帰り道でもふもふ、ネコでもふもふ

ちょっと前までは、夜になるとそこかしこで集会を開いていたキャツらなんですが、どうも「餌オジサン」「餌オバサン」が何かとやり過ぎてしまったようなんです。
住人たちの猛反発により、オジサン、オバサンともどもキャツらも、いずこへともなく姿を消してしまいました。
そんな訳で、ここ最近はキャツらが夜な夜な集会している姿をまったく見掛けることがなくなっていたのですね。

そんな今日、会社からの帰り道。
前方の暗がり、道端に転がる何やら白い物体。
あれは……ひょっとして……と知らん顔しながら近づいていくと、おお。
案の定、お休み中のニャンコだったのでした。
道端でお休み中のニャンコ

遊ぼうぜぇーと寄っていくと、「お、お、お、何だ、何だ、お前は何だ」。
警戒されてしまいました
メチャクチャ警戒されてしまいましたよ。
が、しかし……あれ?
よくいるノラのように、本気で逃げていこうとはしないのですね。
それどころか、何やら「んにゃー、んにゃー」とお話をしながら、悠然と歩いていくような、そんな感じ。
歩き方があまりに悠然としているので、写真を撮ってみたら、まるで幽体離脱しているみたいになってしまいましたよ。
夜道を悠然と歩いているので幽体離脱しているみたいになりました

コヤツ、歩きながらもあまりに「んにゃー、んにゃー」とお話をしてくるので、「何か用ですか?」と訊いてみたんです。
そしたら、なんと、「そんなに触りたけりゃ、触っていいよ」。
うわーい、もふもふタイムが突如やってきたのでした。

それでは失礼して、もふもふさせていただきます……。
もふもふさせていただきます
もふもふ、もふもふ……。

すると、ふっふっふ、来たよ、来たよ、来ましたよー。
最初は「ッチ、しゃーないな、このニンゲン野郎は。うるさいからちょっとだけ触らせてやるか」程度にあまり気乗りがしていないようだったのですが、
……おい、なかなかやるな。タマランじゃないか
「……おい、なかなかやるな。タマランじゃないか」。
誉められてしまいました。

こうなったらもう、マイ・ゴールドフィンガーは炸裂ですよ。
思いっきり、遠慮なく、全身をこねくる回してやると、「あふぃあ~」とばかりにとろけてしまい、こんな“ネコ玉”ができあがってしまったのでした。
ネコ玉の一丁出来上がり

すっかり昇天させられてしまったコヤツ、ぼくのゴールドフィンガーテクにもう夢中です。
「じゃあね、バイバイ」と帰ろうとすると、「一緒に行くー」とばかりにずっと付いて来るんですよ。
ウシャシャシャ、そんなに気に入ったのかーと、しばらく一緒に歩いていたのです。
このまま新しい家族になるのかと思いきや、あるポイントに来るとパタッと立ち止まるコヤツ。
どうやら、コヤツの縄張りはここまでのようだったのです。
縄張り境界線からずっとお見送りされたまま、ぼくは家に帰ってきたのでした。

そんな、夢を見ていたかのような、約30分間のオトナの道草時間。