「北海道小豆100%使用」のことを“横浜”という

朝、会社に行く途中、「腹へったなー」と近所のローソンに立ち寄ったときのことです。
店内をウロウロしていて、フト目についたどら焼き。
いや、どら焼き自体は珍しくも何ともないのですが、その名前が目についちゃったんですよね。 これ。

ヨコハマどら焼き
東京で売られていた「ヨコハマどら焼き」

何しろ、どら焼きなのに「ヨコハマ」、ヨコハマなのに「どら焼き」なんですよ、奥さま。
「ヨコハマどら焼き」なんて堂々と書かれていますけど、ヨコハマ名物にどら焼きなんてありませんって。
しかもこのどら焼き、売られているのは東京のど真ん中のコンビニだし、ヨコハマの意味が判りません。
でも、このどら焼きは「そんなこと知ったこっちゃないぜ」と言わんばかりに、大々的にヨコハマっぷりをアピール。
ベイブリッジにマリンタワー、そしておそらく山下公園の並木のイメージでしょうか、そういったものが袋に描かれてあるんですよ。

やっぱり、これはヨコハマみやげとして開発されたものなのでしょうか。
しかし、すでにヨコハマみやげとしては、「月餅」に「シウマイ」と、両巨頭が君臨しているのです。
そこに新たにみやげ物が入り込む隙なんてありゃしないのですよ。
こうして、「月餅」「シウマイ」という両巨頭の圧倒的な知名度に太刀打ちできず、哀れ、ヨコハマどら焼きはこうしておやつ用としてコンビニで売られる羽目になってしまったのでしょう。
嗚呼……なんて不憫な運命を辿っているのでしょうか。

“運命”という名の荒波に翻弄されてしまったどら焼きに、滂沱する涙を禁じ得ず、一口食べようとしたそのとき……あれ?
こ、これは……!

北海道小豆100%
「ヨコハマ」なのに、北海道小豆100%

いったいどういう事なんでしょうか……。
北海道小豆を100%使用したら、「ヨコハマ」と名乗ることができるのでしょうか。
いや、まさかね……。
そう思っていたんです。朝のこと。
そうしたらですよ! なんと!
その日の夜のことです。

会社からの帰りに、自宅近所のスーパーでお夜食用のあんパンを買って帰ったんですね。
もうホント、何も考えず、店の棚に並べてあったあんパンをかごに入れただけの、そのまんまあんパンのつもりだったんです。
家に帰ってから、買ったパンを袋から取り出して、その驚愕の事実に気がついたのですよ!
このパンの名前は「横浜あんぱん物語」。
お夜食用に買ったあんパンは「横浜あんぱん物語」

またしても「横浜」ですよ、横浜。ザ・ヨコハマ。
まあしかし、これは横浜市内で買ったものだから、この名前はこれでよしとしましょう。
その袋に書かれていたのは……

北海道産小豆を100%使用……
「横浜あんぱん」にも、北海道産小豆を100%使用の文字が

またしても「北海道小豆100%」ですよ。横浜なのに北海道小豆100%使用。
果たしてこれは偶然と言えるのでしょうか。
いやいや、ここまで同じ日に、こうも同じネーミングが続くと偶然とは言ってられませんって。
きっと、“あん業界”では密かに、北海道小豆を100%使用している商品のことを「横浜」と言っているに違いありません!

こうして何気ない買い物から、隠されていたあん業界の秘密を知ってしまったぼく、いつでも華麗にあん業界への転身をはかることも夢ではありませんよね!
ヘッドハンティング、お待ちしております(←誰も要りません)。