相場感がよく判らないインフルエンザの予防注射

ふと気が付くと、もう12月になっているではないですか。
ヤバイのですよ、ヤバイ。激ヤバ。

……って、別に年末になってきたからヤバイのではないのです。
インフルエンザですよ、インフルエンザ。
まだ予防接種をしていないというのに、もうインフルエンザが流行りだしてきているというニュースを聞いて「ああ、ヤバイ」。
そんな訳で、会社近所の大きなクリニックにいそいそと受けに行ってきたのでした。

受付で「あの、インフルエンザの予防接種をお願いしたいのですが」と言うと、事務員さん、

「今の時間、大変混み合っておりますので、かなりお待ちいただきますが」
「どれぐらい掛かりそうです?」
「お約束はできかねますが、30分以上は掛かるかと」

ぬぁにぃ。
時間はまだ4時過ぎですよ。オフィス界隈のクリニックですよ。
なのに30分も待たされるとは、いったいどれだけ皆、会社を抜け出してきているのだろう……。
(はーい、ぼくもそのうちのひとりでーす)

仕方ありません。
「また来ます!」と会社に帰ろうとしたそのときでした。
「あ、そうだ」。
会社近所に、もう1軒クリニックがあるのを思い出したのです。
いつも行かないビルにあるので、すっかり忘れていました。

そのクリニックに行ってみると……あれ? 待合室に人はほとんどいません。
いや、待合室どころか、そのクリニックがあるビルのフロアにも人っ子ひとりいません。 おお、なんか知らんが、ラッキーだぜ。
それでも念のために受付で「インフルエンザの予防接種、すぐにできますか?」と訊いてみると、「はい、すぐに受けられますよ」。
やっぱりラッキーだぜ。
そんな訳で待合室で問診票を書き、すぐにお医者さんの問診を受け、そのまま看護師さんから「では、チクッとしますよ……はい、終わりました」。
あっけなく終了。
「会計は受付でお願いします」と診察室を送り出されてしまったのでした。

やっぱり会計もすぐに呼ばれました。
あまりのスムーズさにご機嫌も麗しく、「はいはい」と極上の声で返事して受付に向かったのです。
すると事務員さん、にこやかな笑顔で「4200円になります」。

……え?
よん、せん、に、ひゃく、えん……?

って、メチャクチャ高っ!
毎年受けているところ(人が多かった、さっきのアソコですよ!)は3000円。
それでも「高っ!」と思っていたのですが、それを上回る「メチャ高っ!」。
どおりで人が全然いなくて、すぐに注射ができた訳ですよ。
ぼくはいったいラッキーだったのか、それともアンラッキーだったのか。

そもそも、この値段の差っていったい……何?
例えば栄養ドリンクの場合、500円のものよりも、2000円とか3000円のものの方が“効きそう”な気がしますよね。
インフルエンザの予防接種も、実はこれと一緒だとか?
毎年受けていた3000円のものよりも、今回受けた4200円のものの方が、よく効くのだったら、ラッキーなんですよ。

だって、待合室には「滋養強壮に、ニンニク注射を打ってみませんか?」ってお知らせが張り出されていたんですもん。
風邪薬と一緒に栄養ドリンクを飲むように、実はこのインフルエンザの予防接種も、“ニンニク注射”の混合ワクチンだったのかもしれなくってよ。

……おお、どおりで。クリニックを出てから妙に身体がメラメラと燃えるように熱くなってきた訳だ(←単なる気のせいです)。