お蕎麦屋さんでまったりと

なんだか食べ物屋さんの話題が続いています。

銀座の外れというか、もうほとんど築地といっていいところ……と思っていたのですが、最近では汐留といった方がいいのではないかと思う、非常に微妙な場所にあるお蕎麦屋さん「成富」に行ってきました。
手打ち蕎麦「成富」のお品書き看板
以前、お友だちに「お蕎麦が好きなんだったら」と連れて来てもらったのですが、それ以来大ファンになって、そのお友だちにはナイショでひそかに通ったりしていたりするんですね。

久々に立ち寄った今回、時間は開店間もない18時半。
まずは蕎麦豆腐を頼みます。うーん、これがまた冷え冷えのさっぱりのモッチモチで、夏バテ気味の胃袋に優しくウォーミングアップさせるのにちょうどいいんですよね。
そして生湯葉の刺身。どうですか、この艶めかしさ。トロットロのツヤッツヤのプリンプリンなんですよ。
一口食べて……ンマ~い!
藤子・A・不二雄風に叫びたくなるこのお味、どうですか。濃厚な「お豆」の風味が口のなかいっぱいに広がるのですが、全然青臭くなく、甘いのですね、甘い。
この滋養豊かな風味に、夏バテなんて一気にどこかへ行ってしまいましたよ。

もう、ここからはタガが外れたかのように頼みモード全開ですよ。

鴨ロースのビネガー添えは、鴨肉のパンチ力を残したまま、ビネガーソースであっさりと仕上げられているので、鴨肉独特の「くどさ」といったものがまったく感じられません。夏バテ防止のパワーアップアイテムですな。
だし巻き玉子、これがもうサイコーなんです。ほどよく効いただし加減が絶妙で、フワッフワの食感にもうお口に入れた瞬間に、玉子と一緒に自分自身までとろけそうになっちゃいます。
焼き味噌がまたこれ、薬味がさりげなくきいていて、お酒が進む、進む。
いや、ぼく自身はまったくお酒が飲めないヒトなんですが、そんな下戸でさえも「ちょっとちょうだい」と横からお酒を啜らせてもらって「ンマ~!」と言わせる魔力があるのですよ、この焼き味噌には。
そして夏野菜の天ぷら。これはもう塩で食べるというその心意気が素晴らしいのですよね。その塩だって、こんなにたくさんいりませんって。上からひとつまみハラリハラリと振りかけるだけで、素材そのものの甘さと衣の味加減が十分に美味しく頂けるんですねー。
注文した一品モノの数々
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ああ、もう至福のひととき。
ウットリしていると、「あのーラストオーダーになりますが」。
ええー!?と時計を見てみると、あうー、もう21時前じゃないですか。
久々にお蕎麦屋さんに来てみたら、相変わらずの長っ尻。
そりゃ確かにまわりの席のお客さんは何度も入れ替わっていることも判ってましたよ。
今だってお店に他にお客さんは誰もいないのも判っていますよ。
ただ時間を見ていなかっただけなんですよ。
そんな貸切状態のなか、どうもすみません、と最後にせいろを頼みます。
今日のせいろは北海道産の蕎麦を使用していると言うことで、ああ、もうこの風味がたまりません……っかぁぁぁ~、うめ~。
色々頼みましたが、最後はやっぱりせいろで締めましょう

そんな訳ですっかり満腹満足でお店を出たのでした。
気持ちいい夜風に吹かれながら、東銀座から浅草線経由で京急電車に乗って横浜に帰ります。
あ、京急で帰っちゃったら、JRと違って定期じゃないから電車代が掛かっちゃうんだけど……ま、いっか。