実例がナマナマしい便利屋さん

もうそろそろ年末を迎えるこのシーズン、どこの家庭でも大掃除を計画する今日この頃だと思います。
いや、ぼくだってね、そりゃ、乙女座ですもの、キレイなおうちで新しい年を迎えたいのですが……あうう。
気ばかり焦るこの部屋、何しろいったいどこから手をつけていいのやら、さっぱり判らないのです。

そんな今日、おお、これは天からの啓示に違いありません!
ポストに「不用品回収」「どんな部屋でも1日で片付けます」といった便利屋さんのチラシが投函されていたのです。
大掃除の需要を見越しての便利屋さんのチラシ

いいですよねえ、これ。
こうなったらもういっそのこと、これまで溜め込んだ本の数々は、こういった業者さんにお任せして、問答無用、情けも不要で一気に片付けた方がいいのかしらん……などと本気で考えたりしちゃったのです。

すると目についたのは、チラシの片隅に掲載されている事例案内。
“このような事でお困りではないですか?”として、8つほどの事例が掲載されていたのです。

  • 家族の方が高齢で、自分たちで片付けられない。
  • 遺品整理の片付け、引越などを一括で頼みたい。
  • 故人が大切にしていた品物を手厚く供養したい。
  • 事情により、亡くなった方のお部屋の状態がひどい。
  • 片付けが遠方で、何度も通えない。
  • 個人名義の車の買取・廃車手続き。
  • 消臭・消毒作業も頼みたい。
  • 変死・孤独死による特殊作業。

……えっ!?

これは……なんとも……ナマナマしい。
いや、まだ「亡くなった方のお部屋の状態がひどい。」というのは、判るのですよ。
ははー、ゴミ屋敷と化していたお宅に住んでいた方が亡くなったのかな、と。
しかし特殊清掃ですよ、特殊清掃。
ただの清掃ではなく、“特殊作業”ですからね……あはは。
これはもう『黒鷺死体宅配便』の出番となるわけで……あはは。

そう考えると、あれですね、その隣にある「消臭・消毒作業も頼みたい。」というのも、これは単に「ゴミ屋敷のお宅を消臭・消毒する」のではないですね。
きっと“特殊作業”に付随して消毒・消臭“も”頼みたい、ということなんでしょうね……あははは。
よく都市伝説で「破格のアルバイト」のひとつに病院内で遺体のホルマリン漬け作業がある、と聞きますが、ひょっとしたらこの“特殊作業”も……(←不謹慎なので以下略)。

そんな訳で、この“特殊作業”に思いを巡らせていたら、そのあまりの非日常ぶりに、年末の大掃除なんてどうでもよくなってきてしまいました。
……って結局は、目の前の問題からなんだかんだ理由をつけて逃走しているだけなのですが。