2メートルは 慣れよ

このあいだ、クルマを運転していたときのことです。
信号に引っかかったとき、前に停まったトラックには、何やらアレコレ注意書きが記されていたんですね。

何やら色々と注意書きがされています
操作時は
2メートルはなれよ

何のことやらよく判りませんが、とにかくこのトラックの操作時には、2メートル離れないといけないらしいのです。
……あれ? 「操作時」というのは、「トラックの操作時」、すなわち「運転」ですよね?
ということは、「トラックの操作時(=運転中)は2メートルはなれよ」と、こう言いたいのか、なるほどー。
その下には、さらに

接近注意

なんて書かれているんですから、やっぱり後続車に向かって「こっちが運転してるときは、2メートル以上近寄ってくんな、ボケェェェ!」って言っているんでしょう。

なーるほど……と感心したのですが、いやいや、それって全然あきませんやん。
何しろ「前のトラック、いったい何が書かれているんだろ?」と気になったぼく、思わず停車時にキワキワまで近寄ってしまってるんですよ。
明らかにこれ、2メートル以上近寄ってますよね。
ということは、この注意書きは

「“近づくな”と書かれてあることを読むためには、近づかなければならない」

という、非常に矛盾した存在であると言うことなのですね。
シュレーディンガーの猫か!(←言ってみたかっただけ)

などと思っていたら、あれ?
どうもオカシイのです。オカシイ。注意書きがどうもオカシイ。
長い長い信号待ちをこれ幸いと、トラックの注意書きをよくよく見てみました。
すると……

よく見ると、スペースが空いている!
2メートルは なれよ

なんじゃぁぁぁ、こりゃぁぁぁ!
もうね、大絶叫なんですよ、大絶叫。松田優作かって言うぐらいの大絶叫。

この“はなれよ”の文字、よくよく見たら“は”と“な”のスペースが空いてますよね、スペースが。
ということは……「2メートル 離れよ」ではなくて、「2メートルは 慣れよ」って言ってるんですか! ワオ!
しかし、それっていったいどういう意味なのデスカ!?

それはきっと、こういうことでしょう。
その下の「接近注意」とともに、このメッセージはやはり後続車両に注意を促すものだったのです。
ところが、隣は何する人ぞですぐに刃傷沙汰が起きる現代ニッポン。
「2メートル 離れよ」と上からの命令口調ではカドが立って恐ろしいことにもなりかねないので、そこは敢えて優しく「2メートル(ほど車間距離を空けて待つことに)は 慣れよ(うね!)という意味が隠されているに違いないのです。

……いや、それともアニメキャラの萌え声で、「2メートル(の車間距離を空けること)は 慣れ(なの)よ」と言いたいだけなのかも。

こうして見てみると、なかなか職業ドライバーの方も色々と気を遣われているようで……どうもご苦労さまです!