スモールステップ公演2009(Nibrollホワイトスタジオ)

岩佐妃真(もっしゅ)さんにご案内をいただいて、「スモールステップ公演2009」を観に、京急電車に乗って、日ノ出町へゴウ。
もっしゅさんには、「ほんと遠いところ足を運んで頂いて……」と恐縮されてしまいましたが、うははは、実はここ、ウチから10分程度の距離なので、これまでにない最短距離の会場なんですよね。
(相鉄本多劇場やSTスポットも近いけど、駅から歩く分を考えると、やっぱりこのニブロールスタジオが最強です)

そんな最強スタジオ、ニブロールホワイトスタジオにやってくると……おおう、満員御礼。
もともと練習用のスタジオなので「客席」というものがなく、お客さん同士詰め合って座る木箱の上に座布団20席ほど。
この座布団席が後ほど後悔の元になるとは、まだこの時点ではぼくは知る由もありません。

今回の公演は、6名のダンサーがそれぞれソロで演じる15分ほどの作品集。
6人6様のスタイルとその作品は、どれも素敵な世界観に溢れていてとても楽しめます。
またこの「スタジオ」というのがいいのですよね。
ダンサーの息づかいや身体に光る汗、また動くことによって起こる風や床と足が擦れる音などが間近に感じられて、観ている側としてもダンサーとの一体感を味わうことができるのです。

個人的には、もっしゅさんの作品がもっともスリルとサスペンスが詰まっていたためか、ミステリ好きなぼくとしては直球ストレートに胸キュンドカンときたのですね。
もうね、彼女の立ち振る舞いからしてカッコイイったらありゃしませんって。
そしてラストが……うはははは。
いきなりパティ・ペイジの「Hush, Hush, Sweet Charlotte」が流れてきたと思ったら、モニター画面に“思い出のシーン”が次々と現れて……って、これ、「あどりぶランド」じゃないですか!
こんなモチーフ、関西人にしか判りませんって!
いや、別に「あどりぶランド」をモチーフにしていると判らなくても、十分にラストシーンとして成り立っているのですが、判っていた方が面白さも倍増するという……うーん、関東でそんな演出をするとは、もっしゅさん、なんて罪なヒトなんだ。

しかし、最初にも言ったように6人6様の作品の数々は、どれも本当に面白かったのですが……心残りがただひとつ。
狭いスタジオ内は、空調がまったく作動していなかったため、空気がこもって暑いのなんの。
タラッタラと汗までかいてしまう始末でした。
さらには、木箱のうえに座りっぱなしのおケツもハンパなく、容赦なく、痛くなってきて、モゾモゾモ、モゾモゾ(痔ではないですよ、双子のお山の部分が痛いのですよ)。
しかしギュウギュウ詰めのスタジオ内は、そうそう身動きもできるはずもなく、逃げ場所がありません。
そんなダブルショックで、ステージ上に意識を集中することがだんだんできなくなってしまってきていたのです。
ラストの坂田有妃子さんなんて、非常に緊迫感あふれるテンションで、グイグイと観客に迫り来る凄まじい作品だったので、本来だったら前のめりになってしまうほどに集中して観ていたかった作品ですが、暑さとおケツの痛みで、その3分の1ぐらいの集中力しか保てませんでした。
ああ、なんてもったいないことしちゃったことか……。
これからは、いつでもどこでも低反発の「マイクッション」を持ち歩くべきでしょうか。

こちらは、帰り道に見かけた、日ノ出町らしいお店。
ニブロールスタジオの帰り道で見かけた日ノ出町らしいお店