住宅街の片隅で、政党がカオス

道に面した塀や家の壁などに、よく政党のポスターが張られていますよね。
それを見ながら「このお宅は自民党支持なんだな」「こちらは民主党支持か」「ああ、ここはきっと創価学会員のお宅なんだな」と思ったり。

こうした政党ポスターって、党から支持者のお宅に「宣伝協力をお願いします」と依頼して貼り出されているものだと思うのですが、この場合、宣伝費とかは出るのでしょうか。

何となく、そういったお金は一切出ていないような気がするんですよね。
あくまでそのお宅が「支持政党に協力する」というスタンスの、ボランティアスピリット。
各政党としてもお金を掛けないためにも、そうしたポスターを貼らせてくれるような「力強い協力者」のお宅に的を絞ってお願いしていると、そう思っていたのです。

ところが。
今日、バスに乗っていてふと見掛けたこの光景。
各政党入り乱れてのポスター合戦

なんですか、これは……!
民主党、公明党、共産党、幸福実現党、社民党、そしてなぜかピースボート。
完全に主張もスタンスもバラバラの各党のポスターが、まるで陣取り合戦のようにベタベタと貼り出されているんですよ!
このお宅はいったいどこの政党を支持しているのでしょうか。
いや、支持も理想も感じられません。とにかく依頼された党のポスターをただ貼っているだけ……という感じがしてならないのですね。

しかし「ただ貼っているだけ」にしては、枚数がバラバラなんです。
ちょっと数えてみました。

  • 幸福実現党:4枚
  • 民主党:3枚
  • 共産党:3枚
  • 公明党:2枚
  • 社民党:1枚

幸福実現党が4枚に対して社民党が1枚というところで、何となく「財力の差?」。
そんな気がしてきました。
(いや、あくまでイメージです。ぼくのイメージ)
ということは、ひょっとするとここのお宅は、「特に支持政党はないから、お金を払ってくれればどの政党でもポスターを貼らせてあげるよ」というスタンスなのでしょうか……。
とすると、やっぱり各政党には「ポスター貼らせてくれるのだったらお金を払いますよ」ということもあるのでしょうかねえ。
ポスターを貼り出すだけでお金をいただけるのであれば、ウチでも「どうぞ、どうぞ」。
大々的に貼りだして差し上げますよ!
そうだ! もういっそのことオークション制にして、一番お金を出してくれた政党を一番目立つところに貼りだしてあげることにします。
ぜひとも各政党の皆さま、ふるって入札にご参加くださいませ……。

と、ここまで書いたところで、ああ!
このポスターが貼り出されている陣地をよくよく見てみると、自民党がありませんね!
これだけ主義主張がバラバラの政党のポスターを貼りだしておいて、自民党だけないというのはどういうことなんでしょうか。

ひょっとするとこのお宅、自民党だけはいくら金を積まれようとポスターを貼ることは許さねえ!という、筋金入りの自民党嫌いなのでしょうか……。
いや、公明党が張りだしてあるから自民党嫌いというより、単に自民党側が「我が党には、わざわざ金を払わんでも、ポスターを貼ってくれる協力者のお宅はゴロゴロあるわい」と、端から相手にしていなかっただけなのでしょうか。

いずれにしても、住宅街の片隅で渦巻く政党カオス、ナゾがナゾを呼ぶのですよ。