街ネコ、待ちイヌ

ポカポカ日なたが嬉しいお昼どき。
塀の上に……何やら茶色くコンモリとした物体がありますよ。
あれは……もしかして……。
塀の上の茶色く盛り上がったもの

後ろ脚を投げ出してお昼寝中のニャンコ
やっぱり! ニャンコ!!

日だまりが温かくて気持ちいいのか、後ろ足を投げ出してすっかりリラックスモード……ではありませんね。
きっと“きゃつ”(江戸川乱歩の「少年探偵団」シリーズより)は、この日だまりでぬくぬくお昼寝を楽しんでいたのに、妙にハイテンションな野郎がキャーキャー言いながら近づいてきたのがよっぽど気にくわなかったのでしょう。
メチャクチャ睨んでます、メンチ切ってます。
よくよく見たら、メッチャ睨み付けてきているニャンコ
スミマセン、スミマセン、スミマセン。

……とか何とか謝りながらも、あわよくば、ぼくご自慢のゴールドフィンガーのスペシャル指テクで喉もとをゴロゴロいわし、メロンメロンにしてやるぜ、フフフ。
そう狙いながら近づいていったのですが……。
あ、逃げた……
あ、逃げた。

やっぱり日だまりのヌクヌクよりも、ゴールドフィンガーのスペシャル指テクよりも、妙な野郎が近づいてきた方がイヤだったんでしょうねえ。
しくしく。

そして夜。
晩ご飯でも何か買っていこうとスーパーに立ち寄ると……キャー。

待ち犬ですよ、待ち犬!
スーパーの入口でダブルの待ち犬(仲良し)
しかも2匹も!!
ダブルで仲良く待ち犬ですよ!

可愛いやつらめ、おいでおいで……と近づいていくと、シーズー犬が目ざとく見つけ、「何? 何? オジサン、遊んでくれるの?」。
「オッチャン、遊んでくれるの?」と興味津々のシーズー犬

「フフフ、オッチャンご自慢のゴールドフィンガーが繰り出すスペシャル指テクで、キサマをメロンメロンにしてやるぜ」
「……はぐぁ、気持ちいいよう、オジサン……」
オレさまのゴールドフィンガーが繰り出すスペシャル指テクでもうメロンメロンさ!
「そうだろう、そうだろう。そおら、もっと気持ちよくなるぜ」
「あ!」
「……あ!」
「ん? 何だ、何だ?」
「ねえ、オジサン、お友だちが来たから、もういいや。じゃあね、バイバイ」
お友だちが来たから、もうオジサンはいいよ。バイバイ

……くそ、どいつもこいつも。