月曜日、とある情報筋の方より、“極上の情報”をいただきました。
ありがとうございます、ありがとうございます。
が、今週はずっとバタバタしていて、なかなか動くことができません。
1週間もお預けを喰らったまま、週末の今日、ようやく件の情報筋の方にお会いすることができたのでした。
「はい、これですよ」と渡されたのは……京極夏彦の新刊『南極(人)』。
厚いのです、厚い。とても分厚い。
しかし、本が厚いのはいつものことです。何より今回は、さらに「熱い」のですね。
うーん、もう京極夏彦と言うよりも、戸梶圭太かと思えるようなポップな表紙カバー。
(いや、あの物語がかなりハチャメチャな戸梶圭太でも、実は表紙は落ち着いているものが多いのですが)
しかし気になるのは、この中身なんです。
何でもこの中には、京極夏彦からのお言葉があるのだとか。
そのお言葉は、次のようなバリエーションがあることが確認されているそうなんです。
- オッス、おら悟空。
- 月に代わってお仕置きよ。
- アムロ、行きまーす。
- お前はもう死んでいる。
おお、アニメシリーズ。
ということはですよ……ぼくだったら
- パトラッシュ、なんだかとても眠いんだ
- うわーん、クララが立った!
と「カルピス名作劇場」シリーズからか、あるいは
- そう囁くのよ、私のゴーストが
- さようなら、バトーさん
と、「攻殻機動隊」シリーズあたりからあると嬉しいよなあ……。
などと厚かましいことを思いながら、シュリンクを開けてみたのです。
すると……おわ。
百万馬力だ、鉄腕オヤジ
鉄腕アトムだよ……。
いや、この“鉄腕オヤジ”は年の功なのか、子どもであるアトムよりも、さらに10倍も力持ちになっているのですよ。
何しろ100万馬力ですからね、100万馬力。
……なんて思っていたところで、「あれ?」。
サインの名前が、これ、南極夏彦になってますよ……。
そうなんですよ、京極夏彦のサインかと思いきや、実は南極夏彦のサインだったのでした。

よくよく見ると、落款も変です。
この本、ぼくが死んだあとはいったいどうなってしまうのでしょう。
「兄さんったら、こんなに本をため込んでどうするつもりだったのだろう」
「処分処分、すっきり処分しましょ」
「あれ? この本、サイン本棚にあったけど、京極夏彦って書かれてないよ。偽物かなあ……?」
「ホントだ。落款も違うよ。“御笑種”って……ひょっとして「お笑いだね」って馬鹿にしてるのかしら」
「これはひどいイタズラだよなあ」
「こんな偽物を出してしまって我が家の恥を晒すことはないわよ、さっさと捨ててしまいましょ!」
などということにならなければいいのですが……。
うーん、メチャクチャ心配です。
(どんな心配だ)


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