直立不動でご飯を待つボートスクールの看板犬「ココ」

もうね、なんというかサルですね、サル。
自分で処理するナニの行為を覚えてしまったサルとおんなじ状態なんですよ。
もうガマンができません。1週間とガマンがもたないのですよ。

そんな訳で今日もまた、してしまいました……。
ボートスクールにお邪魔してボートをレンタル、海に出てしまったのです……。
いやいや、別にサルでもいいんです。
何しろ、横浜港の隅々まで探検できるようになってくると、意外な発見がゾクゾク出てくるんですから。
今はこれがメチャクチャ楽しいんですよね。

そんな今回、新たに発見したスポットがこちらなんです。
いや、これは横浜港のなかでも、いちばんお気に入りかも。
宇部三菱セメントのカッコいいプラント施設
どうですか、この存在感。
海風にあたり続けてサビが浮いたサイロとプラント、この年季の入った美しさがステキなんです。
社名入りで、堂々とそびえ立つタンクの圧倒感、もうゴメンナサイって無条件降伏しちゃいます。
ウハー、見れば見るほど、これはもうたまりません。

実はこの施設、これまで見てきた運河クルーズや工場クルーズのどれも、まったくスルーされてきた場所だったのですね。
だから、こんなところにこんなカッコイイ建造物があるとは思ってもいなかったんです。
何気なく「あれ? この運河の先はどうなっているのかなー」と何気なく通りかかったところ、いきなり目の前に「ドーン」なんですよ。
あまりのカッコよさと圧倒感に、もうオシッコをジョンジョロとチビリそうになっちゃったほどなんです。

これ、タンクに描かれている社名がまた誇らしげで、いいんですよね。
社名がまた誇らしげなのがカッコイイ

プラントだって、これだけサビが浮いた分だけ、これまでこの地でずっと働き続けていたことを物語っているのですよね。
そう考えると、なんというか、「お仕事、お疲れさまです。便利な生活をありがとうございます」と言いたくなってしまって仕方ありません。
サビがまたこの地での年季を表しているのです

なんだろう、このプラントに惹かれる原因というのは、やっぱり「仕事に対する誇り」が感じられるからなんでしょうかねえ。
「お前は仕事にどれだけの誇りを持っているのか」とか、痛いところを突きつけられてくるようで……ゴメンナサイ。

クルーズをしていると、こんなように、陸上では決して見られないものが、ドンドンと見えてくるのですよね。
そもそも、陸上だったら海沿いの大抵の場所が「関係者以外立ち入り禁止」となっていて、入ることができないため、中の様子が一切判りません……。
そんな訳で、普段は見ることができないところを、堂々と見ることができるとあれば、これはもう毎週のように海に出てしまいますよねー。

お店の女将さんからは、「今日もこの後は、日没までどうぞご自由にお使いください」と言っていただけて、ウシシ。
女将さんのお言葉に甘えてしまって、なんだか段々と厚かましくなってきているような気がしていますが……気のせいでしょう。
夕暮れを迎えようとしている横浜市内

さて、陽も陰ってきてかなり寒くなってきたので、スクールに戻ることにしました。
温かいお茶をいただきながら、女将さんとお話をしていたその時のことです。
フト、足元を見ると、看板犬の「ココ」ちゃんが……!

直立不動でご飯を待つ、ボートスクールの看板犬「ココ」
立ってるんですよ!
何気に。
普通に。

ビックリですよ、ビックリ!
だって、ワンコが普通に2足で直立して、女将さんの顔をジッと見ているんですよ!
ひょっとして、ぼくは、動物が進化した瞬間を目の当たりにしたというのでしょうか。
サルが、人類へと進化した瞬間も、こんなにあっけないものだったのでしょうか。

いずれにしても、これは大発見だ!と女将さんに「ココちゃんが……立ってますよ……」と伝えると、女将さん。
「ああ、ココは4時半になったら、いつもこの格好をして、ご飯を待ってるのよ」。
腰を悪くするからやめなさい、と言っても、4時半になったらいつもこの格好をして待っているのだとか……。
特に吠えたりして催促するのではなく、あくまでジッと黙って、ご飯が出されるまでこの格好で待っているのだそうです。
うーん、まったくもってスゴイぜ、ココちゃん。

以前には、「首の後ろをモフモフしてやると、極上の笑顔で応えてくれるココちゃん」と紹介したのですが、今回はこれ、「姿勢正しく、行儀よく、直立不動でご飯を待つ」ココちゃんとして紹介を替えなければなりませんね。
ボートスクールの看板姫、ココちゃん