自主回収で『最期のパレード』となりました

だから「泣かせてやろう」という魂胆が見え見えの本や映画って、「うさんくさい」という印象しか残らないような気がするのです。

今、なにかとお騒がせの本、ネズミーランドの元・なかのひとが書いたという“いい話”を集めた、アノ本です。
今日のお昼に紀伊國屋書店に立ち寄ると、何やら告知のPOPが立っていたのですね。
紀伊國屋書店の平台に、場違いなほど事務的なPOPが立ってます
メチャクチャ事務的で愛想のかけらも見あたらない、よそ行きの顔をしたPOPです。
明らかに販促POPではなりません。“どよーん”とした負のオーラが渦巻いている感じが丸出しなんです。

……この本が出たときって、確かでっかい箱の中でLEDがチカチカ光るという、メチャクチャ派手だけど邪魔に大きい販促グッズが置かれてあったはずなんですね。
あのときの光り物販促グッズが醸し出していた派手なオーラはいったいどこへ!?と思えるほど、180°方向転換した地味さ抜群のPOPなんです。
「いよいよこの本に、何か動きが出たか!」と、淀んだオーラが渦巻くPOPをよくよく見てみると……あれ?
「まだまだこの本は売るよ」という本屋からのお知らせなのでした

何のこたぁない、「出版社は問題点があることを認めたけど、もっと決定的な動きが出るまでそのまま売り続けますよ」という、本屋さんからのメッセージだったのですね。
まあね、確かに本屋さんとしても「不確かな状況だけ」で販売を止める訳にもいかないですよね。

そんな訳で、「いったい、いつになったら動きがあるのかなあ」とワクワクしていたら……ワオウ!
何と今日の夕方、出版社から「自主回収します」って通達が出されたのですか!
出版社から自主回収するとのお知らせが出ました

確認してみると、Amazonbk1でも、商品の紹介ページそのものはまだなくなっていませんが、購入ボタンは消えてなくなっていて、買うことができなくなっていますね。

と言うことは、お昼に見たばかりの告知POPも、すっかりお詫びPOPに切り替わっているのかもしれません。
うわー、それはもったいないことしました。
会社出るときにそのニュースを知っていたら、真っ先に紀伊國屋書店に見に行っていたのに……(←野次馬なだけの迷惑なヤツ)。

いずれにしても、この負のオーラがプンプン立ちこめていた紀伊國屋書店からのお知らせPOPは、もう2度と見ることができない貴重なものになったと言うことなんですね!
(なんかちょっと感想の方向性が違うような気が……)

そもそもこの出版社どこかで聞いた社名だなと思ったら、思い出しました。
以前に、本屋さんの無料パンフレット置き場に反対向きのまま放置されたり、
無料パンフ置場に反対向きのまま放置された作者色紙

また人通りの少ない通路にひっそりと張り出されていたり、
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と、およそ作家の色紙とは思えない散々な扱いを受けていた方がいたんですよね。
実はこの出版社、その散々な扱いを受けていた作家の方が「自分の本を出したい」という理由だけでつくった会社なのだそうです。
ははーん、それでなのか……。
何となく、色紙が“あんな扱い”になっていたのも、そういったところで“オトナの事情”ってヤツがあったのかもしれないな、と察することができるような気がするのです……。

コメント

あー、その「色紙事件」、覚えてます。オトナの事情、なるほど納得(笑)。

はっはっは、そうなんですよ、そうなんですよ。
以前に「こんな散々な扱いを受けている色紙のヒトは誰だ?」と書いていたら、ちゃんとmihoroさんが見つけてくれた、“あの作家”の方が自分のためにつくった出版社ということだったんです。
あのときはまったく“オトナの事情”ってヤツを知らずにいたのですが、今回の騒動で色々と調べていると、まあ色々とウワサが……ね(笑)。