ヒョウタン・オブジェと交通安全祈願の関係性

冷たい雨がシトシトそぼ降る浜松町の駅前に、何やら金色に輝くヒョウタンのオブジェがあるのを見かけたのですよ。
金色に輝く謎のヒョウタンオブジェ

……ヒョウタン?
ここは浜松町ですよ、浜松町。通りの向こうには東京タワーがそびえたつ都会の一等地。
別にヒョウタンの産地でも何でもないはずなんです。
そんな都心の駅前に、なぜに金色に輝くヒョウタンのオブジェがあるのデスカ?

ヒョウタンが設置されてあるその石台には、「世界の願い交通安全」と刻まれてあるのです。
謎のヒョウタン・オブジェを支える石台には、祈りが刻まれてあるのでした

祈りですね、祈り。祈りの言葉が記されてあるのです。
なるほど。
このオブジェが建つその向こうには、クルマがビュンビュン行き交う道路なんですもの。
これではいつ何時、事故が起こってもおかしくはないのですね。
だから「交通安全を祈願して」このオブジェを建てた、ということなのでしょうか。
しかし、それでもヒョウタンの謎は解けません。ヒョウタンと交通安全の関連性がよく判らないのですよ。
……あ。
ひょっとしたら、ヒョウタンの花言葉って"交通安全"とか“祈り”とか?
いやいや、これがヒョウタンの花なら花言葉も判るのですが、このオブジェ、もう実になってしまってますよね。
花言葉なんて全然関係ありません。
謎なんですよ、謎。
ヒョウタンと交通安全のナゾ。

冷たい雨がそぼ降る駅前で、アホのようにポカンと口をあけながら、ヒョウタンをよくよく見てみました。
すると……うああ!

ヒョウタンではなかったのですよ!
これ、ヒョウタンではありませんよ!

ヒョウタンとばかり思っていたオブジェは、実は「地球」と、「その上にとまるハト」(地球の大きさに対して、メチャクチャでかい!)だったのですよ!
「地球とハト」って……。
まあ確かに、これだったら「世界の願い交通安全」という祈りにもピッタリ合いますよね!

しかしここで新たな問題が発生してしまうのです。
どうして「地球とハト」のオブジェが、「ヒョウタン」なんかに見えてしまうのでしょうか……。

ま、いいか。
あまり深く考えないようにして、オブジェの反対側にまわってみました。
ホラ、この"ヒョウタンもどき"の「地球とハト」のオブジェも、反対側から見たら、このとおり。
反対側から見たらヒョウタンでもなんでもないのです
見間違うことなく確かに「地球とハト」だったのです。
なんだ、最初からこっち側から見ておいたら、「ぬお、なぜにヒョウタンが!?」なんて悩む必要はなかったのですね……って、うああ!
オブジェをこちら側から見てみると、石台に刻み込まれてある言葉が……

祈りでもなんでもないのです
広げよう納税の輪

もはや祈りでもなんでもなく、単なる「標語」になってしまっているのですよ。
そもそも納税って……、これこそ「地球とハト」とはまったくかけ離れてしまっているのですよ!
しかもこれ、標語としてもどうなんでしょうかね。「広げよう納税の輪」って……。
まさか「笑っていいとも」で、「世界に広げよう友だちの輪」が流行った頃に建てられたものなんでしょうか。

こうしてひとつの問題を解決しても、次々に新たな問題が浮上してくる“無間地獄”に陥ってしまったのでした。