金城ちさとプロデュース・ストリップナイト「今宵あなたと♪」(PA/F SPACE)

前々からストリップショーでのダンスを観てみたいなーと思っていたんです。
が、なんとなくストリップ劇場って、精神的に敷居が高いんですね。
知らないローカルルールとかあったらどうしよう、とかついつい余計な心配をしてしまうんです。
だから、観たいと思っていても、なかなか観ることはできなかったんですね。

ところが、なんと。
なかなか関東の劇場に来ることが少ないダンサーが、「だったら自分で東京でやっちゃおう」というイベントを開催するとの情報を聞きました。
やったね! これだったら行けそうです!
しかも共演者として、いつもくすぐリングスで拝見している七雪ニコさんもステージに上がられるのだとか。
これを行かなくて、いったいどうしますか。

そんなこんなで、早稲田大学の隣にある会場「PA/F SPACE(パフスペース)に行ってきました。
金城ちさとプロデュース・ストリップナイト「今宵あなたと♪」

ところが! やってしもたー!
開演時間を30分も早く間違えて覚えていたんです。
会場に入ったら、まだ準備の真っ只中じゃないですか。
どれだけ張り切ってやってきた野郎だ……とか思われちゃったでしょうか。
しかし追い出されるどころか「バタバタしているけど、それでよろしければどうぞ」との暖かいお言葉に……堂々と客席に座って待たせていただくことに。
どうもスミマセン。

ステージは、金城ちさとさんが1部(テーマは「恋愛の切なさ」)と3部(テーマは「沖縄の自然と少女」)、そして七雪ニコさんがその合間の2部(テーマは「80'sのポップ」)と、全部で3部構成になっています。
いずれのステージも、ダンスそのものも確かに素晴らしかったのですが、それ以上にゾクゾクきてしまったのは、お2人の表情だったんですよね。

金城さんの踊りは、1部も3部もスタートこそ華やかな動きで観客のウキウキ心を盛り上げるのですが、途中で一転、「静」の動きに切り替わったときに、切ない表情を演じることで、描く人物の心の揺れを表現してくるのですね。
彼女のその切ない表情で踊ることで、観ている方としてもやりきれないほどの切なさを胸に抱えさせられるのです。
しんみり。
また、この切ない表情は衣装を「脱ぐ」ことの伏線を表していたようにも思うのですね。
切ない表情を浮かべることで、描く人物の心の叫びを表し、衣装を脱ぐことの必然性を生み出していたと思うのです。
このために衣装を脱ぐことが決して唐突なものや、不自然さといったものを感じさせず、観客もすんなりと受け入れることができるのではないかと思ったのでした。
決して「脱げさえすればいい」というものではなく、いかに物語として自然さを組み込むかが、ストリップとしての腕の見せ所なんですねー。

あと沖縄出身の彼女が、3部で披露するエイサー、これにはやられました。
沖縄衣装に身を包み、沖縄独特の片手で持つ太鼓(パーランクーというそうです)を打ち鳴らす彼女からは、もう気迫だけがビンビン伝わってくるんですね。
その気迫がぼくの涙腺をグイグイ刺激したのでしょうか、もうずっと涙が出そうになっていたのでした。
いやー、あのときはホント、涙の堤防が決壊しそうで、実に、ヤバかったのです。

七雪さんの描き出すポップさは、これはもうキュートなんです、キュート! とってもとってもキュート。
何というか、七雪さんのほほえみって、安らぎなんですよね。メチャクチャ癒されるんです。
彼女が、そんな安らぎや癒しを与えてもらえるほほえみを浮かべながら、楽しげにポップに舞っているその姿は、もう可愛くて可愛くて。
すっかり彼女の作り出す世界に引きずり込まれてしまっていたのでした。

ストリップというのは、観た人をこんなにも元気にしてくれる、素晴らしいエンターテイメントだったんですね。
もっと早くに気がついていたらよかったかもしれません。もったいない。
あまりの元気のもらいように、イベントが終わる頃には、観客は皆、男性も女性も(女性の方もかなり来られていました)、一体となっているかのような、そんな連帯感さえできていたような気がするんです。
もちろん、その求心力となったのは、金城さんの持つ、そのキャラクターですよね。
観客の心をクッと掴んで話さないその踊りや話しをすることで、知らず知らずのうちにまわりに「元気」も振りまいていたのではないかと思うのです。

さて、このイベントでは、おみやげとして、観客の1人1人がチェキ(ミニチュアポラロイド)を使って撮影することができるのです。
ぼくも何枚か撮らせていただきましたよ!
しかも! そのうち1枚が超絶的に素晴らしい写真だったんです。
撮ってもらったポーズも、浮かべてもらった表情も、そこに写っている何もかもが素敵に美しい写真だったんですよ!
でも、例によって、このブログは「会社や学校、家族のいるところでも読めること」を目的としていますので、このチェキ写真を掲載することはできません……。
どうもスミマセン。
その代わりといっては何ですが、とりあえず、ぼくが金城さんのお肌を指で隠したツーショット写真を掲載しましょう!
どうかこれでご容赦くださいまし。
爛漫な笑顔の金城さんと、緊張のあまり固まっているぼく
(金城さんは爛漫の笑顔を浮かべているのに、ぼくは緊張のあまり固まってる……恥ずかしい)