ハナジ出るかと思った高襟「高襟狂想曲」(Dance Studio UNO)

もうね、鼻血が吹き出してしまうかと思ったのですよ、最前列で。
ハナジですよ、ハナジ。
アルプスの少女ではありません(それはハイジ)。
アーデルハイトでもありません(それもハイジ)。
ブゥードゥー教でもありません(それはハイチ)。

先日の木曜日、仕事帰りに観に行って、「何じゃこりゃぁ!」とドギモを抜かれた今回の高襟公演「高襟狂想曲」
高襟「高襟狂想曲」(Dance Studio UNO)

青山るり子さんのあまーいあまいーいお言葉に誘われて、またしても高襟公演にお邪魔することにしました。
うはははは、リベンジですよ、リベンジ。
今度こそ、恥ずかしがらずに最前列に座ってみせます……たぶん。
(いやいや、エロ目的じゃないんです! だから大丈夫です!)

嬉し恥ずかしドキドキワクワク、「どこに座れるかな?」とおそるおそる会場に入ってみると……あれ?
最前列ど真ん中に「関係者席」とあるではないですか!
客席係の葵ちゃんと目が合いました。すると彼女、ニッコリ微笑んで「どうぞこちらに」。
おおう、やはりこの「関係者」とはぼくのことだったのね……恐れ入ります。ありがたく座らせていただきます。

もう既に着席済みのまわりのお客さんに「ぼくは関係者なので最前列なんです、別にエロ目的じゃないんです」などと、かえって変なオーラをプンプンさせながら、そっと最前列ど真ん中(!)に座らせてもらった今日の公演。
いやー、でもやっぱり素晴らしいんです。もうね、最前列パワーは恐るべし、なんですよ、恐るべし。
もうね、鼻血が吹き出してしまうかと思ったのですよ、最前列で。
ハナジですよ、ハナジ。
アルプスの少女ではありません(それはハイジ)。
アーデルハイトでもありません(それもハイジ)。
ブゥードゥー教でもありません(それはハイチ)。
……って、しつこいですね、スミマセン。

木曜日に客席の真ん中で観ていたときは、やはりまわりに漂っている「客席の雰囲気」にモロに包み込まれるため、どうしても「舞台と客席」の間に一線があるような気がするのですね。
しかしDance Studio UNOの最前列では、もう「目の前0センチ」がステージなんです。
結果として「舞台と客席の間に横たわる一線」なんてまったく感じられないのですね。
ダンサーたちの動きに合わせて巻き起こる風が頬にあたり、彼女たちの肌に光る汗が照明にきらめく様を間近に目撃し、荒々しい息づかいをすぐ傍に感じ……なんというか、観ているこちらもまるで一緒に舞台上にいるかのような一体感を味わえるのですね。
これ、超お勧めポイントですよ。Dance Studio UNOの最前列。
(でもメッチャケツが痛くて、そのうちケツが痺れて感覚がなくなってきてしまったのはナイショです)

そんな超お勧めスポットの最前列から観るラストのシーン。
これはスゴイ。
もうね、エロなんてすっかり忘れてしまっているんです。
彼女たちの背中に浮かぶ玉のような汗がキラキラしていて、なんというか、そのあまりのきれいさに涙が出そうになってしまいましたよ。
最前列は、ステージと同じ高さで観ることになるので、立っている彼女たちを「見上げる角度」で観ることになるのですね。
だからその角度だと、照明がきれいに当たるのでしょうね、背中に汗に。
そのため、同じシーンにも関わらず、前回客席の真ん中で観たときよりも、神々しく見えたのではないかと思うのです。

ここまで夢中にさせられてしまう今回の作品って……ああ、何と言えばいいのでしょうか、すっかり彼女たちの紡ぎ出す「女子パワー」に圧倒されてしまっているのですよ。 男子も頑張らなければ。

あ、でもひとり頑張っている男子……というよりオヤジがいたのでした。
最前列ど真ん中に座ったぼくの隣に座っていたオジサン、彼がもうスッゲーんです!
もうね、最初から最後までずっと、舞台上に身を乗り出して観ているんですよ。
年齢的にてっきり「エライ評論家のセンセー」だと思っていたのですが、どうも違うようで。
何しろ、隣にいるぼくが「いや、そこまで身を乗り出しちゃ、ダンサーたちの邪魔になるでしょ……」とハラハラしてしまうぐらいに、身を乗り出しているんですもの。
評論家のはずがありません。
しかも、裸になるシーンや、衣装がめくれ上がるシーンになると、姿勢がやたらと低くなったり、横から覗き込むようにしたり……。
ははーん、これはもう完全に「ポロリ」目的だな、と。
もうね、「自分のエロのため」にはなりふり構わず突き進むオヤジパワー、恐るべし。

終演後に高襟の皆さんとそのオヤジの話題で大盛り上がり。
ここ最近、同じような「ちょっとダンス目的じゃないような……」という中年男性の来場数が上がっているそうなんだそうですよ。
うーん、ちょっとぼくもブログで「エロい、エロい」と連呼しすぎたかも……とちょっと反省。
でもそこは青山るり子さん、決して「そうだ、そうだ、それでなくてもお下劣なブログなのに、そこで“エロい”“エロい”を連発するから、そんな輩を呼び寄せてるんだよ!」と糾弾しません(思っていたとしても)。
それどころか「Corichでも、写真をアップしているからねえ」と優しくフォローしてくれているのでした。

しかし今日の公演はビデオ撮りしていたから、オヤジが身を乗り出して「ポロリ」を覗き込むところも映っているんじゃないかなあ……大丈夫でしょうか?
(いや、オヤジが、じゃなくて、ビデオの出来が……)