「相棒5 バベルの塔」杉下右京でさえも見逃しているナゾの事実

もともと、テレビドラマは観ないもので、今ごろになって「相棒」のDVDを借りてみています。
古い回も見たいという人が多いのか、それともぼくのように乗り遅れた人が多いのか、なかなか借りれないことも多いのですが、ようやくSeason 5まできましたよ。
そして今回、第11話の「バベルの塔」なんですが、これがもうスゴイのなんの。

政治家が主催者となって、お台場のホテルで開催された大晦日カウントダウンパーティー。
ビルが舞台となれば、すわ、「ダイ・ハード」か「ライジング・サン」か、はたまた「タワーリング・インフィルノ」か、と見ていたのですが……いえいえ、それらをしのぐサスペンス性。

主催者である政治家を銃撃しようとし、未遂に終わると従業員を人質に立てこもったボディガードの大塚寧々。
政治家の婚約者でもあった彼女がそのような事件を引き起こしたのは、実は娘が誘拐されており、その誘拐犯に脅されて……という展開なのですが、もうね、スゴイのてんこ盛り。
二転三転するプロット、先が読めない展開、大胆に散らばれた伏線、その鮮やかな回収、そしてファンにはたまらない主要な登場人物が織りなす(これまで以上の)人間くささ。
もう、これは大傑作なんですよ、大傑作。2時間チョイという長さもあっという間のオモシロさ。
これまでの「相棒」のなかでも、いちばんのお気に入りになっちゃったんですよ。

しかし、杉下右京さんのような方でも見逃していた事実を、ぼくは発見したのです!
(エッヘン)

大塚寧々を脅迫するために、誘拐犯が人質となっている娘の様子を動画に撮影し、携帯電話に送信してくるシーンがあるのです。
この動画、ファイル名をよくよく見てみると……あれ?
大塚寧々に送られてきた娘の動画
「070111_1301~01」って……2006年の大晦日どころか、年が明けて、松も取れて、正月気分もすっかり抜けた2007年1月11日、しかも時刻も13時、つまり昼1時なんですよ!

もちろん犯人が、手がかりを残さないためにもワザとこの動画を撮影した携帯の時間設定を狂わしているということも考えられます。
しかし、動画を撮影した携帯は、人質の女の子のものなので、そんなことをする意味がないのですね。
ということで、きっとこのナゾの時間設定にも事件のナゾをを解く大きなヒントが隠されていると思っていたのですが……あれれ。
誰も何も指摘しないまま、事件は終わってしまっじゃないですか!
なので、この時間設定のナゾだけが取り残されてしまったのでした。

ははーん。
とすると、これは番組収録時にうっかり、小道具の携帯電話の時間設定を物語内の時間に合わせ直しておくのを、忘れちゃったんだね!
つまりこの時間は撮影日の撮影時間。
だから時間も、子供がいることで13時1分になってしまったのですね! (きっと、撮影開始が13時からだったのでしょう)

そう思って調べてみたのですが……あらら。
この「相棒 Season 5」の第11話、「バベルの塔」は“元日スペシャル”として、2007年の1月1日に放映されていたのですね。
つまり、番組の収録は2006年の12月かもっと早くて11月……?
つまり、どちらにしてもこの動画は、意味なくものすごーく未来のこととして撮影されてしまっていたのでした。
やっぱりナゾなんです、ナゾ。

ひょっとしたら、放映時にはカットされたけど、この伏線を回収するエピソードがまだ何かあったとか……。
気になります。