契約しちゃいました

思えば、まだわずか半月前、衝動的に自動車ディーラーに行ってしまってからは、いくつかさらに各社の自動車ディーラーをまわる日々が続くのでした。
でも結局は、最初に行ったディーラーの営業マンが一番安心感のある人だったのですよ。
そんな訳で、何度もその営業マンに話を聞きに行ったり、クルマでアチコチ試乗させてもらったり、メール連絡をもらったりしている間に、徐々に彼に心が惹かれていく自分が抑えきれなくなっているのでした……。
嗚呼、これが恋というものなのね、ママン!

その営業マンとは、試乗車でのドライブデート中(←おい)にずっとアレコレ話をしていたのですが、いつしかクルマの話よりも、仕事の話に……。
うわー、ホントにこれ、ドライブデートだ。
それによると、彼はもともと営業ではなく、整備の方だったそうなんです。
ところが5年前に会社の方針(なんでも、“頭でっかちの営業マン”よりも、“クルマのことを熟知している営業マン”を配置するべきだとの意向)として、営業職としての配置転換になったのだとか……。
ははあ、それでですね!
彼に対してクルマの質問をすると、ものすごく判りやすく、説得力ある言葉で返してくれるのですよね。
これは、“頭でっかちの営業マン”がマニュアルを丸暗記して話すセールストークではなく、“整備マンとしてのこれまでの引き出し”をもとにした彼の言葉による言葉だったからなのかーとナットクなんです。

実際、他社でのディーラーでは、出てくる営業マン、出てくる営業マン、みな慇懃すぎて気持ち悪かったり、「あれ? その言葉どこかで聞いたような」とよくよく考えてみると、さっき見せてもらった「社外秘マニュアル」に書かれてあった言葉だったり……とまさに“マニュアル的なセールス”のみだったんです。
そんな訳で、「クルマを買う」=「整備や安心を買う」といえる営業マンは、このディーラーの人だけだったのですよね。

そんな訳で、実はもう、ほとんどぼくの心の中では、そのクルマで決まっていたんですよ。
もちろん、営業マンの印象だけではないですよ。
肝心のクルマだって、何度も街ナカや高速道路上を試乗させてもらったら操作性や走行性がメチャクチャ面白いクルマなんです。
で、段々と「ああ、このクルマに乗りたいな」と心を惹かれていく自分が……。
嗚呼、これが恋というものなのね、ママン!(←もうどうだっていいです)

しかし!
それでもシビアに見ていきたいのが「お値段」なんですよね。
いくら営業マンを甘い視線で見つめてしまうぼくでも、見積書は甘く見なくってよ(70年代のお嬢様風)。

そんな訳で、商談ルームに向かい合い、お互いの顔をじっと見つめ合う恋する二人。
パソコンにて見積書を作成中。
そして……先手、ラブリー営業マン。

「メーカーオプションと、ディーラーオプションを付けて、そして諸費用コミコミで……お値引きはこれぐらいでいかがでしょう?」

その結果は……。
うーん、ちょっと待ってよ、セニョール……と、後手、ぼく。

「いやあ、それではちょっと……。ここまでにしろとは言いませんが(そこまでしてくれたら大歓迎)、せめてあとこれぐらいは行きましょう、そしてそこから合計の端数もカットして、切りのいい数字でどうでしょう!」

するとそのラブリー営業マン、

「正直な話をさせていただきます。このクルマ、もともとウチの儲けがこの価格なんですよ。だから値引き額をこの価格にしてしまうと利益がなくなってしまいます。それ以上にすると、もう赤になってしまうんですよ……」

うわ、そう言われると弱いんだよなあ……。

「だったら、こうしましょう。お値段はではさっきの数字のままでいいです。その代わり、さらにメーカーオプションも付けてくださいよ!」
「……もし、その条件で私の上司の許可が出たら、今、ここで決めてもらえますか?」
「ええ、もちろん!」
ここで営業マンの上司、店長さんが登場、審議に入ります。
さて、いったいどうなることやら……とハラハラしながら待っていましたが、数分後、「それでは、お客様感謝祭フェアの一環ということにして……」ということで、OKをいただけました! サンルーフ、ゲットです! ありがとうございます!
それでは約束どおり、ここでキッチリ契約書にサインさせていただきますよ。
(楷書体で丁寧に記入)

ただ、契約がとれたはずなのに、心なしか営業マンの方、顔色がよくないんです。
大丈夫なのかな……とドキドキ(←小心者)。

しかしながら欲しかったメーカーオプションも、結局は全部付けてもらいました。
もう大満足なんですよ。サンキウ、ラブリー営業マン!
店長に負けず、頑張れ! お礼と言ってはなんですが、ノルマのひとつという、クレジットカードにも加入しますって!(でも年会費無料の初年度だけでごめんなさい)

そんなこんなで、お楽しみの納車日は、これから発注をかけるので、1週間ほどしたら判るそうです。
が、おそらく6月上旬になるだろうとのこと。
ただし、これ、もともとが普通のクルマではないので、その分、しばらく時間が掛かることも覚悟しています。
いずれにしろ、今年の夏の帰省は新車でゴウ!ですね……うひひひ。