4(yonn)「茶遊び」(象の鼻パーク桟橋)

普段は遊覧船など業務船しか使用できない横浜の「象の鼻パーク桟橋」と「運河パーク桟橋」が、この4月から11月に掛けて“2011 ビジターバース社会実験”として、誰でも使うことができる実験が行われているのですね。
そんな面白そうな試みをやっているんだもの、使わなければソンソン。
ということで、レンタルボートで乗り付けてみようとか、そんな話をTwitterでしていたのでした。

でも。
せっかく桟橋から上陸できるのだから、もっとイベントとして楽しく使いたい!
と話は大きく軌道変更され、以前にもお願いした「茶遊び」をやってもらえるよう、4(yonn)主宰の小手川望さんを通じて、ダンサーの青山るりこさんにお願いをしたのでした。
内容としては、「象の鼻パーク桟橋を会場として、ぼくのためだけのダンスをしてください」というものです。

そんな訳で6月18日の土曜日。
あいにくの曇り空ですが、風はまったく吹いておらず、横浜港は信じられないほどにベタ凪でコンディションは抜群です。
東神奈川のUYフラッグのテラスで、「いやー、よかったねー」などとお茶をいただいていると……誰デスカ、アレハ!
後から来たお客さんご一行の中に、グレート・サスケの覆面をした人がいるんですよ。
ボート乗るだけで調子にのるおちゃらけプロレスファンがいるんだなーと思っていたのですが……マジっすか?
どうやら、グレート・サスケご本人のようでした。
UYフラッグのお姉さんが、覆面姿の彼を見て「本物ですか?」と訊いたそうなので、間違いありません。
乗船名簿にも、ちゃんと「グレート・サスケ」と書かれていたとか。
しかしプライベートの時でも覆面姿って……それはプライベートなんでしょうか、パブリックなんでしょうか。

そんなこんなでボートを借りて出発。
まずは横浜港の中をグルグルと回ります。
するとボートの舳先で青山さんが、まるでセイレーンが歌声を響かせるかのように、高らかにラッパを吹き鳴らしました。
ボートの舳先で、ダンサーの青山るりこさんが高らかにラッパを吹き鳴らします
新約聖書の黙示録もビックリのラッパです。

こうしてラッパの音色を鳴り響かせながら、ボートを一般人立ち入り禁止の瑞穂埠頭の方にまわりこませると……ぬおお!
アレハ、一体ナンデスカ。
米軍基地「ノースドック」に、何やら見慣れない巨大船が停泊中なんです。
米軍基地「ノースドック」に見慣れない巨大船が停泊中

陸からは特に米軍基地が一般人立ち入り禁止で、ガードマンが見張っているほどですが、海側はフリー。
この巨大船に吸い寄せられるかのように、ついつい、メチャクチャ近寄ってしまいました。
巨大船に吸い寄せられるかのようにメチャクチャ近寄ってみる
大きな口がパックリ開いているかのように見える双胴船でした。
名前を「Westpac Express」号といって、大量の物資や機材、兵士などを輸送する高速船だそうです。

「すげー」と見とれていると、テロリストと思われたのでしょうか。
気がつくと、背後からものすごい勢いで海上保安庁の巡視船が近寄ってくるんですよ!
ヤバイ、こりゃいかん、とスタコラサッサと逃げ出したのですが、そんな慌てふためくぼくたちを船上から双眼鏡でジッと見つめる海上保安庁の職員たち。
どうやらライフジャケットの着用をチェックしているようです。
フフフ、そこは抜かりありませんよ。ライフジャケット、全員しっかり着用中。
これで「問題なし」と判断されたのか、海上保安庁の巡視船は来たとき同様、ものすごいスピードで去っていったのでした。
ひぃー、あぶねー。

あ、いえいえ、もちろん自分の仕事を忘れていたわけではありませんよ。
「Westpac Express」号と、青山るりこさんの写真です。
「Westpac Express」号と、青山るりこさん

こうして横浜港一帯をまわったあと、いよいよ大さん橋の横から、象の鼻パーク桟橋に上陸です。
象の鼻パーク桟橋から上陸
(ご一緒したBOAT PEOPLE Associationの山崎さんがTwitterでアップした写真を借用しました……)

このあたりから、とうとう恐れていた雨がポツポツと……いや、結構シトシト降りだしてきましたよ。
「あちゃー、どうしたものか」と思っていたのですが、いやいや、これがこれでメチャクチャいいのです。
なんというか、雨に濡れることで、青山さんの動きから醸し出される“しっぽり感”が、桟橋という“水辺”にあうのですよね。
雨に濡れることで、青山さんの動きから醸し出される“しっぽり感”が、桟橋という“水辺”にあう

船たちがまるで彼女を取り囲んで盛り上げているかのようなんですよ。
我々の他に人の姿はないし、象の鼻パーク桟橋は、まるで彼女のためのステージのようになっているのでした。
象の鼻パーク桟橋は、まるで青山るりこさんのためのステージ

水辺という独特の雰囲気を醸し出すステージと、雨が降ってくるその効果と、雨に濡れて妖しく魅せる青山さんのその姿に、もう完全にこの「茶遊び」は神憑り的といっても過言ではありません。
今回は神憑り的だった「茶遊び」

そう言えば、以前に依頼した「茶遊び」のときでも、彼女の踊りはシャーマンのようだと感想を書きました。
しかし今回、神憑り的な凄まじさを感じさせられた彼女の踊りは、まさにシャーマンそのものだったんですから。
それほど素晴らしい作品が生まれた瞬間に立ち会うことができ、そして、その作品がまた“ぼくのため”であったことで、もうオシッコチビリそうなほど感動しています。

そんな青山さんのパフォーマンスに、「ブラボォー!」と声を掛けるかのように、インターコンチネンタルホテルからは、色とりどりのハートの風船が一斉に飛ばされていました。
インターコンチネンタルホテルから一斉に、色とりどりのハートの風船が飛ばされていました
いや、本当はこのホテルで挙げられていた結婚式の祝福の風船だったのですが、そこはそれ、「街で起こっていることはすべて自分の演出だ」ということで……。

帰り道、UYフラッグの上にあるバー「Star Dust」(テレビや映画のドラマ撮影でよく使われるおなじみのお店)の入口前では、ノラニャンコが雨宿りしてました。
UYフラッグの上にあるバー「Star Dust」入口前で、ノラニャンコが雨宿り

ということで、今回の「茶遊び」でのその他の写真は、Picasaにアップしています。
どうぞお気軽にご覧ください。

4(yonn)「茶遊び」(象の鼻パーク桟橋)
4(yonn)「茶遊び」(象の鼻パーク桟橋)

コメント

christian louboutin wedges 2013 4(yonn)「茶遊び」(象の鼻パーク桟橋)へのコメント投稿 : ぼくのミステリな備忘ログ mobile ver.
authentic christian louboutin boots on sale http://katnn.com/hynxba.asp?id=1627