「We dance 2010」(横浜市開港記念会館)

さむ! メチャクチャさむ!
朝からシトシト、シトシトとよく降る雨のなかをお出掛け、レッツゴウ!
……と思いきや、通り掛かった公園では、梅が見事に咲いているので、思わず写真を撮りまくってしまいましたよ。
寒い雨降りのなか、こんなに咲いたよ、梅
ああ、いけません、いけません、あまりのんびりしていては、遅刻してしまいます。

そんな訳で、今日と明日の2日間にわたって行われる「We dance」というコンテンポラリーダンスのイベントが行われるということで、観に行ってきました。
会場は、みなとみらい線の日本大通り駅を降りたすぐ目の前にある横浜市開港記念会館。
横浜市開港記念会館の入口
この写真のちょうど内側が階段になっているのです。
丸い窓が明かりとりになっているのですね。
1917年に建造されたということで、建物内のあらゆる箇所に趣が感じさせられます。
(きっと当時としては、どうっていうことないものかもしれませんが)
横浜市開港記念会館のなかの階段

今回のイベントは、この建物内のすべての部屋を利用して、様々なプログラムが催されるのですね。
だからタイムテーブルを睨み付けながら、「このプログラムは見たいなあ」「あ、でも裏でもこんな面白そうなプログラムが」「うぉ、これも気になる……」と悩んでしまって、もう大変。
しかしこの「どのプログラムを観ようか」と悩むところも、またひとつの楽しみとも言えるのですね、きっと。

基本的に、すべてのプログラムは撮影禁止です。
しかし“「1 on 1で写真撮影」の部屋”というプログラムのみ、タイトルどおり撮影可能となっています……というか、撮影しなければいけません。
これは、ダンサーが1人、踊っている部屋にお客さんが1人づつ入室して写真を自由に撮りまくるというものです。
いやー、これが本当に面白いんです。実に贅沢な5分間。
何しろダンサーを1人占めしちゃえるんですから、これ以上の贅沢ってあり得ませんよ。
そんな訳で2回もお願いしちゃいました。
いや、本当は全部でも参加したいのですが、他のプログラムも観ないといけないし……ああ、悩ましい。

最初に参加したのが神村恵さん。
神村さんといえば、何となく勝手にストイックさを感じさせられるのですが、今回もまさにそのとおりでした。
凛とした佇まいのなかでエネルギーを溜めて溜めて抱え込み、その溜め込まれたエネルギーがピリピリと身体の奥底から溢れ出してくるスリルとサスペンス。
目には見えない身体の奥底からの力で、観ているこちらをジワッジワッと攻めてくるようです。
神村恵さんとの「1 on 1」

そして、もうひとり参加したのがきたまりさん。
きたまりさんのダンスはかなりアグレッシブで、観ているこちらにも休める隙を与えません。
「これでもか」「これでもか」と言わんばかりに、攻めて攻めて攻めて、攻め続けてくるのですね。
しかもその攻撃は動きだけではなく、さらには眼でも殺してくるのですよ……。
男子諸君は気をつけてください。ホント、マンガみたいにハートをドキューンと撃ち抜かれますって。
きたまりさんとの「1 on 1」

この“「1 on 1で写真撮影」の部屋”は、1人のアーチストの持ち時間が45分、それをお客さんが5分ずつ分けるので、1日限定9人となります。
だからか、ものすごい勢いで予約が埋まり、受付の方にお伺いしたところ、今日のすべてのアーティストが完売だったそうです。
いや、これだけ面白いと何回もリピーターで参加したいし……。

プログラムは、各部屋だけで行われたもではありません。
待合ロビーでも、「会/議/体」なるプログラムが行われていました。
岸井大輔さんが司会進行、ゲストに柴幸男さん、カワムラアツノリさん、大道寺梨乃さん、大倉マヤさんで、会議によりお悩み解決
岸井大輔さんが司会進行となり、ゲストを交えながら、来場者たち(観客のみならず、アーティストも含む)の悩みを会議で解決するという趣向のものです。
今日のゲストは、先日、岸田國士戯曲賞を受賞したばかりの柴幸男さんに、初期型のカワムラアツノリさん、快快の大道寺梨乃さん、マヤ印の大倉マヤさんと豪華なメンバー。
これだけのアーティストが一同に介するのですから、お悩み相談もかなり建設的で、アートに解決。
ここで挙げられた解決方法、本当に本当だったら、これ、メッチャ気になりますね……。

そんなこんなで13時に始まったイベント、最後の最後まで観て回ってしましました。
時計を見ると、うひゃー、もう20時半ですよ……。7時間半も経っていたのでした。
うーん、7時間半といえば、会社でお仕事している時間と同じじゃないですか。
外に出てみると、横浜市開港記念会館がきれいにライトアップされていたのでした。
ライトアップされた横浜市開港記念会館