東西線の人身事故で足止め

昼過ぎに地下鉄東西線に乗っていたときのことです。
茅場町駅に到着した列車がドアを閉めて発車しようとしたときのことでした。
ホーム反対側に入ってきた電車が尋常でない警笛を鳴らすんです。
「運転手、エライ怒ってるなあ」と思っていたら……あらら。
乗っている列車の電車のドア、閉めたと思ったらまた開きましたよ。
そして車内アナウンスが流れたのでした。

「ホーム反対側の列車で人身事故が発生しました。当列車も含め、東西線は全線運転を見合わせています」。
……え?

そのとたん、ホームに鳴り響く「ブゥゥゥゥゥー」というサイレンにも似た不穏な警報音。
この警報がきっと非常事態を告げる合図になっているのでしょう。
駅員さんが駆け付けて状況を確認しています。
状況を確認する駅員、取り巻く乗客

別の駅員さんは怒鳴るように「事故を目撃された方はいらっしゃいませんか」と叫びながらホーム中を駆けめぐっています。
やがてブルーシートを持ってきて救出作業を始めようとしているのですが、なかなか救出ポイントが見つからないようです。
ブルーシートを大きく広げたまま、車両に沿って前へ行ったり、後ろへ戻ったり。
ブルーシートを持ったまま行ったり来たり、救出ポイントを探します
そして、ようやく「ここだ」というポイントを見つけたのでしょう、車両の連結部分にブルーシートをガムテープで張って固定しました。
ようやく救出ポイントを見つけ、ブルーシートを固定。遠巻きに見守る乗客

その間、事故車両に乗り合わせていたお客さんは、車内に缶詰状態。
事故車両が駅ホームの中途半端なところで止まってしまったため、降ろすことができないようなのです。
車内から不安そうに外を見ている乗客たち。

その後、お巡りさん、救急隊、レスキュー隊なども続々到着、二重三重にもシートが張られ、救出作業が進められ……ようやく救出ができたようです。
「搬送にご協力ください」と大きく場所を空けるように言われました。
それと同時にホーム真ん中には、立ち入り規制の黄色テープが大きく張りめぐらされます。
救助が完了したところで搬出のための場所を空けるため、規制線が張られました

救出できたことでようやく電車を動かすことができ、駅ホームの規定位置まで移動、数十分ぶりにドアが開いたのでした。
が、地下鉄のドアって器用に「この車両だけ開けない」ってことはできないのでしょうか……?
事故車両のドア、ブルーシートの真ん前で開きましたよ。
さすがにそこから降りる人はいませんでしたが。

そしてようやく救出された方の搬出が始まります。
「搬送します、通ります、場所を空けてください」と言いながら、駅員、救急隊員たちが持ったブルーシートが移動していきました。
搬送するためにブルーシートごと移動を始めます

ここでようやく運転再開のアナウンスが流れました。
事故車両は引き続き「安全点検のため」まだ再開にはならないようですが、その反対側、ぼくが乗っていた電車が発車するとのことなんです。
こうして事故発生から約40分程経ってから、ようやく茅場町の駅を離れることができたのでした。
茅場町の駅にこんな長い時間にいることになるなんて、この先一生分の茅場町駅に立つ時間分を過ごしたのかもしれません。