ビニールにくるまれた三浦しをんを横から眺める

いつもの本屋さんで、いつものように、「何かおもしろそうな本は出てないかなー」などと、平台に積み上げられた新刊を眺めてまわっていたのです。
すると文芸コーナー、三浦しをんの新刊『星間商事株式会社社史編纂室』で、体内レーダーが“ビクンビクン”と激しく反応したんです(← なんかイヤラシイ……)。
しかし、平積みされた『星間商事株式会社社史編纂室』には、何の反応すべき点はないんですね。
平積みされた三浦しをんの新刊『星間商事株式会社社史編纂室』

いや、おもしろくなさそうという意味ではありません。
それどころか、冒頭の章、主人公の腐女子っぷりなところから三浦しをん節が全開で、これがまたメチャクチャおもしろそうなんです。
しかし、この“ビクンビクン”というイヤラシイ反応は、そういった方面へのレーダーではないのです。

これはいったいどういうことなのか……と、例によって平積みを「上から」ではなく、「横から」眺めてみました。
すると……おお、これだ!
真ん中あたりに1冊だけシュリンクの掛かった本が

上から5冊ほどは通常の本だったのですが、真ん中あたりに1冊だけシュリンクが掛けられた本があるのですよ!
どうやら、ぼくの体内レーダーはここに向かって“ビクンビクン”とイヤラシイ反応をしたに違いないのです!
そんな訳で、こんな真ん中に埋もれてしまっていたら、いくらファンでも気が付かないんじゃないの?と、余計なお世話でサルベージしてみました。
すると……、なんということでしょうか!

確かに、シュリンクされていた本はサイン本だったのです。
しかしサルベージしてみて、あらビックリ、サイン本の下からさらにもう1冊、サイン本が出てきたのですよ!
つまり、シュリンクが見えていなかったサイン本もあったということなんです。
そうもこの本、シュリンクが本の底(地の部分)まではみ出していないため、横から覗いただけでは気が付かなかったようなのでした。
下側のサイン本はシュリンクがはみ出ていません

そうなんですよ!
これまで、ぼくがずっと声高らかに述べてきた「本屋さんで平積みの本は、上からではなく横から眺めよう」という主張が崩壊してしまったのです。
横から眺めても、そこにサイン本があるって気が付かないことだってあるのです。
ああ、これまで何冊の本をこれで見逃してきてしまったことか……。

というわけで、ぼくの目からウロコを落としてくれた三浦しをんの新刊『星間商事株式会社社史編纂室』のサイン本は、確かに2冊とも、余計なお世話でこっそりサルベージいたしておきました。
サイン本は2冊も埋もれていたのでした