秋の陽はつるべ落とし(そしてDVDはいったい何枚観たのか)

今日はなーんにも予定がないという、よだれが出るほどとっても嬉しい日曜日なんですよ。
そんな嬉しさのあまり、いきなりタガが外れてしまったのか、借りてきたDVDを一挙4枚観るという暴挙に出てしまいました。
気が付くと、もう朝の8時なんですよ。
静けさや 耳に染みいる スズメの声。
そんな秋の朝にぬくぬくお布団に潜り込んだのでした。

で、目が覚めたんです。そしたら……なんですか、外が薄暗い。
なんともうすっかり夕陽が落ちてしまてちるのでした。
ベランダに出てみると、仁王立ちの富士山がシルエット姿で「おまえは、アホか」。
えへっ、怒られちゃいました。
夕陽をバックにシルエット姿が雄々しい富士山

こんな生産性のない1日を過ごすのも久しぶりで、さほど「もったいないことしちゃったよー」という焦燥感(もしくは後ろめたさ)感はありませんです。
もう感覚がマヒしてきたのかな。

そんな訳で、観たDVDの一覧を忘れないうちにメモ、メモ……。

「ツイてない男」
おちゃらけ強盗ものかと思いきや、途中から突然に話が大きく変わり……ヒィー! ナンデスカ、コレハ!
強盗モノからいきなりスプラッター映画に変わってしまうという、この展開はまさに「フロム・ダスク・ティル・ドーン」を彷彿させますよ!
でも、あの広げた大風呂敷をスーパーナチュラルホラーで逃げることなく(スーパーナチュラルホラーって、「とにかく怪異現象があるんだ!」と強引に納得させようとするところがどうも好きでないんです)、きっちり回収しており、またどんでん返しとまではいかなくても、ラストで一ひねり加えてあるのが素晴らしいのですよねえ。

リボルバー
ガイ・リッチー監督作品ということで、どんな明るくて、スタイリッシュな映画なんだろう……と期待して観てみると……あらら。
随分と内省的な作品なんですよ。メチャクチャダーク。
ひねりすぎて何だかよく判らなくなっちゃいました、的な混線状態のブチギリエピソードの数々。
ひょっとしたらこの作品をつくったときから、もう既にマドンナとの生活がうまくいってなかったとか?などと余計な詮索さえしてしまうほどにダークな作品なのでした。

ビッグ・トラブル
ティム・アレンが主役の同名映画がありますが、あれとはまったく別作品です。
これまたツイてない主人公の男が、誘われた恐喝の手伝いをしようとすると次々と襲いかかる予定外の状況に嵌り込んでいってしまい、挙げ句に待ち受けているラストのなんとも言えないやりきれさにしんみり。
作品そのものとしては、途中で挟み込まれるスタイリッシュな演出が中途半端だったのが残念なんです。

ブラックサイト
「ダイアン・レイン、年取ったな」という印象しか残らない凡作。ぜひツッコんでくださいと言わんばかりの穴だらけの脚本にトホホ。まあ数々の殺人のアイデアには「よく考えるな」と思わされますが、「SAW」という前人未踏の大傑作の前では霞んでしまいます。

WEEKEND BLUES
2作目の「運命じゃない人」でやられたあの「カッチリ感」を期待すると、ちょっと物足りないかもしれませんが、それでも自主制作で、この計算しつくした展開はすごいのひと言に尽きると思うのですね。出演者も怪優ぞろいで隠れた名作かもしれません。

ミスト
やっぱりスーパーナチュラルホラーは「なんか判らんけど、こんなことがあるんだ」という強引さが苦手なんです。でもこの作品は、あくまで「ホラー」はガジェットに過ぎず、群れた人々の恐ろしさを描き出しているのだと思うのですね。ただ、そういう意図の作品は、キングだと「スタンド」などの名作があるだけに、今更「霧」を映画化する必要があったのかどうか……。
ただし原作から大きく離れることなく独自で用意されたあのラスト、あれだけは驚かされます。よくハリウッド映画であんな映画がつくれたものだと……。
(特にスティーブン・キングは「クージョ」などの例があるだけに)

ビジターQ
もうなんとも言えません、この怪作。
きっと三池崇史ファンだけが泣いて喜ぶ数々の三池崇史“節”が炸裂しているトンデモ映画の極致。噴水のように母乳を吹き出す内田春菊の姿は、もう悪夢そのものです。コワイヨー。
ただラストシーンにおける美しさで、それまでの不条理さや悪夢的イメージがすべて払拭されたような、そんな気にさせられるのです。

ザ・ハングマン
懐かしさのあまり借りてみたけど、今観てみると……うーん……。

あれ? 8枚も観たことになっていますよ。
4枚観たつもりが、寝ぼけて8枚観てしまっていたのでしょうか……?