みちのくひとり旅(初日)

さて、次回は6年後にならないとやってこない秋の大型連休、人呼んで誰が言い出したかシルバーウイーク。
行ってきましたよ、行ってきました。ジョージ・山本の歌にちなんで「みちのくひとり旅」。

もともとの計画では、朝5時に起きてからおもむろに出発する予定だったのですが、フト目が覚めるとまだ3時なんです。
しかしそのまま眠れなくなってしまって「もう行っちゃおうか」。
メチャクチャ早い出発になってしまいました。

しかしこんな時間でも、もう東北道は事故や故障車の影響で渋滞始まってるんですよ、そんな訳で常磐道に回り道。
常磐道はやっぱりいい! スイスイと進む、進む。
しかし常磐道から再び東北道に乗ったところで……おおう、こんな何もないところで……。
いきなり捕まりました。渋滞どころか「停滞」してしまってエラいことなってます。
高速道、何もないところでいきなりの停滞
道路上も大渋滞になっているのですが、パーキングエリアもサービスエリアなんてもっと悲惨な状況になってますよ。
駐車待ちのクルマが本線まで溢れかえっているのですね。
つまり、これって、トイレに入ろうとしても、これではテーマパークの人気絶叫マシーンのように「1時間待ち」とかなっていそうなんです。
本線上に溢れ出ているクルマもそうですが、体内から溢れ出そうになっている車内の人はもっとキケンな状態なんですね。

最初の目的地である牡鹿半島は女川漁港。
結局、到着は12時半になりました……って、あれ? 8時間半も掛かってる? そんなに運転している実感はないのですが……。
(ああ、そうか、休憩でトータル1時間ぐらい、さらに1時間ほどは渋滞で停まっていた時間かなあ)

磯の香り漂う漁港の真ん前にある食堂で頼んだのは、「ウニとイクラのかさね丼」そして「焼きサンマ」。
「ウニとイクラのかさね丼」そして「焼きサンマ」
ウニ! かなり濃厚な味わいでお口に入れたとたんにトロトロにトロけちゃいましたよ。
(ウニもですが、それ以上に食べているぼくが)
しかし驚いたのはサンマ。
サンマの漁港なので新鮮なのは当たり前なのですが、それにしても脂ののっているサンマのおいしいことおいしいこと。
キモだって苦みのなかに、どこか甘さすら感じさせられるのですね。
これ、「キモって苦いしおいしくないからキライ」という方でも、ひょっとしたらおいしくいただけますって、きっと。

漁港の食堂近所には、こんな薬局もありました。
そもそもリポビタンDって、いつ発売されたんでしたっけ?
「お前たちが産まれる何十年も前からこの地でずっと営業してきた」という圧倒感を生み出すこの店構えに敬意を表したくなります。

そしてここからは仙台郊外にある作並温泉に向かって、ゴウ!
今日泊まるのは岩松旅館という温泉旅館。
名前から何となくひなびた感じの旅館を想像していたのですが、……オオウ。
到着してビックリなんですよ。メチャクチャでかいのなんの。
1泊お世話になります、作並温泉の岩松旅館
これまで“ひなびた”温泉旅館しか泊まったことがなかったぼくにとって、こんな大きな旅館は初めてなんですよ。
フロントまわりには仲居さんがいる! しかも可愛い! 胸キュン! そんな彼女が荷物を部屋まで運んでくれる! カバン、メッチャ重いのにそんなことはまったくおくびにも出さずにお部屋に案内。
そんなことされたことないから、アタフタ。
部屋でお茶を入れてくれるのにもドキドキしている始末。
「ではごゆっくりおくつろぎください」と正座してふすまを閉める彼女に、「どうもお世話になります」と、こちらも正座して三つ指ついてお礼なんてしちゃうぼく。

「メイド喫茶」の次は、「仲居旅館」ですよ!
アキバの次のブームは、もうこれで決まりですね!

そしていよいよ、浴衣を装着してスタンバイOK!
正岡子規もビックリしたという百段階段を地下に、地下にと降りていきます。
地下の露天風呂へと降りていく木造の百段階段
そして、目の前に広がるのは……4つもの露天風呂! やったね!
しかもここに設置された4つのお風呂は、全部別々の源泉をひいてあるという、実に贅沢な露天風呂なんですよね。
すぐ傍を流れる川のせせらぎを聞きながら、母なる大自然の懐に抱かれて、身も心もスッポンポンでございます。
ああ、これぞまさしくニッポンジンとしてあるべき姿、原点なんですね!

部屋に戻るとお食事の用意がされているんですよ!
1人しかいないのに、わざわざ部屋に食事を用意してくれます
もう、なんというお大尽気分。
しかし1人前の量が半端ではありません。
最後の方では掻き込むようにして片付け、腹ごなしにまたひとっ風呂です。
ここの露天風呂は24時間いつでも入りたい放題なので、とにかく暇さえあれば風呂につかっているぼく。
こうしてみちのくひとり旅の初日は暮れていったのでした……。

ネットでもやっておくかーと持ってきたノートPCを立ち上げてみると……オオウ。
携帯はちゃんと通じるのですが、モバイル用のウィルコムは圏外なんですよ……なんてことですか。
結局、仲居さんの細腕にカバンがずっしり食い込む原因となったノートPCは、本来の機能を果たせず、単に仲居さんをいたぶるための道具にしかならなかったのでした……。
ああ、ごめんなさい、仲居さん。
(でも、そういうプレイがあってもいいかもね ← 「プレイ」とか言っている時点でアウトです)