最後のドライブ、どうもありがとう

10年連れ添った愛車のやまがたさんには、これまで、いろんなところに連れて行ってもらいました。
東北の秘境温泉めぐり、香川の讃岐うどんめぐり、直島めぐり、そして数え切れない古本屋めぐり……。
しかし、そのやまがたさんとも過ごせる日は来週木曜日までです。11日には、新車がやって来ます。そのままやまがたさんは♪ドナドナドーナ、ドーナー、クルマをのせてー……、いよいよお別れなのです。
つまり。
ロングドライブをゆっくり楽しめるのも、今週末が最後なのです。

そんな訳で、日曜日。
居ても立ってもいられず、ETCにカードを突っ込むと、関越自動車道にのりました。
行き先は志賀高原ですよ。
特に高速は渋滞もなく、メチャクチャいい天気でのんびりドライブ、4時間ほどで着きました。
高速を降りて山に入っていくと……うわー、道路上に覆い被さるように青々とした新緑が、初夏の日差しが映えてもう何と眩しいことなのでしょうか。
あまりの気持ちよさに、もうドーパミンが出まくりですよ。

しかし……あれー?
麓ではこんなにもいい天気だったんですよ。
志賀高原に向かう峠道

それが山中をドンドン進んでいき、頂きが見えてくる頃になると……ワオ。
いきなりガスに行く手を阻まれてしまいました。
麓から立ち上ってきた空気が冷やされてドンドンと雲になっていくのです

いや、違います、違います。
これ、よくよく見るとガスじゃなくて、雲なんですね、雲。
麓から立ち上ってきた“暖かい空気”が山肌で冷やされ、目の前でドンドンと雲になっていくんですよ。
すっげー。こんな「雲ができるところ」なんて初めて見ましたよ。
というのも、それだけ寒いんです。メチャクチャ寒いったらありゃしません。
山頂なんて……うっへー、10℃ですよ、10℃。
山頂付近ではなんと、気温10℃……さむっ!
今日は最高気温が30℃近くまで上がっているというのに、山頂では10℃。
ポロシャツ1枚で来てしまって……サムー。

山頂といえば、そこにはバス停があるんです。きっと登山客用の足なんでしょうね。
しかしそのバス停名が……オイ
ローマ字で「NOZOKI」とも記されているのがシュールな「のぞき」バス停
なんと「のぞき」なんですよ、「のぞき」。
しかもちゃんとローマ字で「NOZOKI」とも書かれてあります。うーん、シュール。
バス停という公共の乗り物で「のぞき」はアカンでしょう、「のぞき」は。
これ、たくさんの女子高生たちが乗っている朝の通学バスだったら、大変なことになっちゃいますよ(←いや、別に「のぞき」そのものの行為をする訳ではないのですが……)。

しかも! ウッヒャー!
そのバス停の背後にある喫茶店。ここの店の名前がなんと!

「のぞき」バス停前にある「喫茶のぞき」
「喫茶のぞき」。

喫茶店よ、お前もか……。

そして今日の目的地はここですよ、ここ。「日本国道最高地点」。標高2171mです。
日本国道最高地点で記念撮影

記念撮影したら、あとは帰るだけ……と思いきや、やっぱり今日で最後のロングドライブかと思うと、ついつい写真を撮ってしまっています。
雄大な景色を前にまた1枚

もうね、ロマンティックが止まらないんですよ、ロマンティックが。
CCBですよ、CCB。ココナッツボーイズ。
リーダー、メガネ。ボーカルでドラム。
雄大な景色を前にまた1枚
ロマンティックが止まらずに、ロマンティック街道をばく進中なんですよ。
……って、しかしこれ、ホントに「ロマンティック街道」?
名前の割には、浪漫ではなく軽トラが走っているのがメチャクチャ似合いそうな峠道なんですが……。

そしてようやく高速に乗っての帰り道。突然に「ハラヘッター」。
そうですよ、考えてみたら今朝の7時前に家を出てから、8時間も何も食べてないんです。
そりゃハラもヘリますって。
そんなわけでパーキングエリアに寄ったら、ワオ。おやきがありますよ。
以前、別のパーキングエリアで買ったおやきは、「おやき」ではなく、まるでコンビニの肉まんみたいに蒸し器で蒸され、水蒸気でベチャベチャに湿っていた「おむし」だったんです。悪徳商法のような手口にすっかり騙されてしまった、ぼく。

そんな、「おむし」にすっかり懲りてしまったぼく、遠目で確認。
オッケー! ここの「おやき」はちゃんと焼いてありますよ。
ここでホッと安心してしまいタガが外れてしまいました。
あまりの腹の減りように、野沢菜とくるみ味噌の2つも買っちゃってるんですよ。
くるみ味噌と野沢菜の2個も買っちゃった「おやき」
おかげで、食べ終わってパーキングエリアを出る頃は、すっかりお腹がはちきれそうになってます……シートベルトがキツイぜ。

そんな訳で帰り道には予定外の渋滞に引っかかったものの、総行程654キロ(13時間)のロングドライブは終了です。
いやー、やまがたさん、本当に10年間どうもありがとうございました。

しかしやまがたさんってば、最後の最後までやってくれますね……。
なんと、まるで計ったかのように無駄なくピッタリとガソリンを使い切っていたのでした……(涙)。
最後の最後で無駄なくピッタリとガソリンを使い切ったのでした