邪悪な感じがしてならないトンネル

そもそも、高速道路って山の中を通っているのだから、いくら先の方が渋滞しているからといって途中で降りたら、そりゃ山の中を延々と走るハメになっちゃいます。

ということで、今日の夜のこと。
例によって例のごとく、中央高速は小仏トンネルあたりで20キロの大渋滞という交通情報なんですよ。
「だったら、渋滞に引っかかるその手前で降りちゃえばいいんだぜ」と、大月インターで降りたんです。
そうしたら……え、ここ、どこ?

街灯がまったくなく、ただグネグネと曲がりくねっているだけの真っ暗な山道なんですよ。
周りは黒ぐろとした山のシルエットに取り囲まれて、コワイ!
対向車なんて1台も通らないし、およそ、ヒトの気配というものがまったく感じられないんです。
人類は滅亡した、と言われたら即座に信じてしまいそうになるほどの、静寂感。
そして、携帯は圏外……って、ウワー、ウワー、ウワーッ!
あきませんよ、これは、あきません、
こんな誰も通らない道路で、もし単独事故を起こそうものなら、携帯も圏外なので連絡をとるすべもなく、誰からも気づかれることなく、このままこの山道で朽ち果てていってしまうのでしょう……南無ー。

そんな嫌な思いにとらわれながらも、それでもなんとか、ヘッドライトを常にハイビームにして、グネグネ山道をドンドン進んでいたんですね。

すると。
突然、目の前にトンネルが現れたのですよ、トンネル。Tunnel。
いったい何ですか、これは。
霊感なんてまったくぼくなんですが、それでも、何とも言えず邪悪な雰囲気が感じられるような、そんな気がしてならないトンネルなんですよ。
タダモノではないトンネル。
心がザワつかされてならないトンネル。Tunnel。

いや、きっと、さっきから「人の気配がしない」「事故ったらヤバイ」とマイナス思考でいたので、それが勝手に、トンネルに「嫌なオーラ」が見えているような気がしているのかもしれません。

とりあえず、ぼくの他にはまったく他のクルマが来ないことをいいことに、道路の真中で仁王立ちになってトンネルの写真を撮ってみました。
携帯で邪悪な感じのするトンネルの写真を撮ってみました

夜景モードが弱いぼくの携帯ですから、あまりキレイに写っていませんね。
心がザワつかされますよね。
薄暗くてハッキリ見えないところに、何となく「邪悪なオーラ」があるように感じられるのでしょうか。
そんな訳で、この写真をTwitterに送っておいたのです。

ところが。
家に無事に帰って、今度はデジカメで写したトンネルの写真を見てみたんです。
すると……あれ?
デジカメで邪悪な感じのするトンネルの写真を撮ってみました

……なんでしょう。 こちらの写真の方が、より心がザワザワさせられてしまう感じがしてなりません。
なんというか、トンネルの穴の中に吸い込まれてしまいそうな、そんなイヤーな感じがしてならないんですね。
気持ち悪いんです。
携帯よりハッキリクッキリ写っているのに……。
そうか! それですよ、それ。
携帯写真の方は「何かが写ってそうで写っていない」ところに心がザワつかされていたんだけど、このデジカメ写真の方は「何もかもがハッキリと写っている」ことで心がザワつかされてしまうのですね。

……って、あれ?
ということはですよ、結局は、このトンネルは何がどうあっても、心がザワつかされてしまうということになっちゃいますね。
すると、やっぱりこのトンネルには、何かあるに違いない、ということで。

いや、別にこのトンネルでが死んだとか幽霊が出るといったような都市伝説はなさそうなので、あくまでぼくの主観だけの話なんですよ……。
じゃあ、この心がザワつかされる原因は何だろう、と考えたところで、そうだ、そう!
これって、ひょっとしたら写ってはいけないものが写っているかもしれません!
そう思って目を皿のようにして探してみましたが……やっぱり霊感のないぼくにはダメなのでした。
いったい、このトンネルの何が、こんなにぼくの心をザワつかせてやまないのでしょう。