クリスマス・イブにモーレツ違和感

今日はクリスマス・イブなんですよ、クリスマス・イブ。アダムとイブ。イブ雅刀。子どもたちを責めないで。
メリーメリー・クリスマス。ハッピー・クリスマス。

……って、あれ?
よくよく考えるとおかしいのですよ。おかしい。何かが違うんです。
クリスマス・イブだと、皆、普通に「メリー・クリスマス!」って挨拶したり、ケーキ食べたり、ごちそう食べたり、デートしたり、プレゼントしたり……って、メチャクチャ盛り上がってますよねー。
でも、クリスマス本番は次の日、25日じゃないですか!
25日に「キリストさん、お誕生日おめでとう」ってお祝いするのだと思っていたのですが……なぜ、クリスマス・イブにこれだけ盛り上がっているのでしょうか?
24日はクリスマス・イヴですから。
祇園祭でいえば宵山ですから。
大みそかに「あけましておめでとうございます」って挨拶しているようなものですから。

そんなクリスマスシーズンを迎えた街では、コンビニでも、スーパーでも、ピザの配達ライダーでさえも、みんなみんな、サンタの帽子をかぶってますよ。
コンビニの店員さんもサンタさん

でも、これだってよくよく考えると、おかしいのですよ。おかしい。
だって、「サンタクロース」=「プレゼントを配る人」ですよね。
だったら店員さんがサンタの格好をしているのであれば、「プレゼントしてくれる」と勘違いしちゃう人がいるかもしれません。
そうか、この時期はコンビニも、スーパーも、ピザも、お金を払う必要なんてないのかもしれません。
試しにコンビニで商品を手に取ったら、そのまま「メリー・クリスマス!」と言いながら立ち去ってみましょう。
コンビニサンタは「HO, HO, HO」と鷹揚に笑いながら見送ってくれるはず……ありませんよ!
(よい子の皆は真似しないでね)
そんな訳でナゾなんです。この時期にわざわざ店員がサンタのコスチュームになる意味が……。

いっそのこと、ピザの配達員がサンタの格好をするのだったら、バイクに乗らず、トナカイにひかせたそりで来るというのは、どうでしょう。
昔懐かし「ロバのパン屋さん」みたいな感じで、「トナカイのサンタ・ピザ屋さん」とか(メチャクチャ語呂が悪いです……)。
もちろん、トナカイのそりに乗ってやってくるのですから、その日のピザは「30分以内のお届け」なんてアクロバティックなことはできません。
家族そろってゆったりと待つことにしましょう。
すると窓の外からシャンシャンシャン……とベルの音が聞こえてきて、“ピンポーン”。
「メリー・クリスマス」と言いながらピザが届けられることでしょう。

あ。
でも今日はまだクリスマス・イブだから、「メリー・クリスマス」なんて言ってはいけません。
その挨拶は、明日にとっておきましょう。
……じゃあ、今日は何といえばいいの?
うーんと、うーんと、うーんと、これが例えば大晦日だったら「よいお年を」だから……それだ!
そんな訳で、こう言いましょう。

「よいクリスマスを!」