建国記念日の、読書会

今日は、先日に引き続いて、夏目漱石『吾輩は猫である』読書会の第2回目ですよ。
場所は渋谷に移しての開催です。

そんな訳で、夕刻に渋谷駅の前に出てみると……おお。
今日は建国記念日だからでしょうか、バスターミナルには右翼の街宣車が大集結しているのです。
大きいのから小さいのまで、さまざまなペインティングを施された街宣車がバスターミナルにスラリと横付け状態で、もう、それだけでものすごい圧迫感がヒシヒシと伝わってくるのです。
しかも、その街宣車たちは、拡声機で何やらがなり立てているのですよ。
やはり政治家たちの無能力ぶりをあげへつらっているのか、はたまた北方領土の返還を訴えているのか……と思いきや、あれれれ?
どうやら、彼らはすでに一仕事終えたようで、「お疲れさまでした」「お疲れさまでした」などと拡声機を通じて挨拶しているだけだったんですね。
単なる挨拶だけなのに、あの街宣車から、あのボリュームで、挨拶。
きっとそれはもう、単なる「挨拶」の域を超えているのかもしれません。
礼儀正しく挨拶しているだけなのに、もうそれだけでも街宣活動。
街宣車と拡声機の持つ力は無限大なのでしょうか。

文化村通りもすっかり日の丸に埋め尽くされているのでした。
渋谷の文化村通りにはためく日の丸

で、渋谷の某所で行われた今日の読書会。
今日の妄読ポイントは、ズバリ

『我が輩は猫である』はシティボーイズだ

なんというか、三木聡のテイストがそこかしこに感じられるのですね。
試しに登場人物を大竹まこと、斉木しげる、きたろう、中村有志などに置き換えてみると、なんとまあ、これがまた全員ピッタリ一致するのですよ。
「吾輩は猫である」を読んでいるはずなのに、なぜかシティボーイズのステージを頭のなかで観ているような、そんな錯覚にさえ陥ってしまうのです。
恐るべし、夏目漱石。およそ100年後のニッポンで演じられるお芝居を、まさか明治時代に先取りしてしまっているとは……ダテに1000円札の肖像画にはなっていませんね!
(←関係ありません)

そんななか、テンション高く盛り上がってしまったのは、とあるヒドイ描写の箇所について。
実はこのシーン、ぼくとしてはそんなにヒドイ描写とは思わず、いや、まったく普通の出来事として読んでいたのですね。
しかし「これはヒドイ」という話になり、「え? これってまったく普通のことじゃないですか?」と訊いたところ、周りの皆が波のように一斉に引いていってしまったのですよ。
ヒー。
皆にとっては、ぼくが「普通に読んでいた」こと自体が妄読のように見えるらしく、「だったら、普段どおりの様子でこのシーンを朗読してみて」とのリクエスト。
ええ、ええ、普段どおりですから、とまったくウソ偽りのない自分自身として朗読したところ……ますますぼくが人非人のように思われてしまうはめになるのでした。
ヒー。
今日の読書会

ホントだったら、さらにここで「今日の動画」として、ナゾのひと言が収録されているシーンもアップしたかったのですが……あれ?
YouTubeにアップしようとしているのですが、いつまで経っても「処理中」のままオープンになりません。
Webカメラで撮影した動画なんですが、YouTubeのシステムとは相性が合わないデータ形式だったのでしょうか?
いや、そんなことはないのでしょうがねえ……。
ということで、申し訳ありません、お楽しみ動画は今日はなしということでお願いいたします。
(とか言いながら、あとで「処理中」から「アップ完了」になっていたら、急遽素知らぬ顔してYouTube画像を貼り付けているかもしれないです)

playworks♯-2.1「吾輩は猫であるー1」をプレイする稽古
日時:2009年2月21日(土)18時-22時
場所:渋谷百軒店商店街某所
   (ご予約いただいた方は場所が告知されます)
出演:大倉マヤ(俳優/マヤ印)
   岸井大輔(劇作家/playworks主宰)
   中橋一弥(エセブロガー/横浜コンフォートボーイズ)
   西田麻耶(女優/五反田団)
   山田かの子(音楽行為家)
   米光一成(ゲームデザイナー/立命館大学映像学部教授)
   他
参加費:1000円

予約方法はつぎの4ステップだけです。簡単ですね!

  1. 夏目漱石の「吾輩は猫である」の「1」を読む
    (青空文庫のご利用をどうぞ)
    http://www.aozora.gr.jp/cards/000148/files/789_14547.html
  2. 「吾輩は猫である-1」の感想文を100字以上書く
  3. 以下の予約フォームで、感想文とともに申し込む
    https://fs222.formasp.jp/w799/form1/
  4. 予約受付メールが送られてくる

ささ、皆で“ホントはシティボーイズだった”「吾輩は猫である」を妄読し、そのめくるめくシュールなお笑い世界に身を任せましょう!
なお、申込時にお送りいただいた感想文は、当日パンフに無記名で掲載されるそうです。 どうぞご了承ください。