『幻影城の時代』がこんなにもゴッツイとは……

かつて、同人誌として発行されながらも、そのあまりの完成度に瞬く間に完売となってしまった幻の『幻影城の時代』が満を持して、講談社BOXというレーベルから発売されたのですよ。
しかし、気になるのはそのお値段。
何しろ6090円なんですからね、6090円。6000円出してもまだ足りない6090円。
あのクリスマスプレゼントのおもちゃみたいな(←メチャクチャ失礼な)装丁の講談社BOXなのに、6090円。
いや、もともと講談社BOXは高いのですよね、確かに。
でもクリスマスプレゼントのおもちゃみたいな(←まだ言ってる)装丁にすることで、「付加価値つけてみました」として高く値段設定しているという、まあ資本主義のカイシャ社会としては至極まっとうなことをやってるんですね。

しかし。
やっぱり6090円とは異常な高さなんですよ。んー。

でも。
今回出る『幻影城の時代』は、以前の「同人誌版」と異なって、「完全版」を名乗るだけあって、連城三紀彦に田中芳樹、栗本薫、泡坂妻夫、田中文雄、友成純一、竹本健治など「幻影城作家」たちの書き下ろしが多数掲載されているのですよね。
(しかも、体裁が30年ぶりの「幻影城 第54号」となっていたりする)
これにはもう興奮するしかないのですよ、フンガーフンガー。

さらに。
この『幻影城の時代』に関して聞こえてくるウワサと言えば、

  • Amazonでは予約段階でかなりの数が捌けてしまった
    (実際、発売日の今日にいきなり「在庫切れ」表示となってしまっていますよ)
  • 講談社の公式サイトでも「在庫僅少」となっている
  • bk1では、発売日になってもなぜか発売されない
  • もともと発行部数は少ない

などと、「今後手に入りにくくなるのかな?」と予想されられることばかりなんですよ。
いや、まあ、そこは天下の講談社様ですから、売れるとなれば、ちょっとずつ増刷を繰り返していくのでしょうが……。

そんな発売日の今日、会社近所の本屋さんに行くと「お、あった」。
現物を見てしまったら、もうダメですね。やっぱり買っちゃいました。
『幻影城の時代』、ドーン
というか、これが講談社BOX?
全然クリスマスプレゼントのおもちゃらしくありません。
いわば、立派な大人のおもちゃですよ(……なんかイヤラシイ)。
とにかくゴツイのですよ、ゴツイ。めちゃくちゃゴツイ。
分厚い! ゴツい! 『幻影城の時代』

とは言っても、以前にもブログで書いたことがある花輪莞爾『悪夢百一夜』ほどじゃないでしょ、と言われればそれまでですが……。
いやいや、それでもやっぱりこの本を脚の上に落としてしまったら……アイタタタタ。
想像しただけでも相当のダメージを食らってしまいました。

ああ、なるほど、これで6090円かー。6000円出してもまだ足りない6090円。
納得しました。
1500円だった以前の「同人誌版」と単純に厚みを比べても……ほら。
同人誌版『幻影城の時代』とのツーショット。同人誌版の方が大きく見える……?
……あれ?

「同人誌版」の方が大きく見えるー!

いや、気が付かなかったことにしてください。
気のせいですよ、気のせい。
そういうことにしておいてください。

しかし……。
ここまで装丁や造本にこだわるのであれば、別にこの本をわざわざ“講談社BOX”という、まるでクリスマスプレゼントのおもちゃみたいなレーベル(←最後までしつこい)から出さなくても、普通に「講談社刊」でいいと思うのですが……。