東京花見チャリティークルーズに参加してきました

BOAT PEOPLE Association主催の「東京花見チャリティークルーズ2011」に参加してきました。
参加者を募ると、あっという間に70名の応募があったとのことで、急遽増船して、2艘体制でのクルーズとなったそうです。
2艘体制で開催された「お花見チャリティークルーズ」

出発地点は隅田川支流にある越中島桟橋です。
ここから、隅田川を両国に向かって遡っていきます。
やがて見えてくる両国ジャンクション。
官能的な曲線が美しい両国ジャンクション

このジャンクションが描いている官能的なまでの曲線美にウットリしているうちに、船は大きく方向転換します。
ジャンクション下にある水門があり、ここから先の竪川(たてかわ)という人工的に造られた川に入っていくのですね。
水門をくぐった先は竪川(たてかわ)

ちなみに、この「竪川(たてかわ)」の名前は、江戸城に対する向きを表しているのだとか。
つまり、江戸城に向かって流れているから「竪川(たてがわ)」というわけです。
これに対して、江戸城に対して横向きに流れている川が「大横川」ということになるそうです。
なるほどー。

この竪川は人工的に掘られた運河であるため、まるで北海道の国道のように、どこまでもまっすぐなんです。
この造形がものすごく美しんですよね。
そしてこの上を首都高速が通っているので、この高架と橋脚が川面に映りこんで、さらに美しさを引き立てているのですよね。
高架と橋脚がまっすぐな川面に映えて美しい竪川

実はこの場所、よくヒトサマのブログやネット記事でお馴染みなんです。
そのときはいつも「ふーん」としか思わなかったのですが、いえいえ、大変失礼しました。
この風景の美しさは、実際にナマで見てみないと判りませんって!
もう、それぐらい衝撃的なんですよ。

これだけ美しいのであれば、また今度、自分でボートを借りて来てみようかな、とか思うところですが……いえいえ。
かなり厳しい場所なんですよね、ココって。

何しろ、江東区のこのあたりは、地表の高さがあまりないからか、橋がかなり低いのです。
だからその橋をくぐるためにも、干潮の時を狙わないと、船の屋根が橋の欄干に引っかかってしまうんです。
今日のクルーズは干潮となる時間帯だったようですが、それでもこんな感じでした。
コレぐらいの橋が何本も掛かっている竪川
写真だと判りにくいかもしれませんが、橋が結構目の前にある感じです。
ココを進んでいくと……
橋に頭を打ちそうでコワーイ
橋に頭を打ちそうでコワーイ。

しかもこの竪川、水深がかなり浅いそうなんです。
干潮の時間帯でなければ橋はくぐれないし、でもそうなると、それでなくても浅いのに、さらに浅くなってしまいます。
そうすると、ちょっとでも操船を誤ると川底で舵やプロペラを擦ってしまうという、恐怖のポイントなんだそうですね。
とてもとても、ぼくには行くことはできません……。

やがて竪川は、大横川と接するあたりから暗渠となって、先に進むことができなくなっています。
船は、ここで大横川に向かって方向転換します。
竪川から大横川に繋がっています

またこの大横川に架かっている橋も、高さが低いのなんの。
実際、竪川以上の低さの橋の多さじゃないかと思うのですね。
竪川以上に高さが低い橋が続く大横川
この橋なんて、欄干の下の部分より、さらにその奥が一段と下がっているじゃないですか。
これには、乗船している皆が思わず避けるように頭をすくめてしまいました……コワイ。
頭をすくめて橋の下を通過中

乗っている船って、かなり長さがあるので、船長さんは先を見通すため立って操船しなければならないようです。
だから橋を通るたびに屈まないといけないので、そのうち船長さんは腰を痛めちゃいそうです。
橋をくぐるたびに屈む船長さん

この大横川をずっと進んでいくと、やがて目の前には「東京中で最低の橋」と言われている茂森橋が見えてきます。
(存在や性格が最低なのではなくて、水面からの橋までの高さが最低なんです)
東京中で最低の橋、茂森橋

お、ここも行っちゃうの? やったね!……と、ワクワクドキドキ期待をしながら見ていると、ありゃりゃ。
さすがにデカイ船では無理だからなのか、橋を目前にして、船は方向転換をしてしまったのでした。
うーん、残念でした。

しかし、ここからが桜の並木があって、いよいよ「花見クルーズ」なんですよ……と思いきや、アレ?
今日はまだ、桜の開花まではいきませんでした
まだほとんどがつぼみのようで、開花とまではいかなかったようです。
ただ、かなりつぼみも緩んでいるからか、桜の色が見え始めていますよね。
何となく、ココが満開になったところが眼に浮かぶような気がします。
(しかし今回のクルーズは、開花時期が遅れることも見越して、橋くぐりもメインになるよう計画されたのだとか。さすが!)

古きよき時代の倉庫をバックに、この辺りの桜並木も、ホラ、満開の様子が目に浮かぶようですね。
古きよき時代の倉庫をバックに広がる桜並木

そんななかで、1ヶ所、花が咲いているところがありました。
ここですかさず皆、カメラを構えて「お花見シャッター」ですよ。
ぼくも負けじと1枚。
1ヶ所だけ桜が咲いていたので、皆、写真を撮りまくったポイント

桜並木を抜けると、再び水門をくぐって隅田川に出てきました。
隅田川と大横川を区切る水門

こうして、あっという間に今日の2時間というクルーズは終わってしまいました。
いつも自分で操船していると、あまり周りを観ている余裕がなかったのですが、こうしてヒトが操船する船に乗っていると、ゆっくりと好きなだけ写真を撮ったり、のんびり風景を眺めたりできるから、これはこれでかなり楽しいんですよね。
(そもそも、自分の力量では行けないところに行ってもらえるのが嬉しい)

BOAT PEOPLE Associationでは、今年1年、ゆっくり時間を掛けてチャリティクルーズを続けていかれるとのことです。
ぼくもまた機会があれば、ぜひ参加したいと思います。

ちなみに、今日のこのクルーズには「日経トレンディ」の取材が入っていました。
なんでも、「ドボク」がテーマの特集があるそうです。それは楽しみですね。

しかしここ最近、「工場“昼”景ジャングルクルーズ」に参加したときには毎日新聞が、「神田川暗渠クルーズ」ではNHKが、それぞれ取材に入っていたのですが、マスコミ的には旬なネタなんでしょうか……。

という訳で、今日のお花見クルーズのルートは、このようなものでした。
今日のクルーズのルート