横浜港に初入港の「アルテミス」お出迎えクルーズ

2月11日の早朝に、バミューダ籍の大型客船「アルテミス」が、初めて横浜港にやってくるそうなんですよ。
朝7時過ぎに大さん橋にやってくるその姿を間近で見てみよう!と、“お出迎えクルーズ”が開催されると聞いて、「ウハハー、そいつはたまらんぜ!」。
何しろ今の時期は、朝の空気はキンと澄んでいて、明け方の空の色がものすごくきれいなんですよね。
横浜港の海の青と、明け方の空の群青に、アルテミスの船体の見事な純白のこの対比……。
ああ、もう想像しただけで居ても立ってもいられなかったんです。
しかも、入港する2月11日といえば、金曜日だけど建国記念日で会社はお休み!
これを見に行かなくて、いったいどうしようというんですか、オレ。

それなのに。
ああ、それなのに。

何の因果か雪。みぞれ混じりの雪なんて降る悪天候。
うーん、ぼくの日頃の行いは、そんなにも悪かったのか……。

そんな訳で、お出迎えクルーズはこの船で行きます。
今日のお出迎えクルーズの船
場所は大さん橋隣の「象の鼻」。

ここからベイブリッジに向けて進んでいくと……おお。
すでにその巨大な姿はベイブリッジをくぐって、まさに横浜港に入ってきたところだったのでした。
アルテミスがちょうど横浜港内に入ってきたところです
アルテミスのお尻を一生懸命、「ヨイショ、ヨイショ」と押しているタグボートが可愛いったらありゃしません。

そのアルテミスを迎えるため、消防艇が1艘、歓迎の放水パフォーマンスをしています。
アルテミス歓迎の放水パフォーマンス
んー、1艘だけだからか、それとも雪で視界が悪いからか、なんだかちょっとショボイと思われてしまいそうな気が……。
いえいえ、その心意気だけでも汲んでいただきましょう。

アルテミスと放水艇のツーショットです。
アルテミスと放水艇のツーショット

やがてアルテミスはその横の姿を我々に見せて、その大きさを誇示してきました。
うーん、なんてダイナマイトバディなんですか、この女神さんは。
ダイナマイトバディなアルテミス

横顔だって、このとおり。
鼻筋がスッと通っていて美人顔のアルテミス
何というのか、欧米人のような高い鼻立ちで、とっても美人さんな横顔なんですね。

大さん橋の上には……見えるでしょうか。
この雪模様の中にも関わらず、ものすごい数の人が写真を撮っているんですよ。
大さん橋の上には、この雪模様にも関わらず多くの人がアルテミスの写真を撮ろうとしています
みんな、初めて横浜にやってきた女神さんが大好きなんですね!

大さん橋への接岸まで、あともう少しですよ。
アルテミスのお尻を一生懸命に押しているタグボート
一生懸命にお尻を押しているタグボート。

一方、岸壁側では「PILOT(水先案内人)」のボートが、アルテミスより係留ロープを受け取って、岸壁にくくりつけています。
「PILOT」のボートがアルテミスの係留ロープを受け取っています

完全に係留するまで、もうしばらく時間をつぶしましょうということで、一旦は大さん橋から離れていきます。
身体中に雪がまとわりついて、上着も髪の毛もカメラも、もうビショビショです。
ウヒャー、身体はともかくカメラはヤバイ……ということで船の中に逃げ込みました。
船内からもアルテミスがよく見えていますね。
暖かい船内からアルテミスを見る

船は、大さん橋からベイブリッジに向かって、のんびりクルージングしていきます。
ベイブリッジが見えてきました
普通のクルーズだったら、こんな観光名所を通るわけですから、皆、カメラを構えて写真を撮りまくるところでしょう。
しかし「お出迎えクルーズ」という、さすがニッチな目的で集まった方々、ベイブリッジごときには見向きもしません。
一方、ぼくは「せっかくだし……」と貧乏性の性格で我慢できません。
また雪で荒れ狂うデッキに出ては、写真を撮りまくっていたのでした。
ベイブリッジと赤白灯台

でも、ベイブリッジの真下って、メチャクチャかっこいいんですよ!
こんなにカッコイイものを見逃していたら、もったいないですよ!
……などと、心のなかだけでつぶやくだけのぼくなのでした。
実はベイブリッジは真下もメチャクチャカッコイイのでした

あとは、お約束の本牧ふ頭のガントリークレーンの写真も忘れてはなりませんね。
お約束の本牧ふ頭のガントリークレーン

こうして、ベイブリッジをグルリと周回した船は、再び大さん橋に向かいました。
この頃になると、もう接岸は完了しているようです。
だからでしょうか、船は大胆にもアルテミスの真正面に回り込みました。
真正面からアルテミスを見る

そして……
アルテミスが近づいてきました

え? え? え?
さらにアルテミスが近づいてきました

あれ? あれ? あれ?
もうアルテミスのほぼ真下です

ウソでしょうううー!
かすめるようにして通りすぎていき、お客さんは大喜び

ウッヒャァァァーッ!
船の上でもお客さんは写真を撮るのにもう夢中

船は、なんと、アルテミスをかすめるように、なめるように、進んでくれたのです。
これ、手を伸ばしたら届きそうですよ……。

船尾で国旗を掲揚していた船員さんもビックリしてこっちを見ていますって。
国旗を掲揚している船員さん

しかし、さすがにこれはやり過ぎだったのでしょう。
岸壁から、「本船に近づきすぎです。もっと離れてください、京浜フェリーさん」と実名を挙げて怒られていました……わはは。
プレジャーボートでは、こういう注意をよくされると聞いたことはあるんですが、いやいや、サービス精神満点の船長さん、どうもありがとうございます。

しかしこのアルテミス、よくよく見ると社会の不条理さを垣間見ることができるんですね。
それが、この「救命艇」なんですよ。
救命艇がずらりと掲げられています

両側に6艘ずつ掲げられてあるんですね。
まずは、これ、クルーザーみたいなヤツ。
クルーザーみたいなタイプの救命艇
これだけでも十分にクルージングを楽しめそうなタイプですね。

そして同じくクルージングが楽しめそうなタイプですが……
テント地のような材質の船体
なんだか船体の材質が、テント地のような柔らかさが見てとれるんですね。
乗り心地的には、上のものよりちょっと落ちるのでしょうか。
それともこちらの方が、船の重さが軽くていいのかしらん。

そして最後に、もっとも多く用意されていたのが、コレ。
ゴムボートみたいなタイプ
これはまるで、ゴムボートみたいじゃないですか!

ひょっとして、スイートルームとか、そういった特別なお客さまはクルーザーのような救命艇を利用して、万が一の時でも快適に避難することができるけれど、それなりのお客さまは、それなりの避難しかできない、ということなのでしょうか……。
「地獄の沙汰も金次第」です
いやー、やっぱり持つべきものはカネなんですね……。
まさに「地獄の沙汰も金次第」
そんなことわざを目のあたりにした、今日のアルテミスお出迎えクルーズなのでした。

ということで、今日のルートです。
お出迎えクルーズの航跡