「大山顕の街歩きワークショップ-東急東横線編-(第1回目)」に参加してきました

「工場萌え」「ジャンクション写真」「団地写真」など、ニッチなマニア向けにニッチな写真観賞ジャンルを提供しているのが大山顕さん。

その大山さんが、今日から1ヶ月に1回、全3回の予定で「街歩きワークショップ -東急東横線編-」を開催されるということで、渋谷は東急カルチャーセンターに行ってきましたよ!

しかし教室にいたのは最初の1時間ほど。
その後は、皆でゾロゾロと連れ立って、渋谷駅の向こう側、副都心線の渋谷駅に移動します。
なぜに東京メトロの副都心線? 東急電鉄のセミナーなのに?
その疑問は、ご案内いただいた渋谷駅の助役さんが答えてくれました。
3年後には線路になるところで助役さんの説明を聞く
確かに今現在は、この駅を使用している電車はすべて東京メトロの副都心線ばかりですが、3年後に東急東横線が乗り入れをすることから、駅の管理運営は東急電鉄が東京メトロから委託されているそうなんです。
へぇー!

そんな訳でご説明いただいている助役さんは、東急電鉄の方。
とてもエライ方のはずなのに、とても丁寧にアレコレご説明をいただきながら、駅構内を見学して歩きます。

東横線の線路はもうすでに設置されていて、副都心線のホームからも丸見えなんですね。
渋谷駅ホームには、ところどころ線路が見えています
ただし、その上には自由に行き来ができるように「島」が設置されているので、まるで“線路の上に立って撮ったかのような写真”も撮影できるのです。

副都心線として開通している線路でも、横浜方面にはとてつもない巨大な壁がドーンとそびえているんです。
横浜方面には行くにいけない状態なのです
Pink Floydの「The Wall」並みですね(あれはレンガの壁でしたが)。
現在、乗り入れ工事はシールドマシンを渋谷駅前から地面下に降ろして、トンネル掘り工事をしている最中なのだそうです。
この向こうにはトンネルが広がっているのでしょうね。
このトンネルが開通する瞬間って、いったいどんな感じなんでしょうか……?
突然に壁が一気に崩れ落ち、シールドマシンが姿を現すとか。
その瞬間に用意されたくす玉が割れて、鳩が飛び出すとか。
でも地下駅だから鳩はどこにも飛んでいかず、永久に駅構内を飛び回っているだけ、だとか。

ホームに立って上を見上げると、とてもきれいなRを描いて吹き抜けになっているのですね。
空調の風もうまく構内を巡るようになっていて、計算されているのだとか。
ホーム頭上に広がる吹き抜け

また、駅を出たところですぐ、分岐線があるのです。
これはいったい何なのでしょうか。
ナゾの分岐点

この分岐線の線路をよくよく見ると、セメントで固められていて使えないようです。
この先はいったいどこに行くのでしょうか……。
あ、あれか! ユースケ・サンタマリアが主演した『交渉人』。あれで出てきた“地下鉄の抜け道”。
ふふふ、きっとそうに違いありません。
エライもの見つけちゃったなあ……と思いながら、念のために助役さんに訊いてみました。

(助役さんに写真を見せながら)
「駅の向こう側に、こんな分岐点があったんです! これってどこに行くものなんですか?」
「ああ、よく見つけられましたね」
「(えっへん)」
「これは検査車両の基地、いわば車庫みたいなところなんですよ」
「……!?」

改めて写真をよくよく見てみたら……、
分岐点の先は行き止まりで、確かに車庫っぽい感じです
行き止まりになっていて、確かに車庫みたいですね。
ガックシ。

そんなこんなで、今日一番のお気に入りはコレ。

真っ直ぐ延びる線路がその向こうでウネウネしているのがたまりません。
なんというか、家の外では恐い存在で通っているのに、家に帰るととたんにフニャフニャになっちゃう“ホントは甘えんぼさん”みたいな感じ、とでも言えばいいのでしょうか。
またこのアングルもいいんですよねえ。まるで線路上に降りたって撮ったみたいです。
もちろん、まだ使わない東横線の線路をフタした形で設置されたホーム上からの撮影なんですよ。
だからこのアングルで写真が撮れるのは、東急東横線が乗り入れを開始するまでなんですよねー。
そういうところからも、いい感じで撮れたなあと自画自賛。

駅構内を見学したあとは、渋谷から代官山を経由して、中目黒まで「街歩き」。
「街歩きワークショップ」としての本番は次回、2回目なのですが、今日は軽くウォーミングアップとして、各自「気になるもの」を写真に撮りまくります。
はっはっは、ポタライブみたいになってますね。
次回に向けて「街歩き」のウォーミングアップ

渋谷の街なかを抜け、代官山の住宅街を歩きながら写真をアレコレ撮っていたら……わー!
なんということでしょう。皆とはぐれてしまいましたよ!
フト気が付くと、まわりには誰もいなくなっているのです。神隠しですよ、神隠し。21世紀のこの時代に神隠し。
千と千尋ですか!

いやー、ヤバいのです、ヤバい。
何しろ今日はまだ1回目ということで、スタッフの方の連絡先を聞いていなかったのですね。
「ぼくを目印にしていた」という方まで一緒にはぐれさせてしまい……スミマセン……。
が、しかし。
この一緒にはぐれた方が、実は渋谷から代官山、中目黒に掛けてとっても土地勘がある、という方だったのですね! ラッキー!
ゴールが中目黒駅と判っているので、その方に先導してもらい、とりあえず住宅街の面白い道を歩く、歩く。
参加者の方なのに、ガイドのように説明をしてくれるのですね。

「ここが大使館街なんですよー」
(外マルナンバーだ! 初めて見た! 国旗が立ってる!)
エジプト大使館で大使専用のクルマ

「ここは昔は、とっても大きなお屋敷だったんですよー」
(発掘作業してる! 東京でこんなの、初めて見た! 何が出てくるの?)
「文化遺産調査中」とのことで発掘しているみたいです

「ここは美空ひばりの御殿なんですね」
(表札に“加藤”ってある! 「マネーの虎」だ!)
美空ひばり御殿

「もう引っ越したかもしれないけど、ここって三田寛子のおうちなんですよ」
(なぜか門前の鉄製フタが気になる!)
三田寛子の家?の前でフタの写真を撮る

……などと、もう非常にポタライブになっていたんですね。
そんな風に「面白そうな道」「面白そうな道」と選びながら、30分ほど徘徊していると……あれ? あれれ? あれれれ?
もうすっかり薄暗くなってしまった住宅街を、何やら写真を撮りまくっている集団がいるではありませんか!
そうなんです、偶然にして再びメンバーと見事、合流できたのです!
うはははは。終わりよければすべてよし。

今日はテーマが「街歩き」なのに、たまたま土地勘のある方と一緒にはぐれてしまったため、ポタライブも楽しめて、一粒で二度おいしい今日のワークショップなのでした。
次回は1ヶ月後、中目黒から祐天寺を歩くそうです。
今度は「フォトワークショップ」ということで、どんな風になるのか、楽しみですねー。