けが出る日に)、狩場線から湾岸線でリベンジします。
いいこと? 見てらっしゃいよ(←なぜ、オネエ言葉?)。

極私的「神戸港ぶらりクルーズ」を西宮から

実家から一番近いところにあるマリーナが、新西宮ヨットハーバーです。
こちらで午前中の3時間、ボートを借りて、神戸港をぶらりクルーズしてきました。
新西宮ヨットハーバーでボートをレンタルして神戸港クルーズに出発

西宮を出港して、まず目に入ってくるのが停泊している護衛艦。
ここに海上自衛隊の基地があるみたいですね。
横浜港だと、海上保安庁の巡視船や米軍の護衛艦が停泊しているのはよく見かけますが、海上自衛隊の護衛艦が停泊しているのは初めて見たかもしれません。
ということで、ここからすでに興奮ぎみになってます。
西宮の海上自衛隊基地に停泊している護衛艦たち

しかし、本当に神戸港って横浜港と雰囲気は似てるんですよね。
例えば、ほら、このバンザイクレーン。
横浜にあるバンザイクレーンと、メチャクチャよく似てます
京浜運河にあるいつものバンザイクレーンと、色も形も大きさもほぼ一緒なんです。
後ろにあるサイロだって、ほとんど似てるような気がするんですよね。
だからこのバンザイクレーンを見たときは、一瞬、横浜に帰ってきた気分になってしまいましたよ。

ただ、その先にあるバンザイクレーン“たち”がスゴかった。
クレーンのミニ動物園状態
どうですか、このボリューム感。
色とりどりのクレーンたちが、各社の倉庫前でスタンバイしているんですよ。
こんなの、横浜や東京では見たことありませんって。
もうまるで、クレーンたちの移動動物園、ミニ動物園状態なんです。
そのあまりの迫力と圧倒感に、押されっぱなしで言葉も出ません。

ちなみに西宮から神戸港までクルーズすると、六甲アイランドに2本、神戸ポートアイランドに1本、神戸空港に1本と、全部で4本の橋を見ることができます。
そのほとんどが実用性のあるガッシリとした橋なんですが、そのなかに1本、とってもキュートな橋があるんです。
六甲アイランドに架かっているとってもオシャレさんな橋
六甲アイランドに架かっている一般道の橋が、真っ赤なオシャレな姿で実にカワイイのですよね。

船は、この六甲アイランドを過ぎたあたりで、なかなかステキな光景を見ることができます。
海側からしか見ることができない神戸製鋼所の高炉
サビの浮きだしたひときわ背の高いタワーが、まるで周りを威圧しているかのように見渡しているんですよね。
これが、神戸製鋼所の高炉です。
こんなカッコいいタワーが、敷地の奥深くに設置されたため、我々一般人が目にしようと思ったら、このように海の外から見るしかありません。

そういえば、京浜運河沿いにあるJFEの高炉も、陸からはその姿を見ることができませんが、海側から回り込むとおもいっきり見放題という、隠したいのか隠さなくてもいいのか、よく判らないことになっていました。
ひょっとして、「一般人に見せてもしょうがないから隠してるけど、どうしても見たかったら頑張って見に来たらいいよ」というメッセージなのかもしれません(←考えすぎ)。

六甲アイランドからポートアイランドを超えると、そこはもう神戸港の表玄関なんですよ。
海から見た所が一番きれいなのは、横浜も神戸も変わりませんね。
ハーバーランドにあるモザイクなんて、メチャクチャ懐かしいのですよ。
学生時代はココでよく遊んでいたものです。
でも海の方向から見たのは、これが初めてかも。
神戸港の表玄関にある神戸ハーバーランドの「モザイク」

よくよく見ると、写真左手の方に、映画「コクリコ坂から」でもおなじみの国際信号旗が「UW KOBE」と掲げられてあります。
意味は、「安全なる航行をお祈りしています KOBE」ということで、ひえー、なんておしゃれなんでしょう。
神戸の港は、これ以外にも、背後の六甲山中腹に、神戸市章やイカリのマーク、そして「KOBE」の文字が浮かび上がるようにもなってます。
夜に入港した船は、とても歓迎されていることが実感できるんじゃないでしょうかねー。

貨物や旅客の受け入れだけではなく、神戸港には造船工場もあります。
まずは川崎重工の造船所。
川崎重工の造船所
「KAWASAKI」のロゴが、バイクと同じですね。

このクレーンが立ち並ぶドックの前を通り過ぎていくと、その向こうには浮きドック(ドライドック)もありました。
川崎重工の浮きドック

壁面に「No.3 DOCK」と記されたこのドックの前を通り過ぎようとしたら……おおう、あれは!
浮きドックに、潜水艦
なんと潜水艦なんですよ、潜水艦。
浮きドックのなかでは、まさに潜水艦が整備の真っ最中だったんです。
ウヒャースゲーと、意味なくドックの前をウロウロ。
下手したら、スパイと間違われてもおかしくありません。

しかも、あとで写真をよくよく見たら、浮きドックの外側、右手側にもボロボロに錆びた潜水艦が浮かんでますね。
うーん、川崎重工はニッポンの要を守る大切な潜水艦を整備する重要な造船所だったんですねー。

その川崎重工造船所のお隣には、三菱重工の造船所もあります。
こちらでは、今まさに大きな貨物船が建造されている真っ最中のようでした。
こちらは三菱重工の造船所

この大きな貨物船に目を奪われていると……あれ?
その隣には、何やら異様なオーラを醸しだす物体が係留されているようなのです。
よくよく見てみると……
三菱重工造船所にも、潜水艦
これまた、潜水艦ですよ!!

海上自衛隊が近くにあるからか、神戸港にある造船所の2箇所ともに、潜水艦の整備が行われているのですね。
神戸港 潜水艦」で検索してみると、実は結構、有名なことらしいのですね。
なんだ、「スパイに間違われたらヤバイ」とドキドキしながらコソコソせずとも、堂々と「オシゴト、ご苦労さまであります!」と言いながら、じっくり見ていったらよかったのですね。

そんな今回のクルーズで一番のお気に入りがこちらです。
六甲アイランドのキリンたち。
六甲アイランドの3人組アイドルユニットのキリンたち
まるで「3人組ユニットのアイドルグループ」みたいに、きれいに立っているキリンたち、かわいいのう、かわいいのう。
何だか1人だけ色違いがいるみたいだけど、そこは、まあそれ。
どんなグループにも、いつも1人だけ「ちょっと違うよな」というメンバーがかならずいるということで。

ということで、今日のコースはこちらです。
総距離62.8kmで、使用燃料は30.48リットルでした……って、おお!
リッターあたり2キロの燃費を出したのは、これ、初めての経験なんですよ。
あまり速度をあげずに、最高でもエンジンを3000回転程度と、まったり走っていたのがよかったみたいです。
極私的「神戸港ぶらりクルーズ」のコース

尼崎閘門(尼ロック)を見に行ってきました

ずっと実家でゴロゴロしていたのですが、何だか、それはそれで落ち着かないものです。
ちょうどオヤジから、「これをお前にやろう」とデジタル一眼レフのお下がりをもらいました。
オリンパス往年の名機E-300です。
オリンパスの往年の名一眼レフ機「E-300」
一眼レフでありながら、上部がペッタンコというこの独特のフォルムがチョーカッコよくてステキじゃないですか。
ということで、このカメラを持ってちょっとだけお出かけしてきました。

実家のある伊丹から、「五合橋線」と呼ばれる県道142号線をそのまま真っすぐ南に下っていくと、尼崎港に出てきます。
この尼崎港に「尼崎閘門(尼ロック)」という水門があることを、ついこの間、ボート免許を取って初めて知ったのでした。

ちなみに“閘門(こうもん)”とは、水位の異なる河川や運河、水路でも船が行き来できるように、その間で水位を調整して、船をエレベーターのように上げ下げさせて通行できるようにする施設のことなんです。
東京では荒川ロックゲートや、小名木川閘門が有名ですね。
下の写真は、小名木川閘門で水位調整が完了するのを持っている所の様子です。
小名木川閘門で水位調整が完了するのを持っている所

せっかくだからその閘門の働きぶりを見に行こう!と、クルマで「五合橋線」をズンズン進んで行ったんです。
ところが……ありゃりゃ、尼崎閘門(尼ロック)への敷地は立ち入り禁止になっているんですよ。

確かに「尼崎閘門(尼ロック) こちら」という案内板は設置されているんです。
それに従ってズンズン進んでいくと、見えてきた敷地入口には「関係者以外立ち入り禁止」の看板があるじゃないですか。
おかしいなあ、確か船が通行する様子を間近で見られるということを聞いたような気がするのですが……。

でも「立ち入り禁止」と言われるものは仕方ありません。
とりあえず尼崎港を行けるところまで行ってみることにしました。
埋立地をズンズン進めていくこと、わずか数分。
そうしたら、何ですか、ココ。
何というか、メチャクチャ寂しい光景の場所に出てきて行き止まりです。
五合橋線をまっすぐ行くと、寂しい景色で行き止まり

さみしげに停泊している貨物船、よくよく見ると「ダイハツ丸」とあります。
あまりといえばあまりにストレートな名前の自動車運搬船ですね。
「ダイハツ丸」と、あまりといえばあまりにストレートな名前の自動車運搬船
ハッチは開いていて、積み込み体勢になっています。
ただし、いかんせん、岸壁には自動車が一台もない所がまた、寂しさを増幅しているじゃありませんか。
いや、ひょっとして、すでに積み込みが完了したところなのかもしれませんが。

しかしこのあたりは、さすが日本を代表する阪神工業地帯です。
尼崎閘門以外にも、興味深い面白いモノがたくさんありました。
例えば、これ。
跳ね上げ式の橋

運河に架かっている橋なんですが、船が通るときだけ跳ね上げるようになっているんですね。
といっても、一日中開くわけではなく、まず、稼動する時間帯が定められています。
きっとその時間帯は、橋の向こう側にある詰所に職員がいるのでしょうね。
その時間帯に船が通ろうとした時だけ、職員が橋を操作して開くようになっているようです。
操作時間外だったため、職員詰所に人影はありませんでした

この橋には大きな鉄骨があります。
この鉄骨が重りのように働いて、道路をグググと持ち上げる仕組みになっているのでしょうね。
道路を跳ね上げるための重しとなる鉄骨

また、橋が開いている間は、クルマが道路に留まって渋滞することを回避するため、迂回するように求められています。
いちど、この橋が動いているところを見てみたいものです。
橋が稼働中は迂回を求められます

この周辺の工場内では、トロッコ列車による運搬がまだまだ現役のようなんですね。
工場内のトロッコ軌道
線路が縦横無尽に張り巡らされているさまは、なかなかの圧巻です。
またこうした線路は、工場の敷地内だけでなく、道路を挟んだ両側の敷地を結ぶようにも設置さらているところもありました。
トロッコが道路を横断するときは、道路側の信号機が赤になるそうです。
うーん、これもまた見てみたい。

で、当初の目的だった尼崎閘門(尼ロック)。
立入禁止となっていた敷地とは、対岸にあたる反対側に周りこむと、そこは運河沿いの公園になっています。
尼崎閘門に続く公園
ここを歩いて行くと、その終点に尼崎閘門(尼ロック)があり、中の様子が見られようになっているらしいのです。
なんだ、そうだったのね。

ということで、運河沿いの公園を散歩がてら、ずっと歩いて行ってみたんですよ。
すると……おおう、ちょうど船が閘門に入ろうとしているナイスなタイミングじゃないですか!
ちょうど尼崎閘門に船が入るところでした
ただ残念なことに、2本ある水路のうち、向こう側に入ったため、閘門が実際に動いているところは見られませんでした。

水路はこんなふうになっています。
尼崎閘門のなかはこのようになっています
通常、こうした閘門で水をせき止める扉は「上下開閉式」なのだそうです。
しかし、ここ尼崎閘門(尼ロック)では、「観音開き方式」ということで、これは珍しいそうなんですよ。
そうかー、観音開き方式の扉だったら、水路に入るときや出るときに、上下開閉式のように扉から雨のように降り注ぐ水でビシャビシャになってしまう、ってこともないですね。
まさに屋根がないプレジャーボート向けの閘門です。

フト気がつくと、もう陽が沈もうとしているではありませんか!
ヤブ蚊に刺されてプックリ膨れあがった腕を「カユイ、カユイ」と掻きむしりながら家に帰っていくのでした。

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