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ビニールにくるまれた三浦しをんを横から眺める

いつもの本屋さんで、いつものように、「何かおもしろそうな本は出てないかなー」などと、平台に積み上げられた新刊を眺めてまわっていたのです。
すると文芸コーナー、三浦しをんの新刊『星間商事株式会社社史編纂室』で、体内レーダーが“ビクンビクン”と激しく反応したんです(← なんかイヤラシイ……)。
しかし、平積みされた『星間商事株式会社社史編纂室』には、何の反応すべき点はないんですね。
平積みされた三浦しをんの新刊『星間商事株式会社社史編纂室』

いや、おもしろくなさそうという意味ではありません。
それどころか、冒頭の章、主人公の腐女子っぷりなところから三浦しをん節が全開で、これがまたメチャクチャおもしろそうなんです。
しかし、この“ビクンビクン”というイヤラシイ反応は、そういった方面へのレーダーではないのです。

これはいったいどういうことなのか……と、例によって平積みを「上から」ではなく、「横から」眺めてみました。
すると……おお、これだ!
真ん中あたりに1冊だけシュリンクの掛かった本が

上から5冊ほどは通常の本だったのですが、真ん中あたりに1冊だけシュリンクが掛けられた本があるのですよ!
どうやら、ぼくの体内レーダーはここに向かって“ビクンビクン”とイヤラシイ反応をしたに違いないのです!
そんな訳で、こんな真ん中に埋もれてしまっていたら、いくらファンでも気が付かないんじゃないの?と、余計なお世話でサルベージしてみました。
すると……、なんということでしょうか!

確かに、シュリンクされていた本はサイン本だったのです。
しかしサルベージしてみて、あらビックリ、サイン本の下からさらにもう1冊、サイン本が出てきたのですよ!
つまり、シュリンクが見えていなかったサイン本もあったということなんです。
そうもこの本、シュリンクが本の底(地の部分)まではみ出していないため、横から覗いただけでは気が付かなかったようなのでした。
下側のサイン本はシュリンクがはみ出ていません

そうなんですよ!
これまで、ぼくがずっと声高らかに述べてきた「本屋さんで平積みの本は、上からではなく横から眺めよう」という主張が崩壊してしまったのです。
横から眺めても、そこにサイン本があるって気が付かないことだってあるのです。
ああ、これまで何冊の本をこれで見逃してきてしまったことか……。

というわけで、ぼくの目からウロコを落としてくれた三浦しをんの新刊『星間商事株式会社社史編纂室』のサイン本は、確かに2冊とも、余計なお世話でこっそりサルベージいたしておきました。
サイン本は2冊も埋もれていたのでした

嗚呼、君の名は(エレベータ検査技師)

エレベーターに乗って、最上階に行こうとしたところのことですよ。
行先階ボタンを押して、フト、その上を見たんです。
そこには「定期検査報告済証」なる張り紙があったんですね。
見るともなしに見ていた「検査報告済証」

静かに上昇するエレベータ内は、他に乗り合わせた人との気まずい雰囲気が流れるばかり。
他にすることもないので、見るともなしにその「検査報告済証」を見ていたんです。
そうしたら……ええっ?

検査技師は「昇」さん(上昇中のエレベータのなかで)
昇さんっ!

最上階に向かって「昇」っていくエレベータのケージのなか。
そのエレベータを検査したヒトのお名前は「昇」さん。

……いや、たったこれだけの話なんですけど。
でも、ホントに、ホントに、その場で誰かに伝えたかったんです。

ニクキュウ全開で、ネコ、朝からアチィー

なんだか毎年この時期になると、同じネタを書いているような気がします。

夜中にザァザァ降りの雨が降り、寝ぼけ眼で「やべぇーやべぇー」と窓を閉めまくったのがウソのような朝からのカンカン照りのこの天気。
うー、日差しに立つと、肌がジリジリと音を立てそうなぐらいに暑い……。
もう暴力的です、暴力的。太陽という名前の暴力なんですよ、これはもう。
そんな訳の判らないことを思いながら駅に向かってトボトボ歩いている途中のこと。
駐車場の横を通り掛かると、何やら茶色い毛玉のような物体が地面に転がっているのが見えたのですよ。
クルマが途中の道路で引っかけてしまい、そのまま気付かずずっと走り続けてきたのかもしれません。
なんだろうなあ、あの毛玉みたいなヤツ……と近寄ってみたら、ワー! ワーワーワーワー、ワー!
そこにいたのは、ニャンコ!
寝てるんですよ。ニクキュウ全開で寝ているんですよ。
ニクキュウ全開で朝寝中のニャンコ

しかし、これ、いったいどういう姿勢なんでしょうか。
暑いからクルマの下に潜り込もうとしているのでしょうが、タイヤ止めのブロックが埋め込まれてあるので、その隙間を縫うようにニョローンと伸びて……ちゃんと寝ているのでしょうかねえ?
そう思ってドンドンと近づいていったのですが、キャツはビクともしません。
それどころか、クゥクゥと気持ちよさそうに寝ているんですよ。
どうもネコ背のキャツにしてみたら、ちょうど猫背の姿勢でピッタリとハマリこむこの場所が、窮屈どころか、テトリスのようにピッタリとはまって心地いいのでしょうね。

起きたようですが、ちょっと寝ぼけているようです
……あ、起きた。
あまりにゴソゴソしていたからか、人の気配を敏感にかぎ取ったキャツ。
……が、しかし、明後日の方向を見ていて、どうやらちょっと寝ぼけてます?

寝ているところを邪魔されて、このまま逃げていくかと思ったのですが、寝ぼけているからか、それともこの暑い日差しのなかを歩くのがイヤだったからか……
また同じ姿勢でそのまま寝たのでした
また同じ姿勢で寝ちゃいましたよ!

ここまで「安心感」を出されてしまうと、なんだかかえって触りにいけないんですよねえ。
そもそもクルマの後ろ側の下に手を突っ込んでゴソゴソしているのも怪しいし。
炎天下でニャンコと戯れる元気もないし。

そんな訳で、見事に「逃げない」というニャンコの戦略は大当たりし、そのまま会社に向かうのでした。

ベイブリッジに、虹

食べ物ネタが続いたと思ったら、今度は横浜ネタが続くようです……なぜ?

昼まではあんなにいい天気だったのに、午後から「曇ってきたなー」と思ったら突然の大雨ですよ。
傘がもう破れるかと思うくらいに雨粒がビシバシと突き刺さるんですよ。
もうコワイったらありゃしません。
苦労して帰ってきたら……あれ? 雨止んできましたよ。
しかも、陽が差してきましたよ。
家にたどり着く頃には、すっかり夕焼け空が広がっているんですよ。
もう雨はすっかり止んで、夕焼け空が……
ヒトのことをビシャビシャに濡らしまわったあの天気は一体なんだったんだ。

そう思いながら涼しくなったベランダに出てみると、……おお! 虹だ!
ベイブリッジのちょうど上に虹が架かっているのですよ。
ベイブリッジの上に、虹が架かってます

ご近所の子どもたちも「キレー」と大はしゃぎ。
しばらくベランダでボーッと見ていたのですが、この虹、太陽が沈むにつれて、ドンドンと天に向かって昇っていってるんですよ。
虹がドンドンと昇天していっています

ああ、そうか!
光源が「下に」「下に」と向かうから、必然的にその反対側は「上に」「上に」と昇らざるを得ないのですね。
虹は薄くなりながらも、ドンドンと昇天していき、そして日没とともに見えなくなったのでした。

しかし今日の虹、ときには二重で出現したりもしていたんですね。
二重写しの虹に、何かいいことありそうな予感が……
これって、あまり見たことがないので珍しい現象ではないのかな……なんて思ってしまいます。
だったらコレ、ひょっとしてこれから先、なにかいいことがある予兆なのかしらん……とグフフフフ。

だから、誰かお願いです。
そんなぼくに、ぜひ、何かとってもいいことしてやってください(←かなり他人任せ)。

大桟橋に、イージス艦

昨日の夜中、お気に入りの「横浜観光ドライビングコース」をいつものようにプップクプーと走っていたんです。

ちなみに「横浜観光ドライビングコース」とは、以下の観光スポットを巡るルートを勝手に名付けたものです。

大黒ふ頭
  ↓
ベイブリッジ
(下の国道を通行)
  ↓
横浜ベイホール
  ↓
マリンタワー
  ↓
山下公園
  ↓
大桟橋
  ↓
赤レンガ倉庫
  ↓
みなとみらい
  ↓
横浜中央市場
  ↓
市場食堂
【Google Mapで見る】

すると、大桟橋のあたりですよ。
なんだか異様な姿の船の姿が見えたような気がして、よくよく見てみると……イージス艦!?
ここって大桟橋なんですよ、大桟橋。米軍や海上自衛隊の基地ではないのです。普段はセレブ御用達の豪華客船しか停泊していないような、そんな観光スポットなんですよ。
なのに、なぜにイージス艦が!?

これは……ひょっとして……我々国民の与り知らないところで、ひそかに戦争が始まっているのではないかしらん。
しかし、その「戦争が始まっている」という事実を国民に知らせる訳にもいかないため、こうして夜中に隠密に出航しているのですよ。
とすると! なんということでしょう!
こんな夜中にクルマをノコノコ動かして、イージス艦が横浜港に停泊している事実を知ってしまったぼくは……国家の秘密を知ってしまったということで、消されてしまうことになってしまうのでしょうか。

それとも……、そうだ、きっとそうだ! そうですよ!
これは夢なんですよ、夢。ドリーム。
夜中のドライビングでついウトウトしてしまって、ホンの一瞬、夢を見てしまったに違いないのです!
(それもそれでどうかと思いますが……)

そんな訳で、「夢を見ただけ → 国家の秘密を知った訳ではない → 消される心配はない」という結論に達したぼく、安心して朝方、布団に入ってオネムになったのです。

ところが今日の夕方、18時頃。
そろそろ晩ご飯の支度でもしようか、と台所でゴソゴソしていると、窓の外から「ボーッ!」とのものすごい汽笛が聞こえてきたのですよ。
いったい何ごと……?と外を見てみると、ワー!
イージス艦が! そのものすごい巨体を横浜港の真ん中にプッカリと浮かべて、今、まさに出て行こうとしているのですよ!
夢じゃなかったようなんです。
いったいアレはなんだったのか、ここでようやくGoogle先生に訊いてみたのでした。
すると、このような新聞記事が見つかったのでした。

「しらせ」「きりしま」今日まで一般公開
(2009年7月26日 読売新聞)
http://www.yomiuri.co.jp/e-japan/kanagawa/news/20090726-OYT8T00080.htm

なーんだ。
あのイージス艦は極秘任務で出航したのでもなんでもなく、普通に昨日と今日、大桟橋で一般公開されていただけなんですね。
そう判ってホッとひと安心。

窓の外を見ると、もう「きりしま」はベイブリッジをくぐって横浜港の外に出て行くところです。
きっと、今、この瞬間にベイブリッジを走っているクルマは、自分の足元を巨大なイージス艦が通り過ぎていこうとしている姿にビックリしているんだろうなあ……とお見送りしたのでした。
(この瞬間にベイブリッジを走っていたクルマがちょっと羨ましい)

お蕎麦屋さんでまったりと

なんだか食べ物屋さんの話題が続いています。

銀座の外れというか、もうほとんど築地といっていいところ……と思っていたのですが、最近では汐留といった方がいいのではないかと思う、非常に微妙な場所にあるお蕎麦屋さん「成富」に行ってきました。
手打ち蕎麦「成富」のお品書き看板
以前、お友だちに「お蕎麦が好きなんだったら」と連れて来てもらったのですが、それ以来大ファンになって、そのお友だちにはナイショでひそかに通ったりしていたりするんですね。

久々に立ち寄った今回、時間は開店間もない18時半。
まずは蕎麦豆腐を頼みます。うーん、これがまた冷え冷えのさっぱりのモッチモチで、夏バテ気味の胃袋に優しくウォーミングアップさせるのにちょうどいいんですよね。
そして生湯葉の刺身。どうですか、この艶めかしさ。トロットロのツヤッツヤのプリンプリンなんですよ。
一口食べて……ンマ~い!
藤子・A・不二雄風に叫びたくなるこのお味、どうですか。濃厚な「お豆」の風味が口のなかいっぱいに広がるのですが、全然青臭くなく、甘いのですね、甘い。
この滋養豊かな風味に、夏バテなんて一気にどこかへ行ってしまいましたよ。

もう、ここからはタガが外れたかのように頼みモード全開ですよ。

鴨ロースのビネガー添えは、鴨肉のパンチ力を残したまま、ビネガーソースであっさりと仕上げられているので、鴨肉独特の「くどさ」といったものがまったく感じられません。夏バテ防止のパワーアップアイテムですな。
だし巻き玉子、これがもうサイコーなんです。ほどよく効いただし加減が絶妙で、フワッフワの食感にもうお口に入れた瞬間に、玉子と一緒に自分自身までとろけそうになっちゃいます。
焼き味噌がまたこれ、薬味がさりげなくきいていて、お酒が進む、進む。
いや、ぼく自身はまったくお酒が飲めないヒトなんですが、そんな下戸でさえも「ちょっとちょうだい」と横からお酒を啜らせてもらって「ンマ~!」と言わせる魔力があるのですよ、この焼き味噌には。
そして夏野菜の天ぷら。これはもう塩で食べるというその心意気が素晴らしいのですよね。その塩だって、こんなにたくさんいりませんって。上からひとつまみハラリハラリと振りかけるだけで、素材そのものの甘さと衣の味加減が十分に美味しく頂けるんですねー。
注文した一品モノの数々
【大きな画像で見る】

ああ、もう至福のひととき。
ウットリしていると、「あのーラストオーダーになりますが」。
ええー!?と時計を見てみると、あうー、もう21時前じゃないですか。
久々にお蕎麦屋さんに来てみたら、相変わらずの長っ尻。
そりゃ確かにまわりの席のお客さんは何度も入れ替わっていることも判ってましたよ。
今だってお店に他にお客さんは誰もいないのも判っていますよ。
ただ時間を見ていなかっただけなんですよ。
そんな貸切状態のなか、どうもすみません、と最後にせいろを頼みます。
今日のせいろは北海道産の蕎麦を使用していると言うことで、ああ、もうこの風味がたまりません……っかぁぁぁ~、うめ~。
色々頼みましたが、最後はやっぱりせいろで締めましょう

そんな訳ですっかり満腹満足でお店を出たのでした。
気持ちいい夜風に吹かれながら、東銀座から浅草線経由で京急電車に乗って横浜に帰ります。
あ、京急で帰っちゃったら、JRと違って定期じゃないから電車代が掛かっちゃうんだけど……ま、いっか。

白金台のホットケーキ屋さん

シロガネーゼなマダムが集う街、白金台にやって来ましたよ。
ああ、流れる空気が、そよぐ風が、もうまさしくセレブなかほりに包まれているのです。
そんなシロガネーゼな街に来たからには、ぜひとも行ってみたかったお店が。
ババーン、ここ、「きつねとはちみつ」。
白金台のホットケーキ専門店「きつねとはちみつ」

目印は、バルコニーに掲げられた「ホの字」フラッグ。
♪わたしゃそんなあなたにホの字なのよ~
「きつねとはちみつ」の目印は「ホの字」フラッグ

店内は撮ってもコンパクトな隠れ家サイズのお店なんですよ。
下北沢にあるお気に入りのカフェととってもよく似ているんです。
だからでしょうか、初めて来た気がしません。
窓ぎわの席に座ってメニューを見ると……ふふふ、ありますよ、ありますよ、プレーンに小倉にいちごにバナナ。
その中で、ひときわ目をひくホットケーキがあるのですっ!

カレー味

お味を想像してみようとしても、頭が一切拒否してしまう衝撃的なメニューなんですよ。
心が不吉にワサワサと揺り動かされてしまいます。
いくらカレー好きとはいえ、このような悪魔のようなメニューを頼んでしまって人生を棒に振ってしまっては元も子もありません(言ってることがメチャクチャ失礼……)。
ここは無難にプレーンで乗り切るべきでしょう。
そんな訳でお姉さんに「プレーンを1つ!」と頼み、同行していた友だちに「何する?」と訊いたところ、「カレー!」

……マ、マ、マ、マジっすか?

マジです、マジです。
待つこと10分、なんと、本当にカレーホットケーキが出てきましたよ。
カレーソースが別添えになっているので、通常のホットケーキで言うハチミツのような感覚で上からドロリドロリと掛けていただきます。
衝撃的だったカレーホットケーキ

……保守的なくせにカレー好きなぼく、友だちが食べているのを目にしては、もう我慢なりません。
ちょっと横から失礼……と、まずは生地を摘むと……「おおっ!」。
てっきり、通常のホットケーキの生地にカレーソースだけ掛けるのかと思っていたのですが、いえいえ、ちゃんと生地もカレー味に染め上げられているのですよ。
このカレー味に染め上げられた生地に、上から掛けるカレーソースも……「おお、カレーライス用のカレーだ!」。
お昼のランチにのみ出されるカレーライスのルーをそのまま使用しているのですね。
だから「ソース」といいながらも、ひき肉やニンジン、ジャガイモなどの具がゴロゴロしているのです。
このカレー、このままでもおいしいのですよ。
しかし生地に掛けて食べると……「これもありだねー」。

そして最後にここにさらに付けられてきたマーガリンをのせると……「グレート!」。
マーガリンのまろやかさが、お口の中でカレーと溶け合って極上のハーモニー。
これ、実にうまく計算されている味付けなんだと思うのですよ。

試しにプレーンにカレーを掛けて食べてみたところ……「ウエー」。
極上のハーモニーどころか、まったく味の主張がバラバラで全然おいしくないのです。
いやー、カレーホットケーキ、意外なところに意外な組み合わせで、参りました。

ちなみにカレーソースは1瓶では物足りない方は、お願いすればもう1瓶用意してもらえます。
トッピングみたいなものかしら。
今度は「ガーリックホットケーキ」を頼んで(←あるんです)、その上にカレーソースを垂らしてみたい……。

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