ぼくの財布にはお札がギッシリなのさ

ちょっと、どうですか、これ。
何を隠そう、ぼくのお財布なんですよ。
お札がギッシリ詰まったぼくの財布

なんだこれ、ヨレヨレの汚い財布だなぁ……って、ヘイヘイ。
見て欲しいのはそんな所じゃないのです。中身なんですよ、中身。な・か・み。
財布のなかを見てください。
どうです? お札がギッシrなんですよ、ギッシリ。
なんという、お金持ち。うはははは。

……って、これは別に金持ち自慢をしたいわけじゃないんですよ。
普段のぼくは、いたってお金なんて持ってないヤツなんです。
だって今だったら、おサイフケータイとか、オートチャージのSuicaとか、普通にクレジットカードとか、そういった非実在マネーがあるから、全然お金を持ってなくても困らないのですね。
なので実を言うと、普段のぼくのお財布の中身って、高校生や大学生の頃からそんなに変わってないのかもしれません。
うん、こりゃヘタすると、今時の大学生の方が財布のなかにお金をたくさん入れて歩いているかもしれないのですよ。

そんな情けないオトナのぼくですが、それでもさすがに財布のなかが小銭ばかりになってしまうと、これはもう、さすがにマズイなーとか思うわけですね。
で、立ち寄ったのですよ、ATM。郵便局のATM。
そこでとりあえず3万円ばかりお金を引き出そうとしたのです。

すると……あれ?
なんだかいつもと違う音がしているんです。何というか、大掛かりな音。
いったい何事かと思いつつも、ATMの現金取り出し口に現れたお金をとって、さあ帰ろうとしたのです。
ところがその現金取り出し口に現れたお金を見て、なんじゃこりゃァァァ!
もう松田優作ばりにビックリしているんですよ、ぼく。超絶的にビックリしているんです。ビックリクリクリ、クリックリッ!状態のぼく。

なんとそこには札束がドン。

……いや、札束と思ったのは単なる見間違いでした、スミマセン。
それでも、そう見間違えてもおかしくないほど、お札が分厚い束になって現れてきているんですから。
ああ、これだけのお札の数を数えていたから、ATMがいつもと違う“大掛かりな音”をたてていたわけなんですね。
ようやくナットク。
とりあえず、後ろに並んでいる人のジャマになってはいけません。
大急ぎで財布に札束を詰め込んで、郵便局を出ようとしたのですが……

財布が曲がらん……。

ぼくの持っている財布って二つ折りのタイプなのですが、このあまりの札束の厚みで、財布が二つに折り曲がらないのですよ。
背筋よくピーンとした状態のまま、微動だにしません。
うはー、財布が二つ折りできないほど、こんなにお札を持ったのはすごく久々の気がするぜ……と、頬ずりしている怪しい野郎が郵便局前に約1名。
よくぞ通報されなかったものです。

しかし、どうしてこんなにお札が大量に出てきたのでしょう。
ひょっとして、ぼく、3万円をおろすつもりが、「30万円」と入れてしまったとか……キャー、それはヤバイ。 と、その札束をよくよく見てみると、全部1000円札だったのですよ。
何だ、それ。
財布にギッシリ詰まったお札は全部1000円札でした

よく自動販売機では、お釣りが全部10円玉で出てくるという嫌がらせを受けることはよくあるのですが、こんな、引き出したお金が全部、1000円札で出てくるというATMの嫌がらせは初めて体験しましたよ。

……と、ここまで書いてきたところで、「あ」。
確か、郵便局のATMって「両替」ボタンってあったんでしたっけ。
お金を下ろすときに金額を確認して「OK」ボタンを押さずに、「両替」ボタンを押すと、細かいお金で出てくるって聞いたことがあるような気がする……。
ということは、ぼくがここで1000円札を30枚も持って行っちゃったから、どこかの商店でお釣り用の1000円札が足りなくなってしまう可能性もあるということですね。
ウワーッ、それはどうもすみませんでした!