敵の罠に掛けられたビルヂング

しかし、昨日の日記はあれ、いったいなんですか。
もともとは、駅ホームに張り出されていたJRからの啓蒙ポスターを見て、「これじゃ、酔っぱらいだけでなくシラフの人でも危険じゃないの?」とツッコんだだけのものだったんですよ。

それなのに、ああ、それなのに。
気が付いたら、ジャッキー・チェンの映画のシーンが増えてるわ、啓蒙のポスターのはずが飛び込み自殺をしているポスターになってるわ、ついには「悪魔に魂を売ったJR東日本」の姿を浮き彫りにしてしまうわ……。
最初のツッコミからジャッキー・チェンあたりまではおちゃらけモードだったのですが、そこから徐々に社会派ネタとしてシフトしていき、最終的には大企業を鋭く切り込むブログへと変貌していったものだったのです!
これがブログとしての進化形、ユビキタス社会におけるクラウドコンピューティングによるナレッジマネジメントのあるべき姿なんですね!(← 全然違いますし、そもそも自分で自分が言っている言葉がよく判りません)

そんな訳で、今日はあっさり。
子供の頃、少年探偵団モノを読んでいると、よく、中盤あたりで読者の少年たちをハラハラさせたいためか、だいたい一番チビっ子の団員が二十面相の罠にはめられて、森の中で網に掛かり宙釣りになるシーンがあったように思うのですね。
で、颯爽と紅顔の美少年・小林少年が現われて救い出して「くそー、二十面相め」とかキリキリ悔しがる。
でもね、あれ、あんな網につり上げられるところって子供心に「いくら小説でも、人間をそんな網に掛けることなんてできるわけないやん」と作者を小馬鹿にしていたんです。

ところが。
街を歩いていると、こんなビルが前方にそびえ立っていたんですよ!
網に掛けられて、危うしビルヂング! 早く助けにきて、小林少年!
人間どころか、ビルが網に掛かっているではありませんか!
危うしなんです、ビルヂング! 小林少年、早く助けに来てあげて!

しかし、さすがはチビっ子ビルといえども、重さ何百トンもありそうなので、少年探偵団のように宙づりにする訳にはいかなかったみたいですね。
それでも、どこか空の上から二十面相の高笑いが聞こえてきそうなんです。

ああ、大乱歩先生!
鼻で笑いながら貴方の小説を読んでいて、ごめんなさい!