川を眺めながら、彼女に弾き語りを聴かせる

今日は勝どきマリーナで、メチャクチャ超お気に入りの可愛いボートを借りることができたんです。
これですよ、これ。
イルカみたいでお気に入りの可愛いボート
なんでしょうねえ、この愛くるしさは。
姿形がまるでイルカちゃんみたいだからでしょうか。
その可愛い姿に、乗る前からもうメロンメロンなんですよ。

地震が発生してから、勝どきマリーナでボートを借りるのは初めてなんですが、驚いたのは、危機管理体制がバッチリ整っていたことなんです。
例えば、勝どきマリーナ周辺にある水門は、震度5以上の地震が発生すると、一斉に閉じられてしまうのだそうです。
そうなると、出航しているボートはもうマリーナに戻ることができないんですよね。
そんなときのために、それぞれの場所における「緊急避難場所」が地図として用意されているんです。
万が一、水門に閉じ込められたり、また閉め出されたときには、ここに「緊急避難場所」があるから、ここに着けてください、ということなんですね。
また、前回の地震の時にも経験しましたが、災害時は連絡用として持つ携帯電話が一切通じなくなってしまいます。
その時のために、小型のトランシーバーも用意されていました。
これで携帯電話が通じなくても安心、というわけです。

こう行った危機管理体制がバッチリ整えられていて、安心して利用することができるのですが、残念なことに航行可能範囲も、「余震が落ち着くまでの間は」ということで制限されているのでした。
本当は京浜運河を通って、羽田空港まで飛行機を見に行きたかったのです。
京浜運河は航行可能範囲だったのですが、羽田沖はエリア外ということで、飛行機を見ることはできそうになく、トホホ……。

しかも。
とりあえず京浜運河に入ってみようと、日の出桟橋脇にある浜崎橋ジャンクションのあたりに行ったんです。
そうしたら……おおう。
橋が低いんです。浜崎橋。
こんなに低かったかなーと思ったのですが、あ、そうか。
今日は大潮の満潮ということで、普段よりも潮位が高いんですよね。
無理して橋をくぐっても、さらに潮位が上がって出られなくなってしまったら、大変なんです。

ということで、仕方がありません。
すごすご引き返して、浜離宮庭園でイカリを下ろしてお茶でもいただきました。
浜離宮庭園も、水路に面したあたりは、もうすっかり葉桜に変わっていたのですが、まだまだ庭園奥の方ではキレイに咲いているようです。
お金を払ったヒトにはキレイに咲いているところを見せてあげるけど、タダで見ようという不埒な考えをしたヤツには見せてやらない、ということでしょうか……(←被害妄想か)。
浜離宮庭園は、奥のほうではまだキレイに桜が咲いているようでした

そこから、今度は隅田川をブラブラと遡っていきました。
やはり暖かくなってくると(というか、今日は暑いほどでしたが)、堤防にも多くのヒトが集まってきていて、思い思いの格好で川を眺めています。
そういった人たちを、こちらからも眺めながらボートを進めていったのですね。
すると……うああ、なんと衝撃的な光景が!

階段状になっている堤防に座っているカップル2人組がいたのです。
このうち、男性の方は何やらアコースティックギターをかき鳴らしながら、歌をうたっているようなのです。
そう、弾き語りですよ、弾き語り! 彼女に対する「愛の弾き語り」! ウワォ!!
そして、彼女の方は感激して彼の方をウットリ見ている……こともなく、なんと固まっているんです。
何かに耐えているかのように、ずっとうつむいたまま、固く伸ばした両手をピタっと揃えた足の両膝の上に置いたまま、微動だにしないんです。

何かの罰ゲームなのでしょうか。

しかも。
その「愛の弾き語りカップル」の上、堤防の壁越しには、別のカップルが「何、アレ」と言わんばかりにシゲシゲと覗き込んでいるんですよ!
彼女が、いたたまれないと言わんばかりの姿で固まっているその理由は、わざわざギターを持参して、隅田川の堤防に座らせて、「彼女のために弾き語りをする」という世界に入り込んでしまった彼が恥ずかしかったのでしょうか。
それとも、そんな彼と彼女を上から見下ろしてニヤニヤ笑っているカップルの存在に気付いてしまって、恥ずかしくなってしまったのでしょうか。

……いずれにしろ、そんなマンガでしか見たことのない状況を、初めて目の当たりにしてしまいました。
できることなら、岸壁にボートを係留して、真正面から聞き惚れてみたかったものです(←やめなさい)。

そんな訳で今日のクルーズルートはこのとおりでした。
今日のクルーズルート
総航行距離は、3時間で43キロほどになりました。
これで使ったガソリンを精算すると、21リッターとのことですので、1リッターあたりの燃費にすると、「2キロ」ということになりますね。
リッター2キロの燃費って、いったいどんな昔のアメ車なんだよ、と思われそうですが、いえいえ。
ボートの燃費としたら、これ、結構いい方なんですって。