害獣芝居「火學お七」(d-倉庫)

澄井葵ちゃんが出演すると聞き、会社帰りに日暮里はd-倉庫へ、害獣芝居の「火學お七」を観に来ましたよ。
住宅街の真ん中に、d-倉庫

考えてみたら、お芝居での葵ちゃんを見るのは今回が初めてだったんですよねー。
(「かきことば」は……また別としましょう)
そんな訳で、幸いに空いていた最前列にドッカリと腰を下ろし、ほぼ出突っ張りの葵ちゃんをジックリと、ネットリと(←おい)、堪能。

ストーリーは、「八百屋お七」の放火事件から10年後、史実とは異なり、死刑を免れたお七の物語。
しかし当初は、まるで唐組のお芝居を観ているかのような、セリフ運びで物語を見せる抽象的な展開にクラクラしてしまいます。
何度も何度も同じセリフや同じフレーズ、そして同じシーンが繰り返されるのですね。
ところがストーリーも後半になり、我々がよく知る「八百屋お七」の物語が見えてきたところで、それまで何度も繰り返されてきたセリフやフレーズ、またシーンが“重層的に積み上げられたエピソード”となって効果的に作用してくるのです。
ヒロインが単なる「八百屋お七」(記号としての「八百屋お七」)ではなく、血が通った生きている「お七」として我々の目の前に立っているのですね。
うわー、お七だよ、お七!……と、ぼくの目の前で生きて動く彼女の姿に、とてつもない衝撃を受けたほど効果的に作用していたのでした。

そうそう、登場人物全員、マニキュアとペディキュアを塗っていたのですが、お七だけが真っ赤だったのが、かなり印象的でした(他の登場人物は全員、黒)。
いやー、参りましたよ、参りました。マイッタ。
ペディキュアフェチのぼくとしては、何というか、あれはもう完全なる反則ワザなんですね。反則ワザ。
それほど、とってもとってもズルい演出なんですって。
もうね、後半はずっと足元ばっかり見ていましたよ。お七の足元をジックリと、ネットリと、堪能。(←おい)
害獣芝居「火學お七」

終了後には、ロビーでばったり、かねやんさんと遭遇。
なんでもかねやんさん、8月30日に初台でソロ公演をされるそうです(チラシには“自作自演”って……それは正しい言葉なんですが……)。
「衆議院選挙に真っ向からぶつかっていく! 選挙をとるか、ぼくをとるかの闘いですよ!」って……スゲーよ、かねやんさん。
もちろん、選挙は朝7時からですし、かねやんソロ公演は夕方4時からなので、大丈夫、全然バッティングなんてしてませんよ!

ところでかねやんさんに会ったとき、「まいど!」と挨拶したら、傍にいた葵ちゃんが「“まいど”って……」と笑ってるんです。
いやいやいやいや、これ、ギャグじゃないんです、本当に「まいど」って挨拶するんです、関西のヒトは。
ちょっとしたカルチャーショック。