ボート免許の学科試験でワンダーランドな根岸

歳をとると筋肉痛が遅れてやってくるとはよく言われますが、この歳になると、船酔いも遅れてやってくるのでしょうか。
というわけで、横浜港の高波のなか、小型船舶操縦士免許の教習でギンギンギュンギュンいわしめた実技が終わった夜になって、ずっと地面が揺れている感じに襲われてしまいました。
船酔いのような気分の悪さはないのですが、キショク悪いので早々に就寝(と言ってもいつもどおりの時間帯ですが)

そして、今日。
いよいよ学科試験の日なんです。
JR根岸線に乗って根岸駅は、駅前すぐのビルにある会場にやって来ましたよ。
小型船舶操縦士免許の学科試験会場

会場には受験番号ごとの座席表が貼り出されてあり、そのとおりに座るようになっています。
それによると、今日の受験者数は2級が16名、1級(ステップアップを含む)が18名のようでした。
やはり、圧倒的に男性の方が多いようですね。

受験要項には「9時開始」と書かれてありましたが、しかしすぐに試験が始まるわけではありません。
まずは今日の説明が行われ、その後、「視力検査」「色の識別検査」、そして検査時の試験官との会話で「聴力検査」が行われます。
それが終了すると10時15分まで自由時間……ということで、1時間近くも時間が余っちゃいました。

とりあえずテキストを読んだり、問題集で模擬試験的に問題を解いて時間を潰すこと、約1時間。
ようやく試験の時間となりました……ふう、長いぜ。

今回ぼくが受験する2級は、試験時間が70分とのことです。
ただし試験開始後30分が経つと退室してもOK、その場合は2度と部屋には戻れないというルールです。
うーん、大丈夫かなーと少々不安に思いながらも、「はい、始めてください」との声に問題をめくり、回答を始めたところ……おい。
70分どころか、30分どころか、20分少々で終わっちゃいましたよ。
うーん、これはひょっとして何かの罠に違いありません。
かなり引っ掛け問題的なトラップも仕掛けられているのですよ。
とすると、これは見直しをするしかありませんね!
……ということで、これ以上ないくらい、丁寧に丁寧に見直しを進めているのですが、何もありません。
ゆっくりと丁寧に3回も見直しをしたところで、突然、お腹が空いてきました。
シンと静まり返っている試験会場のなかで、お腹がキュウーとか鳴り出すんです。響くんです。
ヤバイのです、ヤバイ。

幸いにして30分の時間制限は過ぎていましたので、これ以上見直すことは諦めて、さっさと退出することにしました。
時間はまだ11時過ぎでしたが、国道沿いではもうラーメン屋さんがオープンしてる!
ということで、脳みそを久々にフル回転した自分へのご褒美に白味噌ラーメンのセットをいただいてきたのでした。
自分にご褒美の白味噌ラーメンのセット

ラーメンを食べ終わる頃には試験時間が終了となり、解答が貼り出されるとのことで、自己採点をしに、会場へ戻ります。ドキドキ。
持ち帰った問題用紙に書きこんでおいた回答と照らし合わせていくと……え? うそ? 満点!?
やはり、トラップなどなかったのです。
人生初の快挙ですよ、満点。
体の奥底から湧き上がる興奮と感動を抑えきれません。
電車の中でひとりひそかにヘラヘラ笑ってしまいながら、帰途についた今日のお昼のことなのでした。

しかし根岸って、以前この近くに住んでいた頃はよく通っていた街なんですが、久々に訪れると、改めてメチャクチャ面白いのですよねー。
何しろ、駅の改札口を出た正面に、いきなり「モンゴル」と書かれたビルが、我々を出迎えてくれるのですよ。
根岸駅の目の前に「モンゴル」

何なんですか、モンゴルって。根岸にモンゴルって。
まさかモンゴル大使館でもあるのかしら……と言うには、ビルがあまり大使館らしくないし。
そう思って、よくよく見てみたのです。
すると……あらら。
モンゴルではなくて、「モンビル」でした……
モンビルって……登山用品のお店が入っているビルでしたか!(←それはモンベル)

あと、駅前のコンビニ脇に揃えられて置かれてあるサンダル。
コンビニ脇に揃えられて置かれてあるサンダル
これも謎なんです。何なんですか、これはいったい。
ビルの屋上で、外に向かってこれがあったら嫌だけど、コンビニの脇、花壇に向かって、ですからねー。
恐くもなんともありません。
いや、ある意味キショク悪いというのはありますね。
だからでしょうか、「イヤー、来ないでー」と言わんばかりに、工事現場のようにパイロンを設置し、シマシマの棒で通せんぼしています。
ああ! そう考えたら、この花壇! ひょっとしたらこれも「イヤー、来ないでー」と、後から設置したものなのかもしれません。

……となると、このサンダルの意味は、実は気が付かないほうがいいのかしらん。

いやいや、根岸はこんなネタな街ではありませんよ。
ちゃんとカッコイイモノもたくさんあるんです。

まずは駅のすぐ隣。
タンク車畑にたわわにタンク車が実ってます
どうですか、これ。
今となっては、なかなか見る機会も少なくなった、タンク車が、まるで畑のようにたわわに実っているんですよ。

そして試験会場のすぐ横にあったマンション。
これにはドギモを抜かれちゃいました。
見ていると、眩暈がするマンション
手前にあるお店が入っている低い建物と比べると、なんだか眩暈がしてくるようです。

これ、よくよくみると、フロアの一部屋ずつ、斜めに張り出してあるのですね。
フロアの1部屋ずつが斜めに張り出している!
そのために、平行に設置された上のひさしも斜めになっているように見えて、感覚が狂って眩暈を感じちゃうんじゃないかと思うのですね。

一部屋あたりどれぐらい斜めになっているのか、もうちょっとアップにしてみました。
1部屋、1mぐらいは張り出しているでしょうか
1メートルぐらいはあるでしょうか。

根岸って、以前、この近所に住んでいたときは、素通りしてしまう街だったのですが、今、こうしてちょっと歩いただけでも楽しいワンダーランドであることが感じさせらますよね。
もっとしっかり歩いていたら、もっと面白いものが色々と見つかったのじゃないかなーと思います。
とすると、この何年かの間になくなってしまったものもあるだろうし、そう考えると、うーん、なんてもったいないことをしてきたのだろう……。